呉園と台南公会堂の敷地内にあります。昭和4年、日本人の柳下勇三氏によって造られ、当初は「柳下屋」或いは「柳下食堂」と呼ばれ、後に「柳屋」となりました。台南公会堂は、1912年に建てられたのですが、公会堂に集まる人たちが食事をする場所として、「柳屋」ができたというわけです。近くに測候所(1898)がありますが、その隣には、鶯料理(1923)という食堂もありました。「柳屋 十八卯茶屋」の十八は、「奉茶」のオーナー葉東泰さんが経営を引き受けた時に、「柳」という字を分解して、「十八卯」と命名しました。
建物は、3階建てで、呉園の方から望むと、1Fは公衆トイレ。2Fがオープンな茶芸館、3Fは個室で、畳の茶室となっています。築80年以上の建物の前には大きな龍眼の木があり、6月には多数の実をつけ、南国ののどかな茶芸館の雰囲気が濃厚になります。お茶や点心も奉茶と同じくらいの価格で、軽食類はすべてベジタリアン。素食麺や芹菜手工煎餅、焦糖檸檬有機地瓜がおすすめです。ナビたちはこの日、ちょっとしたイベントに参加したのですが、台湾フルーツのレンブなどをあしらった見た目もかわいいお茶菓子などをいただき、音楽も聞き、優雅な午後を過ごしたのでした。
基本情報
住所 | 台南市民權路二段30号 |
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電話番号 | (06)221-1218 |
営業時間 | 10:00~20:00 |
休業日 | 年中無休 |
クレジットカード | 可 |
行き方 | 台鉄「台南」駅を出て、中山路をまっすぐ。民権路にあたったら、右折。台南公会堂(呉園芸文中心)の横に見えます。徒歩約12分。 |
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スポット登録日:2013-10-29
スポット更新日:2013-10-29