淡水でゆったりくつろぐならココ!上品で洗練されたな大人の空間です
こんにちは、台北ナビです。
淡水の老街(オールドストリート)を抜けて、にぎやかさがおさまってきた辺りにある、カフェレストラン“之間”。漁人碼頭を目指して、お散歩しながら歩く方も少なくはないので、もしかしたらお店の前を通り過ぎたことがある人も多いかもしれません。
今日は控えめにひっそりとあるシックな大人の空間をご紹介します。
老街から先のまた違う雰囲気の中にあります
淡水の老街と言えば、道の両側にお店がひしめき合って、ごちゃごちゃとしたイメージですが、こちらはそこを通り抜けた奥の方です。老街が静かになる辺りの少し丘になったロータリーに馬偕博士の銅像がありますが、そこから先はお店や人がまばらになり、歩きやすくなっていきます。教会を通り過ぎ、郵便局を越えた辺り右側に、重厚な扉のガラス張りのお洒落な外観が目に入ります。それが“之間”です。
周辺は結婚写真のスポットにもなっているので、ウェディングドレスを着た花嫁やかっこよくキマッた新郎も時折見かけます。
「茶、食、器」をコンセプトにした空間
画像提供:之間
台湾を代表するお茶を何種類か厳選して取り揃え、器は台湾人作家のものを使用しています。どれも個性的で、趣があります。お茶がのってくる木のプレートも、厚さや角度など細やかなところが考えられ、作られています。
食に関しては、ピザ生地はお茶の酵母から作っていたり、他の新メニューも実際にお店に出るまでに、かなり試行錯誤しているので、ボツになった商品も少なくはないそうです。こだわるが故に、コストを度外視したお料理もあり、オーナーたちの心意気を感じずにはいられません。
壁に飾られた絵、照明や小物など、オーナーたちが自身で作ったり、コーディネートしていて、とてもセンス良く、気品も感じられます。奥には畳の間があり、通常使用も可能、イベントにも使われます。お店の突き当たりが壁ではなくガラスになっているため、晴れた日にはやわらかな光が入り、気持ちの良い空間に。テーブルや店内の所々にある花は生花が使われ、丁寧にお客様を迎える準備がされています。
2015年度には、日本デザイン振興会が主催の、優れたデザインのモノコトに贈られるGOOD DESIGN賞も受賞しました。
イベントも時々行われています♪
お茶会や文化交流などのイベントも行われます。以前行われたお茶会では、オーナーたちがあえて創り出した静粛なムードの中、台湾茶が淹れられ振る舞われました。
今年秋には、日本から菓道家・一菓流家元の三堀純一氏を招き、新竹にある和菓子屋“歳時亭”とコラボしての和菓子イベントも開催。店内が一瞬にして和菓子ワールドとなり、“歳時亭”の渡部弘樹さん、傅君竹さん夫妻の即興で和菓子が会場のお客様に配られたり、奥の畳の間では三堀氏による実演が行われて、来た人に感動を与えました。
みなさんとても興味津々で見入っていました
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美しい!食べるのがもったいないアートな和菓子!
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食事と台湾茶
お茶のみでの利用もいいですが、食事も楽しめます。ゆったりしたお店の雰囲気に浸りながら、ゆっくりできます。
* 東方美人茶 230元香り高い東方美人茶。またの名は、オリエンタルビューティー!新陳代謝を促進し胃腸の動きを活発にし、便秘も解消されるという効果が期待できます。
* 阿里山高山茶 240元台湾中部にある阿里山で採れた高山茶。寒暖差が激しく良質の茶葉が栽培されています。苦味がなくスッキリと飲め、リラックス効果があります。
* 北海岸南瓜鐵蛋披薩 270元
ピザ生地をお茶の酵母から作るだけでなく、地産地消もオーナーたちの念頭にあり、淡水地区で採れた南瓜や名産の鉄のように硬い玉子の鐵蛋を使っています。このふたつ、相性はどうなんだろう?と怪しみながら(失礼!)食べてみたらのですが、ビックリ~!かぼちゃの甘みと鐵蛋の塩加減がいい感じにマッチしてるではないですか!!珍しい素材なので、是非試してみてほしい一品です。
* 法國麵包佐黑胡椒蕈菇薯泥 270元
きのこ類を濃いめの味付けで炒めたものを、マッシュポテトとフランスパンと一緒に食べるブルスケッタ風。ナビは濃い味付けが好きなので、とっても美味しかったです!
* 綜合季節莓果 250元
女子には特に嬉しいベリーベリーミックス♪季節のベリーがたくさんのったダッチベイビー
オーナーたちの友人知人には文化人も多く、容姿からしても個性的で品格のある人たちがお店に集います。まったりリラックスしたい時、大切な人と素敵なひとときを過ごしたい時などに、是非利用してほしい場所です。
以上台北ナビでした。