1年中美味しく食べられる台湾スイーツの定番、「豆花」を一気に26種食べ比べ!あなたのお気に入りはどれ?
こんにちは、台北ナビです。台湾には美味しいスイーツが数多くあるのはみなさんご存知の通り。さて、みなさんがお好きなのはどのスイーツ?マンゴーアイス、杏仁豆腐、仙草、湯圓…ナビ編集部や特派員の間であがったのはこちら「豆花」です。シンプルだけど、なんだかホッとなごめる素朴なヘルシースイーツ、それが豆花。冬はホットで夏は氷を入れたアイスで、と季節に合わせて楽しめるのもまた人気の秘密なのかもしれません。今回はそんな豆花をい〜っぱい集めて食べ比べをしてみました。みなさんのお気に入りの豆花はランクインされているのでしょうか?さぁ、ご一緒にお楽しみください。
豆花豆知識===============================================「お豆腐プリン」の称号がピッタリな、シンプルでヘルシーなデザート「豆花」は、近ごろ注目が集まる豆乳デザートの一種でもあります。作り方もシンプルで、水でふやかした大豆から搾り出した豆乳(豆漿)とさつまいもの粉(地瓜粉)を混ぜ合わせ加熱、冷やし固め仕上げます。ショップにより他にも材料が加わり、固さやなめらかさの違いを調節。また、香ばしさの秘密は加熱の度合いにありそうです。
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ナビチームはみんなそれぞれにお気に入りの豆花屋さんを持っています。そんなオススメ店を書き出してみると、なんと13ショップ!「見た目は真っ白、味は豆腐で香りは豆…どこで食べたってそんな違いはないんじゃないの!?」なんて声も聞こえてきますが、さてさて真相はいかに!?今回はそれぞれのショップから「プレーン味」と「看板メニュー(招牌:トッピング)」を用意してみました。
豆花は13ショップ26種。詳細は以下の通りです。
① 騒豆花:台北市延吉街131巷26号
ナビでもおなじみ、フルーツ豆花が人気の店。公園脇の小さなショップもかわいらしく◎
② 庄頭豆花:台北市松山区市民大道四段73号
東区はずれにある緑の木壁が目印のショップはどこかレトロ調。黒豆花がヘルシー!
③ 東区粉圓:台北市忠孝東路四段216巷38号
東区の老舗名物店。店名通り、粉圓などのトッピングが自慢。
④ 豆花荘:台北市寧夏路49号
寧夏夜市の隠れた名店。現在二代目が切り盛りする老舗。
⑤ 古早味豆花:台北市民生西路210号
各種ガイドブックにたびたび登場する有名店。地元客だけでなく日本人観光客にも人気。
⑥ 鮮芋仙:台北市復興南路一段62号
「仙草」「芋圓」がおいしいチェーン店。各地に店舗を構える。
⑦ 丁香豆花:台北市中山區雙城街12巷28号(晴光市場)
各地で見られるチェーン店。晴光市場内の小さなショップが1号店。
⑧ 明池豆花:台北市桃源街6号
30年以上もの歴史を持つ老舗。今もなお昔からの伝統技法を守る。
⑨ 晴光豆花:台北市北安路532之1号
大直エリアの人気のショップ。お持ち帰りはジュース型紙コップかビニール袋入りでストロー付き!
⑩ 芋圓之家:台北市天母東路8巷97号
天母エリアのショップ。MRT芝山駅前にもショップあり。
⑪ 龍潭豆花:台北市汀州路三段237号
公館にある老舗。メニューは「熱」か「冰」の2種類のみで、どちらも花生入り。
⑫ 水聲傳統豆花:台北市永康街8号之1
永康街のニューホープ!?かき氷・豆花のお店です。
⑬ 東門豆花:台北市金山南路一段142巷内(東門市場内)
「熱」」「冰」豆花と豆漿(豆乳)の3つがメニューの屋台風ショップは30年以上続く老舗店。
それでは早速プレーン味の食べ比べ。通常オーダーするときには、粉圓(タピオカ)、芋圓(芋だんご)、緑豆、ピーナッツ…などをトッピングすることが多いですが、豆花とシロップのみのプレーン味は豆花そのものの味が際立つ勝負どころ。さて、違いはいかに!?
