牡蠣オムレツ・ジーパイ・タロイモ団子……おすすめ夜市グルメの宝庫!Travis Japan(トラジャ)、なにわ男子、ローランドやマツコの知らない世界などが訪れた大人気の夜市です
こんにちは、台北ナビです。
台湾のナイトライフに欠かせない夜市巡り。台北市内だけでも大小さまざまな夜市がありますが、ナビの「押し夜市」はやはり「寧夏夜市」です。
MRT「雙連」駅から徒歩10分圏内というアクセスの良さに加え、200mほどのコンパクトさも魅力のグルメ夜市で、ナビ夫婦は久しぶりに夜市デートを楽しんできました!
ちなみに「寧夏夜市」の読み方は「ねいかよいち/níng xià yè shì(ニンシャー イェシー)」です。
実は夜市へ繰り出したのは、コロナ後初であったナビ夫婦。ほとんどの屋台で電子マネーが使えるようになっていたり、人気店では並び方の指示が明記されていたり、Uber Eats加盟屋台があったりと、いろいろと進化を感じました。
【この揚げパンサンド、おいしすぎるで賞】「大昌沙拉船」
民生西路沿いの入り口すぐ、左手にお店を構える「大昌沙拉船」
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こちらがナビのNo.1に輝いた「揚げパンサンド~!」
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「あれー?こんな揚げパンサンド屋さんあったっけ?」夜市に到着するなり、目に飛び込んできた「大昌沙拉船」は、お店を出して10年になるのだとか。ナビ夫婦が今まで気づかなかっただけ?
「最初から揚げパンを食べちゃったら、すぐにお腹がいっぱいになるかなぁ……」と一瞬躊躇したものの、行列に誘われるがままトライしてみることに。結論からいうと、この揚げパンサンドが今回のナビの「寧夏夜市ナンバー1グルメ」となりました!!
台湾マヨネーズとパンの組み合わせが大好きなナビにとって、これは最高のヒット商品です。青みがかった硬めのトマトときゅうりの食感もよかったし、鴨の煮卵の味付けも抜群。そもそもパン自体がおいしく、味と食感すべてが絶妙なバランスなんです!この揚げパンサンドのためだけに寧夏夜市へ行ってもいい!と思えるほど、おいしかったなぁ……!!
編集部より:ここ長年ありました!基隆の廟口夜市の營養三明治(栄養三明治)と似ているので、基隆へ行けないけれど、食べたい時に重宝しています!
【出汁が抜群においしい~!なんて食べやすい臭豆腐で賞】「林記麻辣臭豆腐」
感じのよいスタッフさんたち
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じっくり煮込まれたこの見た目で、すでにおいしそう!
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臭豆腐と聞くだけで毛嫌いしている方がいるならば、ぜひ試してもらいたいのが「林記麻辣臭豆腐」の臭豆腐です。臭豆腐は好きで、たまに食べたくなる我々ナビ夫婦。すごく臭いけれど、その匂いを覚悟してでも食べる価値のある、おいしい食べものだと思うんです。
今回は、臭豆腐を揚げた「油炸臭豆腐」55元と、煮込み臭豆腐に鴨血をプラスした「麻辣鴨血臭豆腐」80元をいただきました。
まず、油炸臭豆腐はほぼにおいません!(ナビの鼻が壊れているのか⁈)サクッと揚げられた豆腐を、臭豆腐定番のお供であるキャベツの酢漬けと一緒にいただくと、止まらぬおいしさ!ペロリとたいらげてしまいました。
そして、これまたあっという間に完食してしまった麻辣鴨血臭豆腐。ピリ辛スープからは蝦の出汁がしっかり感じられて、食べれば食べるほど、味わい深いのです!!う~ん、これにも大満足のナビ夫婦でした。
【このイカ、ついつい食べ続けちゃうで賞】「爆漿脆皮魷魚」
夜市グルメで欠かせない食材といえば、イカ!「爆漿脆皮魷魚」に行列ができていたので、ナビ夫婦も並んでみることにしました。どうやら、イカを丸ごと一杯揚げてくれるお店のもよう。素揚げは130元でしたが、みんながオーダーしている、キュウリ入りの「包小黃瓜炸魷魚」150元を注文してみました!「包小黃瓜炸魷魚」は日本のバラエティ番組でも紹介されたので、気になっている方も多いですよね!
ソースを選べるのですが、(美乃滋) マヨネーズにしてみたところ、まさかの台湾マヨではありませんか!甘めの台湾マヨも、イカとの相性はバッチリなんですよね◎中身はキュウリの他に、白いシャキシャキした豆薯(ヒカマ)がはいっており、食感も楽しく、食べる手が止まりませんでした~!
