豆花×フルーツのうまうまスイーツ!店主の温和な人柄が表れた、ほっこりやさしい味がします。
こんにちは、台北ナビです。
今回ご紹介するのは、2001年創業の豆花スイーツ店「騒豆花」です。やさしい味わいの豆花に南国台湾で育まれた甘味たっぷりのフルーツをあしらったスイーツが人気で、日本の雑誌やガイドブックにも度々登場するあの店です。
それではさっそく、ローカルにも観光客にも愛されるお店の魅力に迫ってみたいと思います。リノベーションしてますます素敵になった「2号店」も要チェックです!
本店は、MRT「國父紀念館」から徒歩5分ほどの路地にあります。
人気店で知名度も高いので、さぞかし分かりやすい観光客向けの看板を掲げていると思いきや、意外なほどにひっそりとしたたたずまい。こぢんまりとしたカフェ風の外観に、控えめな赤い看板とちょうちんー。なんとも言えないノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
年季の入った扉を開けると、使い込まれたカウンターにテーブルと椅子が所狭しに並び、昔なつかしい下町の甘味処のよう。
5坪ほどの店内は10人もお客さんが入ればたちまち超満員という感じですが、ふらりとやってきて豆花を言葉少なにほおばり、ささっとお会計をして帰って行くーそんな豆花目的のお客さんがほとんどなので、お店の回転が早く、テンポよく豆花にありつけます。
天気がよければ、お隣の公園で食べるもの気持ちがよくてオススメです。
なめらかな口当たりとちょっと焦げたような香ばしさの豆花
3代目の劉康甫さん。高校生のときからお店の手伝いをしているそうで、こんなに若いのにベテランさんです。
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2代目・劉さんのお母さんも現役でお店に立たれています。とってもチャーミングなママ♪
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現在お店を切り盛りするのは、3代目の劉康甫さん。創業者の叔父さんから劉さんのお母さんへ、お母さんから劉さんへと代々、豆花の作り方を受け継いできました。
劉さんは毎朝9~12時にかけて、その日提供する豆花を仕込んでいきます。カナダの非遺伝子組み換え有機大豆を使い、教わった手法に忠実に毎日15桶の豆花を手作業で製造されるそう。
桶の中を覗かせてもらうと、滑らかで美味しそうな豆花が見えました!平らなおたまで崩れないように、やさしくゆっくりとすくっていきます。出来立てほやほやの手作り豆花にワクワク!
新鮮でやさしい味わいの豆花
騒豆花(花生)40元
この店の豆花そのものの味や特徴がよく分かる一品。豆花にシロップをかけ、ピーナッツをトッピングした伝統的なメニューです。
1口食べると、新鮮でやさしい味の豆花にほっこり。2口目からじっくり味わって食べてみると、ちょっと焦げたような香ばしさとなめらかな口あたりにはっと気づかされます。
シンプルで飽きのこない味なので、いくらでもスルスルと食べられそう!
季節のフルーツが盛られた豆花は後を引く美味しさ
この店を訪れる大半の人のお目当てがこれ、フルーツ×豆花のスイーツです。
豆花にはピーナッツやアズキなどのトッピングが超定番ですが、「豆花に健康的なフルーツを組み合わせたら、もっと健康でもっとおいしいんじゃないか?」と考えたのがはじまりだったとか。
“美味しさ”という視点でばかりこのスイーツに注目していたけど、確かにすごくヘルシー!
芒果豆花/95元 期間:4~10月
※提供期間は天候によって若干変動することがあります。
豆花にマンゴーシャーベットをのせ、新鮮な愛文マンゴーをたっぷり。小粒のタピオカと練乳、生クリームをトッピングして完成です。甘味たっぷりなのにあっさりとした後味で、絶妙なコンビネーションににんまり♥︎
ポイントは、完熟のマンゴーをそのまま使っているところ!最近はシロップ浸けにしたり、ピューレを足したりして甘さを“盛る”お店が多いのですが、ここ「騒豆花」ではマンゴーそのものの甘さで勝負。 昔から付き合いのある農家から直接仕入れた台南産と屏東産の愛文マンゴーは、糖度が高くてジューシーです。