台湾東部に出現した初めての5星ホテル!階下は4階までショッピングモール!スケールも違うんです!
こんにちは、台北ナビです。
台湾東部の宜蘭で初のファイブスターホテル「晶英酒店」。あれ?英語名はSilk Place。故宮博物院横のレストランと同じ名?そうなんです!あの台北でも5本の指に入る最高級ホテル「リージェント」がマネージメントをしているのです!事前にインターネットでちょっと下見。これは期待できそうですよー。
交通も便利!
台北のMRT「市政府」駅前からは礁渓を通り、宜蘭へ行く直通バス「首都客運」が発着しています。所要時間なんと1時間、早い!
宜蘭という観光地
東部と聞くと、日本人にとってまず思い浮かぶのは、「花蓮」でしょうか。香港やシンガポール、マレーシアの人たちには、台湾や台湾東部と言えば「宜蘭」という答えが返ってくるほど有名になっているところですが、日本人にはまだまだこの「宜蘭」の魅力は伝わってきていないようです。ナビもここ数年宜蘭へ何回か来るようになりましたが、次から次へと新しい発見で、まだ見尽くせていないもどかしさ。ゆくゆくは宜蘭に住んで台北へ出勤なんてのも悪くないかもなんて思ってきているほど、心が動かされてきています。
台湾の人にはリタイヤ後の避暑地でもあり、若い人には日本の軽井沢感覚ってとこでしょうか。近年民宿の数も増え、宜蘭県内だけでも2000戸以上にのぼり、台湾民宿戸数の半分以上を占めるまでになってしまいました。国立伝統芸術中心や亀山島、ドルフィンウォッチング、温泉、シーフード…台湾へ旅行に来たなら、1日時間を空けて、ぜひ東部まで足をのばしてみることをおすすめします!
ホテルの部屋に驚き
さて、5スターということで、部屋数は193室。それほど多いともいえませんが、5つのエリアに全部で13種もの部屋タイプがあるということを聞くと、部屋の空間やデザイン、家具の配置や機能性などに、どんな工夫がされているのかと興味がわいてきます。実際に見せてもらうと、どの部屋にもそれぞれの理由で感嘆のため息がもれたナビです。と、もったいぶってばかりいますが、さっそくお部屋の紹介といきましょう。この感動を皆さまにもお分けします!
蘭エリア Lan Zone 12坪
この蘭エリアには、ダブルベッドとツインベッドの2つのタイプがあります。
ダブルベッドの部屋は、ツインより狭く感じますが、すべての部屋にベランダが付いています。ソファも座り心地抜群、ベッドもいいクッションで、寝具はすべて羽毛、枕の色が部屋に合っていますね。セフティBOX、浴衣、スリッパもあり。バスタブは広く、シャワールームも。どの部屋にも体重計があるのがうれしいような…。ドライヤーが壁に固定ではないのがちょっとした心使いだそうです。コンセントも220Wが備えられていて、シャンプーなどのバス用品は、どの部屋も沐蘭SPAオリジナルのもの。
ツインの部屋はほとんどベランダはないそうです。その分室内にはゆったりとしたムードが感じ取れ、リゾートに来ましたという気分が高まります。どの部屋にもウエルカムフルーツは準備され、お茶やコーヒー、宜蘭名物金棗(キンカン)茶はフリーです。喉にいいんですよね、これが。また、宜蘭餅というクリスピーな中華クッキーがサービスであるのも地方ホテルの特色を出しています。
楽エリア Holiday Zone 13坪
ここのエリアはほとんどがファミリータイプで、4人までの宿泊が可能。3タイプあり、部屋数は全部で51室あります。このエリアも落ち着いた色の壁や絨毯、コーヒー色の家具、グレーのソファ、真っ白いシーツ、深紅の枕と配色は蘭エリアと同じだけど、ダブルベッドが2つ配置されているため、13坪と広め。この楽エリアにはベランダのある部屋とない部屋があります。
また、リビングがあるスイートタイプになっている部屋(19坪)と同じタイプの部屋がコネクティングになっている部屋(2部屋で33坪)もあります。
沁エリア Sky Villa Zone 26坪 55坪 89坪
このエリアも3タイプあるのですが、Sky Villaというだけあって、どの部屋もベランダが15坪。室内ではありませんよ、部屋はもっと広いんです。ベランダには戸外SPAやバスタブがあり、夏場は開放的で気持よさそうです。小さい子供さんがいる家庭では、室内のフローリングに布団が敷けるので、ファミリー宿泊も大丈夫。ここに宿泊するだけで十分楽しめそうですね。すべてのお部屋に浴衣はありますが、この沁エリア以上の部屋には、バスローブもついています。ベランダからは亀山島や礁渓側を面した中庭の景色が望めます。
漾エリア Boutique Zone