ちなみに、ソースが豊富なのも魅力的!マヨネーズのほかに、ニンニク(蒜味)、タイ式ソース(泰式醬)、海苔、スパイス5種(五味醬)、レモンマスタード(檸檬芥末)、レモン(檸檬)、塩コショウ(椒鹽)から選べます。2種類のソースを組み合わせてもよいのだとか!どれも絶妙においしそうなんですよね~!
変わらない大好きな味、その①「豬肝榮仔」
台湾の実業家で鴻海科技創業者の郭台銘と、新北市市長・侯友宜のサインを発見!
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お決まりの「豬肝湯」65元と、初挑戦の「香蔥芋頭糕」55元を堪能!
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入り口付近の右手が定位置の「豬肝榮仔」はご存じの方も多いことでしょう。創業1950年の「豬肝榮仔」はミシュランガイド台北2018のビブグルマンに認定されています。屋台やら看板やらがキレイに変身していたものの、豚レバースープ「豬肝湯」のおいしさは変わっておらず、ほっとしました~。ぷりぷりのレバーと、食欲をそそるスープの香りに心がとろけます。
案内してくれるお姉さんに、タロイモもち「香蔥芋頭糕」をすすめられたので、そちらもいただきましたが、ほんのり甘くておいしい~!2種類の甘辛ダレで味変できるのもよき!
ナビの幸せがつまった一皿、30元
寧夏夜市といえば「詹記古早味水果」の薑汁番茄もナビの中での定番です。昔、台南の果物屋さんではじめて食べて大好きになった「薑汁番茄」を、台北で気軽に食べられるのがここ、「詹記古早味水果」。
特製の甘辛ジンジャーシロップをつけていただく「薑汁番茄」30元が、もう最高なんですー!!ほかにもおいしそうなフルーツが並んでいて、おじちゃんに「マンゴーもおいしいよ」とすすめられようとも、ナビの心は薑汁番茄ひとすじ(笑)。
しかもこのジンジャーシロップ、80元で販売されているんです。もちろん毎度購入しては、トマトと一緒にいただくナビ。自宅で同じ味を再現できるうれしさといったら、ありません~♡
変わらない大好きな味、その③「方家雞肉飯(鶏肉飯)」
看板前に並ぶ列はテイクアウト用なので、要注意!
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ジャーン!シンプルだけど、おいしいんですよね!
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雞肉飯(鶏肉飯)の本場、嘉義からやってきて二代目が引き継いでいる「方家雞肉飯」は不動の人気ぶりでした。「イートインは屋台の後ろ側に並んでね」と書いてあるのに、うっかりナビ夫婦は、屋台正面側のテイクアウト専用の行列に並んでしまいました。のちほど気が付いて、イートインの列に並びなおしたのですが、イートインしたい方は、この点にご注意くださいね!
ようやくありつけた「雞肉飯」50元は、相変わらずジューシーで、思わず微笑むおいしさでした。甘めのタレはナビ好みなのですが、ナビ夫的にはもう少ししょっぱい方が好きみたい。
変わらない大好きな味、その④「童年木瓜牛奶」
芸能人のサインがたくさん!
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ナビはミドルサイズの「中杯」60元をオーダー。変わらぬおいしさ♡
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みんな大好きパパイヤミルク「木瓜牛奶」といえば、30年の老舗「童年木瓜牛奶」ですね。フレッシュパパイヤと牛乳をミキサーにかけて完成するこの飲みものは、のどを潤すというよりは、デザートとしていただく感覚に近いかも。パパイヤの甘みが、食べ歩きで少し疲れてきた身体を元気にしてくれます!
パパイヤとミルクが分離する前の「20分以内」がゴールデンタイムのようなので、必ず20分以内に飲み切っちゃいましょう~! いやいわれずとも、おいしいのでグビグビ飲み切っちゃいますね♪サイズは「大杯」80元と「中杯」60元があります。
牡蠣オムレツの激戦エリアで、ミシュランガイドに紹介されている「圓環邊蚵仔煎」へ
長時間ならぶけど、あっという間に食べ終わっちゃう牡蠣オムレツ(笑)
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4軒となりで同じく行列を作る「蚵仔煎大王」
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店先で牡蠣オムレツづくりに精を出す創業者の賴炳勳ラオバン
寧夏夜市には牡蠣オムレツ「蚵仔煎」の名店が3店舗存在します。赤い看板の「賴鶏蛋蚵仔煎」、黄色い看板の「蚵仔煎大王」、そして今回足を運んだ白い看板の「圓環邊蚵仔煎」です。こちらのお店は2018年から度々、ミシュランガイド台北で紹介されている人気店です。
行列に並ぶこと30分ほどで入店できました。並んでいる間に定員さんがオーダーを取にきてくれるので、事前に食べたいモノを決めておくことをオススメします!ナビ夫婦は牡蠣オムレツ「蚵仔煎」90元とカキのニンニク和え「蒜味乾蚵」170元を注文。
4年ほどブランクがある久々の牡蠣オムレツで、しかもミシュランのお墨付きということで期待値が高すぎたせいなのか、思いのほか感動を味わえなかったというのが、正直な感想でした……。
好みの問題もあるかと思いますが、柔らかすぎた&ソースの味も甘めに感じたナビ夫婦。次回は、「賴鶏蛋蚵仔煎」や「蚵仔煎大王」と食べ比べてみたいと思いました!ガーリックたっぷりの「蒜味乾蚵」はおいしくいただきましたよ~!
