台東で原住民料理を食べるならココ!誰もが認める旨さの秘密を探ってきました
こんにちは、台北ナビです。今回は多くの台東人がお客さんをもてなす時に行くと言われる「米巴奈」にやってきました。実はナビ、以前取材で1度、個人的に1度来たことがあるほどこちらのお料理が大好き。また来られてすんごく嬉しい!
インパクト大な看板にひるまず中へどうぞ~!
この看板を見かけたら是非中へ♪
入口も細長い三角形で印象的~
遠くからでもココ!とわかっちゃうくらい存在感がある看板。この看板を見て「あぁ、中国のお客さんや団体さんメインで扱っているのね…」と思い、実は入店をやめたこともあったナビ。しか~し!!団体さんも多いのですが、少人数でも全然OKなので是非中へ入ってみてください。しかも、オーナー曰く、値切ってばっかりの中国の団体さんは受け入れず、きちんとお金を払ってくれる団体さんのみ受け入れているんだ!とおっしゃっていました。自分の料理に自信があるからこそのお言葉です。もちろん、個人客は大歓迎だよ~とのことです。ちなみにオーナーは簡単な日本語なら話せます。こちらが日本人だとわかると、笑顔で色々教えてくださいますよ。
原住民色を打ち出します
ユニフォームも原住民風!かわゆい♪
看板からしてココは原住民料理を提供するお店だとわかりますが、実はオーナーは原住民ではなく、原住民の奥さまがいらっしゃるそうです。しかも働いているのはすべて原住民の女性ばかり。仕事が少ない台東で、原住民女性の雇用を是非確保したいという願いからなんだとか。
店内を見渡せばいきいきとした原住民の生活の一部が描かれた絵画が目に飛び込んできます。これは「丁枝尾」さんによるもので、一見の価値がありなのでお見逃しなく!また、店名の「米巴奈」はアミ族の言葉だそうで、米は稲刈り、巴奈は稲穂の意味があり、これを合わせた「米巴奈」で豊作を意味するそうです。
オシャレ食器でいただいちゃいましょう♪
鈴蘭の食器にも注目!
台湾のこういったレストランでは白い大同食器を使っていることが多いのですが、こちらは鈴蘭が描かれた食器を使用しています。これは、鈴蘭の花言葉が「幸せ」だからだそうで、お客さんがこちらのお料理を食べて、幸せになってほしいという願いが込められているそうです。鶯歌でわざわざ使ったそうなので、鈴蘭の食器にも注目してみてくださいね。そして、オーナーが口酸っぱく言っていたのが、熱い内に食べて!!ということ。ナビ一行は写真をまず撮影していたのですが、その間もどんどんお料理が冷めてしまい…。熱い時が一番おいしいんだからね!!と念をおされました。でも、冷めても充分おいしいんです。
うまうまメニューの数々
こちらのメニューは200種類を越えるそうで、初めて来られた方は注文に戸惑ってしまうかもしれません。しかし、心配ご無用!今回は初めての方にオススメのお料理をいくつか出していただいたので、こちらを参考に注文してみてくださいね。
オーナーのモットーはお客さんが注文してから5分以内に何か1品以上のお料理を出すこと。お腹が空いている時が一番おいしく感じてもらえる時だし、お待たせしすぎると、リピーターにはなってもらえないから…という考えがあるそうです。今回ナビ一行は先に注文しておいたのですが、レストランに到着するなりお料理が出てきました。お料理が出てくるスピードの速さにも注目してみてくださいね。
酸梅汁
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ローゼル茶
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台湾らしい飲み物にも挑戦してみてください |
特製山地飯
この光り輝くお米を見てください!『圓糯米10(もちごめ)+台梗9號(米)+台農57號地瓜(サツマイモ)』をミックスした特製山地飯。ナビはこれがお気に入り!もっちもちの食感がくせになっちゃいます。実はナビママを連れて来たことがあるのですが、ナビママもこれをいたく気に入り、打包(お持ち帰り)して、リュックサックの中へ。台東旅行中、小腹がすいたら山地飯を取りだし、食べていました。こんなナビママの姿、今まで見たことがありません。よっぽど気に入ったんでしょうね~。血は争えません!
鹹魚(塩魚)
山地飯と一緒に食べて!とご主人から言われたのがこの鹹魚(塩魚)。塩も効いていて山地飯が進む!進む!日本の焼き魚を彷彿させるお味です。
烤春筍40元/本
ヤングコーンをバラ肉で包んだ一品。バラ肉のカラカラ具合といい、ヤングコーンの甘さといい、ナビはこれの虜になりました。今回は特別に調理前のバラ肉に包まれた春筍を見せていただいたのですが、お料理になって出てくる物より一回り大きい!これを焼くことでぎゅ~っとうまさが詰まっているようになるのですね。これは絶対注文してくださいね。
炸鬼頭刀魚塊280元
台湾ではシイラを鬼頭刀と呼びます。シイラのフライはレモンの皮がふりかけられてあってさわやか~。
河蝦280元
台東の渓谷に生息する野生の河蝦を揚げたもの。ビール持ってきて~と叫びたくなるような味付けでした。
檳榔花250元
檳榔花とはその名の通り、檳榔の花なのですが、形は稲穂の様で、パっと見は花だとは思えません。香菜(パクチー)満載のお料理でサクサク感が◎。香菜が苦手な方は「不要放香菜」と言えばOKです。
炸蛋肉片湯(小)300元/(大)450元
炸蛋肉片湯は豆腐・きのこ・白菜がふんだんに入ったスープ。これひとつで栄養満点!お腹いっぱいと言いながらおかわりせずには言われないおいしさです。
野菜120元
この日出て来たのは、原住民の方が育てたという莧菜。少し苦味があって、独特の味でした。ひと口目はうぅ~んどうだろう?という感じでしたが、食べ進めていく間においしさがわかってきます。
甘蔗芯200元
甘蔗芯(サトウキビの芯)を使ったお料理。一緒に炒められたネギがいいアクセントになってうまし!台東紅甘蔗の芯芽を使用しています。
山羌肉280元
鹿の一種と言われる山羌のお肉を使ったお料理です。オーナーに名前を聞いたら「脆筍山羌肉」と言っていたのですが、メニューには山羌肉とだけしか書かれていませんでした笑。お肉が柔らかくて甘~い!台湾でも食べられるところは少ないので是非お試しを~♪
紅麹烤土鶏(小)390元/(大)790元
台東の土鶏を日本の紅麹を染み込ませて焼いたもの。かなり身が引き締まっていて歯ごたえ抜群!
洛神花(食後のサービス)
台東名産の洛神花(ローゼル)。しっかりした歯ごたえで甘過ぎず酸っぱすぎずおいしい!下に氷が敷かれているため冷たくなっているのも◎
また、たまに梅をパインとリンゴで漬けたものが出てくることもあります。これは材料がある時にだけ作るそうで、これに出会えたらラッキー!甘酸っぱくてパクパクと食べられます。
どうですか?写真を見ているだけでお腹が空いてきちゃいました…。予約なしでも大丈夫だよとオーナーはいいますが、人気店ですので、できれば事前に予約しておいた方が無難です。
台東まで行ったら是非訪れてみてくださいね。
以上、山地飯がまた食べたくなっちゃったナビがお届けしました。