このエリアには和風15坪、バリ風24坪、新上海風31坪の3つのタイプがあります。ナビが入ったのはバリ風。入口にはバリの装飾品、そしてベッドには天蓋がかかっています。ロマンティック映画には必ず出てくるような女性には憧れのベッドタイプかもしれません。一度でいいからこういうベッドで寝てみたいと思うのはナビだけではないはず。籐家具が少し低めなのもバリ。
更衣室が別室になっていました。バスルームは部屋と同じくらいの広さで、すべてが開放的になっていました。奥のスチームサウナ兼シャワールームだけドアがあります。サウナを開けると奥には花のオブジェ。浴槽が広くて、窓際なのがいいですねえ。大きな窓の向こうには水をはった甕があり、夜にはこれが7色変化し、浴槽に浸かりながら、水のショーが楽しめるというわけです。
晶エリア Corner Zone
ちょうど陽謹華と阮経天が演じている「敗犬女王」(日本語で言うと負け犬女王?)という連ドラの舞台になってるという部屋を見せてもらいました。このエリアは2タイプで、鍵型の浴槽がベランダにあるか室内にあるかの違いです。室内にあってロフトタイプは最高級のプレシデントルーム1室のみで、なんと広さは102坪だそうです。この連ドラ舞台の部屋は77坪、部屋の広さでいえばホテルナンバー2というところ。入ってすぐのところが、リビング、奥には茶室コーナー。部屋は両側にあって、入って右側の部屋が若干広め。茶室の窓の向こうに広がるのはベランダですが、ホームパーティが開けるほどの広さです。
ホテルの部屋は温泉地として有名な礁渓側か羅東側に向いているのですが、ここからは亀山島もはっきりくっきり望めます。ビーチチェアに大きめのパラソル、SPAもあり鍵型の大きな浴槽。もちろん部屋にはまた2つバスタブがあるんですね。鍵型浴槽は小型プールといった大きさ。お湯がたまるのに時間がかかるのでは?というナビと同じ疑問を持った方、ご安心ください。この浴槽に限って、かなりの水量が瞬間的に放出され、数分間で浴槽満タンになるそうです。普通の速度だと何時間、いや、溜まりきる前にお湯が冷めてしまうでしょう。
ところで、ドラマ内でこの部屋は、主人公の家となっています。こんな家、ほんと住めたらいいですよねえ。
豊華会 Club LeFoon 6階 7:00~22:00
宿泊客は自由に出入り&利用でき、会員制でもあります。トレーナーが常にいるジム、各種教室、そして、室内水療SPA(8種)、スチーム&ドライサウナ、戸外プール(大人用、子供用)があります。1800坪ものレクリエーションエリアなので、宿泊する際は、ぜひ水着を忘れずに持っていきましょう。忘れた場合はホテル内で販売もしていますが、ちょっと高め(あっ、ショッピングモールにも売ってました)。また、ホテル1Fロビーに並んでいる自転車も借りられます。自転車で戸外を回るのも、台北市内では味わえない遊び方の一つですよ。
沐蘭SPA 6階 10:00~22:00
7階はSPA兼宿泊ルームが6室、6階にはSPAルームが5室あります。
レストラン
「晶悦酒店」は建物の6階~11階に配置され、7階以上が客室。バンクエットとレストラン3つは6階にあります。
蘭城百匯自助餐 MIX GOURMET 6階
6:30~10:00(朝食)、11:30~14:00(昼食)、15:00~17:00(アフタヌーンティー)、18:00~21:00(夕食)
ナビは朝食をいただきましたが、豪華と聞いていたので、その種類には圧倒されました。朝から中華、和食、洋食(イタリアンと特に書かれたコーナーもあり)とどれでも好きなものがビュッフェで選べます。
大餐酒吧 THE LOUNGE 6階 11:30~24:00
営業時間内ならいつでも、英国式2人用午後のお茶セットを提供しています。
紅楼中式料理 Red Lantern 6階
11:30~14:00(昼食)、18:00~21:00(夕食)
広東料理と飲茶が楽しめます。
蘭城新月廣場(ショッピングモール) 10:00~22:00
1階 楽彩館 ファミリーマートやワトソンズ、ダイソー、女性用のバッグや靴のショップなど。
2階 楽漾館 女性&男性服、アウトドアグッズ、雑貨など
3階 楽遊館 子供服、子供用品、おもちゃ、家電、誠品書店など
4階 楽味館 レストラン、フードコート、おみやげ
地下2階は、スーパー「家楽福」
ナビは4階で羅東名物の「包心粉圓」を食べてみました。おいしかったです!
宿泊先の階下にこのようにいろんなショップがあるので、クラブでスポーツを楽しんだり、SPAでくつろいだり、観光もしなくちゃいけないし。2泊くらいしないと見足りない、楽しみ足りないと思える宜蘭観光です。
台北ナビでした。