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なんだかほっと胸をなでおろしたくなるような、小さくも暖かいお茶屋さんが、便利な永康街に!


こんにちは。台北ナビです。
初めての台湾旅行でかならず訪れる場所のひとつに「永康街」がありますね。マンゴーカキ氷が食べられるショップをはじめ、鼎泰豊を筆頭とするショウロンポウ店が軒を連ね、数々のセレクトショップが集まる、食とお買い物の街。そんな一角にある、かわいらしくアットホームなお茶やさんが日本人にも人気とのこと。さっそく足を伸ばしてみました。
この路地を入ってください。

この路地を入ってください。

隣には、女の子に人気のチャイナ小物のセレクトショップ「雲彩軒」があるので、お茶はココで、お土産は隣でって、楽にお買い物が出来ちゃいますね

隣には、女の子に人気のチャイナ小物のセレクトショップ「雲彩軒」があるので、お茶はココで、お土産は隣でって、楽にお買い物が出来ちゃいますね

約二間ほどの小さな入り口の右側には、大きな中国式飾り棚に茶器が飾ってありました。こんにちは!とお店に入ると、やわらかい音楽が耳に心地よく響きます。こじんまりとした、まるで自分の部屋のような居心地の良い店内には色とりどりのお茶が展示され、小さなお店の割には、その品揃えのよさに納得する人も多いのではないでしょうか。店頭においてあるお茶の紹介は、また後にするとして、まずは店長の王鳳娟のお話をお伺いしましょう。

アットホームな雰囲気は、店主の王さんが作っています。


笑顔がナチュラルな店主王さんはお茶にはまってもう15年ぐらい。最初はコーヒー好きだったのが、お茶関連のお仕事を始めてからというもの、明けても暮れてもお茶を飲み続ける生活になってしまったんだとか。そんなところに、このお店のオーナーから、一緒にお店を出さないかというお話が入り、一緒に開店することになったのです。
ちょうど中学生になるかならないぐらいの娘さんがいらっしゃるのですが、最近は娘さんのお茶理解度もドンドン深まり、よく二人でいっしょにお茶の品評をしているんですって。
あまり高くないお茶と良いお茶の違いが、飲むとすぐにわかってしまうという娘さん。「このお茶はなんだから高級そうだわ。飲むとのど元に残る甘みがその証拠ね!」なんて大人顔負けの舌を持っているんだそう。そのうち、お店でおかあさんのお手伝いをする日も近いでしょうか・・・将来が楽しみです。
一心二葉!

一心二葉!

烏龍茶って、こうやってお湯にいれると、増えるわかめちゃんみたいに、ワサワサになるんですよ! 烏龍茶って、こうやってお湯にいれると、増えるわかめちゃんみたいに、ワサワサになるんですよ!

烏龍茶って、こうやってお湯にいれると、増えるわかめちゃんみたいに、ワサワサになるんですよ!

王さんの人柄は、とてもおっとりしていて、よくお茶屋さんにありがちな、「これも飲んで、これも食べて、これがオススメで、これももっていくといい」とか一方的に浴びせかぶせるようなセールスは行いません。あくまでも、お茶を淹れて、よかったら飲んで行ってね!というやさしく過不足無い接客がモットー。ですから王さんのお店にいらっしゃるお客様は、ふら~っと立ち寄って、コクコク飲んでいるうちに、あれ、もう一時間も経ってる・・・というシチュエーションがすごく多いんだとか。ナビも、なんだかんだいって二時間半も過ごしちゃいました。