豆花豆知識===============================================「豆花と一緒にいただくお汁。これは主に3種類あります。まず1つめは砂糖水入りのいわゆるシロップ。黒砂糖水の場合もあり。2つめはショウガ汁入りのもの。ピリリとした辛さがあり、体を温めてくれることから冬場の熱豆花にはピッタリです。また砂糖水にショウガ汁がプラスされている場合もあります。そして3つめは豆乳(豆漿)入りのもので、白い色が特徴。種類に関わらず、今回の汁についての表記は全て「シロップ」で統一しています。
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① 騒豆花 35元
豆花もシロップもあっさり。豆花はよくいえばとってもなめらか、悪くいえば柔らかすぎ。そのため、物足りなさも感じるような…
② 庄頭豆花 30元
適度になめらか+あっさり味。そのせいか、好みが大きく分かれる結果に…オーソドックス好きには「これぞ豆花!」「いくらでもいける〜♪」、もっちり豆腐タイプ好きには「中途半端(—!—)」「微妙…」。
③ 東区粉圓 50元
ドドーンとビッグなカップもさることながら、豆花のカッティングもドドーンとボリューミー・・・の割りにシロップ少。ネットリと甘いシロップ入りの豆腐みたい。あっさり派には不評。値段は高めで、トッピング豆花も同料金。
④ 豆花荘 35元
あっさりサラっとした感じ。それが「ゼリーみたい(><)」とか「シンプル&ノーマル(^0^)」とか好みによって分かれる結果に…
⑤ 古早味豆花 35元
濃い豆の味と黒糖シロップがマッチング。なめらかさは低く、ほどよくザラつく感じがあるが、これが「手作りっぽい!」とか「これくらいのザラつき感がイイ!」とか「口当たりがイイ!」とか…好感度高し。
⑥ 鮮芋仙 25元
ザラつき度高く、豆腐のように固め。もっと柔らかくてもよいかも…。豆の香りはよい。シロップは甘さ控えめで上品なところがマル。だが、「普通…」という意見が多し。
⑦ 丁香豆花 30元
みんなの第一声は「プリン!」シロップを口に含んで「カラメル!」。なめらかさ、きめの細かさは高いが、豆花とはいい難い味…。「子供は好きそう!」「ニューウェーブ豆花としてオススメしたい!」
⑧ 明池豆花 30元
豆花はなめらかさバツグン!だが、炭の味が…。これが「臭み」となるか「こうばしさ」となるかで評価は二分。
⑨ 晴光豆花 30元
豆の味がせず、ツルツルとした豆花は、「水っぽい」「ゼリーみたい」「不思議な味」…
⑩ 芋圓之家 40元
豆の香りがしっかり。フワっとした豆腐のような豆花。ちょっとザラつきがあり、シロップもカラメル風。「卵っぽい」「プリンっぽい」という声も多いが、全体的に好印象。
⑪ 龍潭豆花 35元
※通常のピーナッツ入りからピーナッツ抜きにしてもらいました
柔らかくなめらかな豆花は純粋な「豆花」の味。シロップは甘め。炭のこうばしい香りが特徴だが、イヤミのない味で、好みのタイプに捕われず、広くみんなから支持。
⑫ 水聲傳統豆花 30元
粗く、もっちりとした豆腐のよう。ちょっぴり甘い黒糖味のシロップは、豆花とのバランスもよい。今回の審査でも「苦手」という人はおらず、平均的な味が、誰からも好まれる豆花といった印象。
⑬ 東門豆花 30元
柔らかく、ふるふるとしたマイルド系。つるりと口の中でとけていくような食感が食べやすさをアップ。ほんのり香るショウガが上品さをプラス。地元っ子の間で人気の店。
豆花豆知識===============================================
豆花は家庭でも手軽に作れるんです!知ってましたか?但し、それには秘密があって、スーパーなどで売っている「豆花粉」なるものを手に入れましょう。豆漿と混ぜて、ハイできあがり♪ 参考:豆花製作現場に突入!
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ナビチームの♡をギュッとつかんだ豆花はどれ?ナビ審査員がそれぞれのベスト1、2、3をチョイス。そして、1位→5点、2位→3点、3位→1点とし得点化。さらにそれらの合計が高かった順に1〜5位を決定し、「ナビが選ぶ豆花2010★ベスト5」といたしました。
<1位>⑤ 古早味豆花
<2位>② 庄頭豆花
<3位>⑪ 龍潭豆花
<4位>⑩ 芋圓之家
<5位>⑧ 明池豆花/⑫ 水聲傳統豆花
ジャジャーン!
このような結果となりました。1位の⑤は参加者のほぼ全員がベスト2〜3をマーク、平均点の高さで見事1位となりました。あっさり好きにも、もっちり好きにも受け入れられたことが大きな勝因!2位②はあっさり派の絶大な指示を受け高得点をマーク。また、3位⑪はその特徴であるこうばしさがクセなく仕上がっているためか広くみんなを惹き付けた結果となりました。4位⑩はもっちり豆腐タイプ好きの心をキャッチ。5位は⑧と⑫の同点入賞。⑧はこうばしさ好きの、⑫はバランスのよさから指示を受け、ランクインしました。
みなさんの予想と一緒でしたか?ごひいきのお店は入選していましたか?豆花好き台北ナビチームの独断と偏見&食べまくった舌を頼りにしてのランキングでした。以上、ご参考までに・・・
ちびっ子審査員!?