編集部より:よく通っているナビが解説~!「蚵仔煎」は焼き手によって焼き加減がかなり異なります!狙うならお父さんが焼いている時 !あとね、ここは米糕(おこわ)と蛤仔湯(ハマグリスープ)がおいしいので、これを目指して食べに来ています。ただ、たまにスープは塩入れ忘れた?ってくらい薄味の時があるのはご愛嬌で♡
どこの香腸にしようか悩んだ末……「古早味碳烤香腸」をセレクト!
風とともに運ばれる、ソーセージのいい匂い
ソーセージ(香腸)も食べておきたい!となったナビ夫婦。原住民のスパイス入りソーセージ「馬告香腸」と迷ったあげく、「古早味碳烤香腸」の「傳統五香香腸」55元に挑戦することにしました。決め手となったのが「温体豚」の文字。食肉処理直後の豚肉を原料とする温屠体製法のソーセージを売りにしているためか、ソーセージがやわらかくて、とってもジューシーでした。
そのほかにも気になる屋台がありすぎたのですが、夫婦合わせて2つしかない胃袋なので(笑)、いよいよ限界が訪れはじめました……。次に訪れたとき用に、気になるお店を載せておこうと思います♪
そろそろスイーツの口になってきたら……「雅米花生捲冰淇淋」
宜蘭が発祥といわれている「花生捲冰淇淋」は、台北市内で出会える機会が少ないので、夜市や老街でみかけたらつい食べておきたい衝動にかられるナビ。クレープの皮で、さっぱりとしたタロイモアイス&パイナップルアイス、ピーナッツの粉、パクチーを包んだなんとも不思議なデザートですが、これがまた、天才的な組み合わせなんです。
「雅米花生捲冰淇淋」の「花生捲冰淇淋」60元は、宜蘭にあるアイスの名店「阿宗冰成」のアイスを使用しているのも、ポイントが高いっ!パクチーOKかを聞いてくれるので、もし苦手な人がいたら、事前に伝えて下さいね。
「雅米」ってYummyの音から来ているのかな?かわいい店名♡
今や、寧夏夜市の名物のひとつといっても過言ではないであろう「劉芋仔蛋黃芋餅」。タロイモの団子の中に卵の黄身とロウソンと呼ばれる肉でんぶが入った「蛋黄芋餅」と、タロイモの団子を揚げた「香酥芋丸」を目当てに並ぶ長蛇の列。いつ通りかかっても大行列なんです!さすが、ミシュランガイド台北2018のビブグルマンに認定されているだけありますね。今回は、ナビ夫婦は泣く泣く諦めたのですが、根気のある方はぜひ行列に並んでそのおいしさを確かめてみて下さい!
王記の「愛玉加檸檬」45元もオススメしたいです。レモンが入るとさっぱり食べられる愛玉ゼリーも、変わらぬおいしさ!
特に夏場になると飲みたくなる、フレッシュスイカジュース!赤い色も元気がでるし、カブトムシの気持ちがわかる気がする~笑!
身体によさそうだけれど、ナビはどちらも苦手……。一方、冷蔵庫に常備するほど大好きというナビ友もいます。みなさんは、お好きですか?
夜市のスイーツといえば、地瓜球も外せません!何店舗かある地瓜球の屋台でひときわ行列が目立った「你好!台灣地瓜球」では、ナビはオリジナル「原味」、ナビ夫はチーズ「起司粉」をオーダーしました。
素朴でやさしい甘みのある地瓜球は、結局オリジナル「原味」がいちばんおいしい気がするナビです。
まるいサツマイモたちが揚げられています
ナビ夫婦が訪れたのは、前日まで降り続いた雨があがり、夜市日和となったとある金曜日の夜。週末を楽しむ台北っ子たちや、観光客で活気にあふれていました。
さらに、最近地元台湾人にも「寧夏夜市」は大人気です。というのも、人工知能コンピューティングで世界をリードする「NVIDIA」の社長兼CEOである黄仁勳(ジェンスン・フアン)が来日中に訪れたからなんです。彼が訪れた屋台には撮影した写真を飾ったりしているので、それもチェックしてみてください。昔からの屋台に多く訪れています。ちなみに今回ご紹介した「詹記古早味水果」も訪れています!
さぁ、台湾グルメの宝庫、寧夏夜市が今夜もみなさんを待っています。夜になると輝きを放つ寧夏路へ、ぜひ足を運んでみてください!きっとパワーをもらえるはずですよ。
以上、台北ナビでした。