王さんの好きなお茶


お茶が好きだといっても、お茶の奥義は深く、各人の好きなお茶は異なります。早速店長王さんの好みのお茶を聞いてみました。
「私が好きなのは、烏龍茶の中でも、阿里山や大禹嶺・杉林渓が好きなのよ。」
烏龍茶の中でも最も高級な部類にはいるお茶ですね。実際このレベルのお茶が好きと堂々といえるということは、このお茶を扱っていますよ!という自信ですから、お茶を見せてもらいました。
梨山茶もありました。実は梨山や大禹嶺・杉林渓などの価値があるお茶を扱っているお茶屋さんはあまり多くないんですよ。その他にも、ナビが今まで見たことの無いオリジナルのブランド茶葉も扱っています。珍しかったのが、「西施浣紗」「貴妃醉舞」という名称。残念ながら試飲はしなかったのですが、その優雅な名称に引かれます。「西施浣紗」は焙煎が軽い阿里山系統のお茶。「貴妃醉舞」も阿里山系のお茶ですが、焙煎をちょっと濃くしているんだとか。

チェーンだからできる完璧な管理


実はこの長順名茶はチェーン店。台湾内に30ほどのお店を抱えています。茶葉の多くを自家農場で栽培・製造管理し、その高品質で安全な茶葉が人気の理由です。
実は1901年創業の長順のお茶作りは、お茶の本家本元「南投県」で始められ、100年以上もの間変わらない味を、各店舗で提供し続けています。品質管理にも非常に厳しく、ISO9001(国際品質保証認証証書)HACCP(食品危害管制システム認証=農薬に対する安全性などの証明)、GSP優秀サービス商店認証を取得などなど、次世代を担うお茶メーカーとして非常に厳しく経営を行っています。

お茶請けや茶器


お茶を買うならついでに、おつまみにもなるお茶請けもいかがですか?日本の煎茶や抹茶とは違いますから、烏龍茶に合うお菓子も若干違います。王さんのオススメおつまみをいくつか出してもらいました。まずはおなじみの「茶梅」。日本語として訳すならば、梅の烏龍茶と蜜漬・・・といったところ?甘すぎず、ほんのり酸味がかかるこの梅の蜜漬けは、日本人のお土産でもとっても好まれています。食べ始めると止まらなくなることもあるので要注意。そして、「茶瓜子」、つまり、カボチャの種と烏龍茶を煎ったもの。ちょっと塩辛いのですが、種の香ばしさとほのかに香る烏龍茶の香りのあんばいがGOOD。殻を割って実を食べてくださいね。茶梅500g  茶瓜子300g

ご贈答に

上司や義母義父へのプレゼントなどのときに使いやすい贈答用のケースも勿論用意しています。2000元以上のお買い上げで、無料で箱に入れてくれます。2000元以下の場合は箱代をいただきますとのことです。

上司や義母義父へのプレゼントなどのときに使いやすい贈答用のケースも勿論用意しています。2000元以上のお買い上げで、無料で箱に入れてくれます。2000元以下の場合は箱代をいただきますとのことです。

居心地の良い小さなお店です。午後のひと時、お茶の買い物と共に試飲しにいらしてはいかがですか?

居心地の良い小さなお店です。午後のひと時、お茶の買い物と共に試飲しにいらしてはいかがですか?

梨山茶のティーバックなんてものも売っていました。焙煎が強めにかかっているので、ご想像の梨山とはちょっと味が違うかもしれません。でも、一つ一つ個別に包装されているので、ばら撒き土産にはぴったりですね。 梨山茶のティーバックなんてものも売っていました。焙煎が強めにかかっているので、ご想像の梨山とはちょっと味が違うかもしれません。でも、一つ一つ個別に包装されているので、ばら撒き土産にはぴったりですね。 梨山茶のティーバックなんてものも売っていました。焙煎が強めにかかっているので、ご想像の梨山とはちょっと味が違うかもしれません。でも、一つ一つ個別に包装されているので、ばら撒き土産にはぴったりですね。

梨山茶のティーバックなんてものも売っていました。焙煎が強めにかかっているので、ご想像の梨山とはちょっと味が違うかもしれません。でも、一つ一つ個別に包装されているので、ばら撒き土産にはぴったりですね。

ステキなお土産がみつかりそうです。以上、台北ナビでした~!

記事更新日:2009-06-26

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関連タグ: 烏龍茶 茶器 お茶

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-06-30

スポット更新日:2014-09-15

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