豆花豆知識===============================================
子供の具合が悪く食欲がないとき日本ではプリンやゼリーを食べさせることが多いですが、台湾では「プリンや豆花」なんです!
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これでもかの食べ比べ!~第2戦:トッピング豆花対決~
招牌(看板メニュー)もついでに食べ比べ!通常、オーダーするときにはプレーンタイプではなくトッピングありの豆花をオーダーする方がほとんどでは?ということで、上記13店舗のオススメメニューも食べ比べしてみました。こちらは順位はつけず、食べ比べた感想のみをお届けいたします。
① 騒豆花:イチゴ豆花 80元
さっぱりしすぎのプレーンはいまいちな結果でしたが、その軽さが逆にフルーツとの相性を高めている!?「豆花が嫌いな人でもいけそう」「豆花というよりフルーツデザートという感じ」と好感触な意見が多数。
② 庄頭豆花:黒豆花 30元
うっすらと黒い豆花。ナビチームの中にも「黒」は「黒ゴマ?」だったり「黒糖?」だったりとそれぞれに抱く「黒」が違ったのですが、実はコレ、黒ゴマでも黒糖でもなく「黒豆」。何となく美容によさそうですが味はフツウ。
③ 東区粉圓:花生(ピーナッツ)豆花 50元
「トッピングがオイシイ!」「自分の店の豆花に合うトッピングを研究しているゾ」しかし、プレーン味自体のネットリ感にトッピングのトロっとが加わり、全体の評価は賛否両論。
④ 豆花荘: 花生(ピーナッツ)豆花 35元
甘い!ピーナッツは「よく煮えている」「煮えが足りない」と二分する結果に。全体的に印象が薄い感じ。
⑤ 古早味豆花:花生(ピーナッツ)豆花 35元
「タピオカが甘い」「ピーナッツ固め」との声もあったが、「タピオカと黒糖シロップの相性がよい」「たべやすい」と高評価。
⑥ 鮮芋仙:芋圓豆花 40元
名物の芋圓が「モチモチでおいしい!」と大好評!食べ応えもあるので、豆花だけでは物足りない人にもピッタリ。但し、「中には芯が硬い芋圓もあった」とアンラッキーな場合も。
⑦ 丁香豆花:緑豆仁豆花 30元
緑豆仁とは、緑豆をすりつぶしたもので、好みが分かれるところ。豆花自体はやはりプリンのようなので、「プリンと思って食べるとおいしい」との意見が…
⑧ 明池豆花:豆漿(豆乳)豆花 40元
豆乳スープ入りの方が「プレーンより炭臭さがなくて食べやすい」という声が多し。タピオカ入り。
⑨ 晴光豆花:粉圓(タピオカ)40元
全体的に「普通」「まあまあ」「あまり…」の評価。タピオカ豆花のエントリーはこちらのみという中、「タピオカと豆花が合う」という意見も。
⑩ 芋圓之家:芋圓・花豆(白いんげん豆)・花生(3種入り) 60元
店名だけあって、芋圓が歯ごたえ・香りともにG00D!プレーンよりも断然トッピング入りがオススメ。
⑪ 龍潭豆花: 花生(ピーナッツ)豆花 35元
柔らかすぎず固すぎずのピーナッツは「ノドが乾く」「炭の味を損ねる」というマイナス派と「シンプル!」「おいしい!」とプラス派に…。
⑫ 水聲傳統豆花:紅豆(あずき)豆花 35元
あずきはあっさりとしているが、シロップはコクのあるお汁粉風でかなり甘いが食べやすい。「おいしい!」の声多数。
⑬ 東門豆花: 花生(ピーナッツ)豆花 30元
柔らかく煮込まれたピーナッツが◎!ほんのりとショウガ味のシロップも絶品。しかし、「プレーンとの違いは何??」…との声も。
いかがでしたか?いろいろな豆花を食べ比べてみました。「そんなに違いはないんじゃないの~?」という声もありましたが、「比べてみればやっぱり違う!」が結論。シンプルながらも、それぞれのショップが美味しさを求めてオリジナルの味を追求していたのでした。今回の調査結果はあくまでもナビチームの感想。みなさまもご自分の舌でお気に入りの味を探してみてください。また、今回エントリーに至らなかったショップの中にもおいしい店はたくさんあります。「この豆花がイチバン!」そんな豆花を見つけたらぜひ、ナビ編集部までご一報ください。お待ちしています~。もしかしたら、第2弾があるかもしれません。
以上、台北ナビでした。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-03-26