水曜日と土曜日に開く夜市、地元の熱気を肌で感じる海鮮が激ウマの夜市です!
こんにちは、台北ナビです。
台湾中、人が集中して住む地方には、必ず大なり小なりの夜市というものが存在します。有名どころは交通の便もよく、メディアにも取り上げられているから行きやすいのですが、地方となると知らない人も多いのでは?台湾生活数十年になるナビは、そういう有名どころはさておいて、できるだけ地方の特産や美食が発掘できる地方夜市が大好きなのです。
今日も台鉄「屏東」駅や「高雄」駅から車じゃないと行きにくい東港夜市にやってきました!夜市の場所は、屏東県東港鎮の長春一路沿い。光復路一段と海側の中正路二段辺りまでが夜市のメイン通りで、1キロ以上の長~い距離が続いています。
通りの両側には、食べ物だけではなく、衣類や生活用品、ゲーム、薬品類(人が飲むもの、使用するものと様々)、小鳥(生きています)と、都会の夜市にはない(失礼!)、あらゆるものがカオスのごとく並んでいて、ナビが求めていた夜市のイメージを現実化してくれていました!
ナビたちは東港人の案内役Jさんと3人で行ったのですが、Jさんに最初、ここの通りの名前は?と聞くと、この土地の人は通りの名前で呼んだりしないから、なんだっけ?と。目印になるお寺とか、店とかレストランの前とか、○○近くという表現で、皆大体の場所を把握するのだそう。これ、ナビも納得できました。
土曜日はかなり人が多い
Jさんは、食べ物以外のものもいっぱいあるからね、そんなに期待しないでね、みたいなことを言ってます。が、一見したナビは大きな期待を抱き、期待以上の夜市に大変満足したのでした♪
東港夜市の特色を揚げるなら、
1、 海鮮が多い→当然、台湾最大のマグロ漁港を誇る東港ですから、これは当たり前で、特にイカの唐揚げにはびっくり!巨大イカが夜市の各所にいました!
2、 揚げイカを見た時に思ったのですが、食べ物屋台は揚げ物が多い!しかもどれも行列で美味しそう!!
3、 アイスや麺茶、ウズラ卵のお菓子など、台湾の昔ながらの菓子屋台に胸がキュンとなります。
4、 ゲーム屋台が多い。日本ではお祭りでしかないような、または懐かしのものほか、マージャンゲームも多い。日本と違うマージャンルールなので試すのも面白いかも。
5、 衣類、下着、靴、帽子、カバン類、生活雑貨などが多く、ここに来たら身につけるものや生活に必要なものなどが全部そろえられる。
6、 そして、バイクがかなり多い。バイクを降りずに屋台前で注文する人も多し。
ヘルメットかぶったまま買ってますし
|
|
横から前後からバイクがきます
|
目印はコンビニ
ナビたちは光復路一段のあたりから夜市に入り、右側を見ながら中正路まで行って、今度は反対方向を見ながら戻るコースにしました。光復路一段を入った左前方に大きな全家便利商店(ファミリーマート)があり、ここを拠点に集合時間を決めて、各自が自由に好きなものを求めながら歩き回るのもいいですね。
コンビニ近くで
この屋台には長い行列が。アイスのお店で一個10元。ゲームをして、勝てば2個載せてくれます。ゲームはルーレットを回すもので、遊ばなければ10元で一個。味の種類は、芋頭(タロ芋)、鳳梨(パイナップル)、酸梅(梅)、巧克力(チョコ)、草莓(イチゴ)、牛奶(ミルク)など。「古早味」の意味は、懐かしの味。
さらに歩くと、揚げ物屋台も大人気。
巨大イカ
どんどん歩きます!
食べ物屋台は、味付けが濃かったり、辛い物も多いようです。
滷味も多く、屋台ブースが広い!
こちらの臭豆腐も行列でした
|
|
エビやカニも新鮮です
|
高雄の六合夜市の有名店らしい
|
|
ステーキ80元から
|
喉が渇いたら
南部なので、新鮮なジュース屋台も多かったです。
特におすすめはおそらく台北ではまずない!金煌マンゴーのまだ熟していない硬めのカットフルーツ!梅子粉を少しまぶしたのがこれまた美味しい!季節ものなので、8~9月限定かもしれませんが、さすが南部ならではの屋台だな、と感動しました。
ドーナツ屋台
|
|
パン屋台が各所にあって、買ってる人も多い。明朝の朝ごはん用かな?
|
バナナのたたき売り風で
昔、台北でもありましたが、もう見られなくなったバナナのたたき売り口上の露天商がいました。これに出会った時にはナビも興奮。高い値段から徐々に値を下げていくあれです。ちょうど音響機器をたたき売っているところで(!)、観客(野次馬?)も結構います。が、最初につけた値段がちょっと高めだったか、あまり必要としている人がいなかったか、これは値段がセリ出さず。
ナビが写真を撮っていたら、どこから来たの?日本?そのカメラをセリにかけない?なんて言われました。Jさんが、こういうのは台湾語ができないと面白くないよ、と。
ナビ、確かにそうだと思いました。台湾語だからこその語音キャッチボールがテンポよく楽しいのです。
結構にぎわっています
ゲームがとことん楽しめる夜市
マージャンとか、大きなぬいぐるみがあたるゲームの前には中高生らしい男の子たちが遊んでいました。土曜日だし、地元の近所の男の子たちなんでしょうね。それにしてもゲーム以外に、ちいちゃな子供たちが遊べる乗り物もたくさんあります。どおりで家族連れも多い夜市です。UFOキャッチャーエリアも広い!
勝ったら目の前のぬいぐるみがもらえる~
|
|
両側にパチンコなど懐かしの遊び
|
UFOキャッチャーエリアもにぎわっています
生活用品何でもござれ
たとえば、家の中で足りないものがあったら、ここへ来れば何でもあります。
本来夜市とはそういうもので、地元民が買い物をしたり楽しむところ。が、有名になってしまった夜市は食べ物屋台の乱立と化し=観光客向けとなってしまっています。それはそれでいいのですが、同じような食べ物ばかりが並ぶのもちょっと飽きてしまいますね。
東港夜市は、まさに地元民のための夜市。「観光夜市」じゃない夜市へ行きたい方は、ぜひ地方の夜市まで足を運んでくださいね。東港は水曜日と土曜日の2日間だけです!
以上、台北ナビでした。