プーアール茶や老茶にこだわりを持つ中国茶専門店、茶器もほしくなるものがいっぱい!
こんにちは、台北ナビです。
みなさん、プーアール茶が体にいいって知ってましたか?今回は、老茶やプーアール茶にこだわる中国茶専門店をご紹介します。茶器やお香まで扱うこの店は、全ての商品が添加物一切ナシの天然もの。このお店は日本の著名人の間でも有名で、店内にジュディ・オングさんの写真も飾ってありました。2010年9月に現在の場所(永康公園前)に引っ越ししました!
健康のために
この店の最大の特徴は老茶を専門に扱っているところ。老茶は新茶に比べて品質が落ちるんじゃないか、なんて心配は無用です。実は、老茶は体にとてもいいお茶なんです。お茶を飲むと夜寝られなくなってしまった経験を持つ人も多いと思いますが、これは、お茶の成分に、覚醒作用を持つタンニン・カフェインが含まれてるからです。でも、何年も熟成させた老茶はそれらの成分がないので、刺激の少ないまろやかなお茶になるというわけです。
美容のためにプーアール
プーアール沱茶(28年)100g
美容にはやっぱりプーアール茶。プーアール茶に含まれる「兒茶素」という成分には、老化防止や免疫力を高める効果があります。新しい茶葉は独特のニオイがあったり、渋かったりしてとても飲みづらいものです。でも、沁園のプーアール茶はほとんどが20年以上のもの。ニオイや不純物がすべて抜け落ちた、純粋なプーアール茶の味が楽しめます。マズイ、と思って敬遠していた人もぜひ飲んでみてください。価値観が変わると思います。純粋なものには、飲んだ後に甘味まで感じることができるんですよ!ちなみに、お店には20年ものから100年ものまであります。
平磚(18年)250g、野生老茶磚 250g
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沱茶も種類がいろいろ
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凍頂烏龍茶
お茶の産地は南投県の凍頂です。
ここでは廖さんが直接買い付けに行った、本場の茶葉のみが売られています。手摘み(緑色の箱)(一芯二葉)150g。機械摘み(藍色の箱)150g。茶パック 70g/陳年凍頂烏龍(1996年もの) 100gなど。
白毫烏龍(東方美人)茶
こんな商品もありますよ、と出してもらったのが、白毫烏龍茶。茶葉の裏の膜に、虫の唾液がくっつくと、茶葉汁と化学変化を起こします。その茶葉を使って半発酵茶を作ります。そうして出来上がったのが白毫烏龍茶と言われるもので、独特の風味があるんだそうです。ワンランク上を行きたいお茶通の方は、是非トライしてみてください。
紅茶に近い甘みもあります。
凍頂茶梅
こちらの茶梅も絶品。凍頂烏龍茶に漬けた梅です。
甘すぎないのが日本人の味覚にぴったり。台湾の茶梅ってめちゃくちゃ甘かったりすることも多いんですが、そういうことは一切ありません。ひと月に600個も売れるというのも納得の味です。
正黄奇楠沈香
中国茶だけではありません。知る人ぞ知るお香があるんです。これは廖さんがベトナムに行ったときにお香の材料を買ってきて、自分で調合した自信作。ぱっと見たところは小型の蚊取り線香のようです。ほんのり香る甘い香りは今すぐに眠りにつきたくなるくらいリラックスできそう。ここにも「沁入心脾」を感じ取ることができます。
他にもいろいろ
日月潭紅茶:今、台湾でもっとも人気の紅玉紅茶(台茶18号)です
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日月潭紅茶ティーバッグ(5つ入り):台茶18号(紅玉紅茶)をティーバッグにしました
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凍頂烏龍茶ティーバッグ(5つ入り) 一芯二葉で手摘みした台湾の凍頂烏龍茶です。
高山金萱 ミルクの味がすると言われる金萱茶、まろやかな風味が口の中に広がります
高山虫延茶 高山茶の中でも特に虫に食われた新芽の部分を選んだものなので貴重で、量も限られています
鉄観音茶王 ほうじ茶のような濃い味が好きな人にはピッタリのお茶です
茶包 以前はなかったのですが、今は便利さ重視で提供しています。揉んだ茶葉がそのまま入っているので、味はかなり上質。
茶器にも注目
一番人気の桃の柄
お店に入って中央と左には茶葉。手前と右側には茶器が置いてあります。磁器が中心の茶器は、透き通るような白地にかわいい花や金魚、魚が描かれています。見れば見るほど欲しくなるようなものばかり!茶杯は1個60元からのものもありますが、やはりセットで買いたくなります。デザインはすべて「沁園」のオリジナル。大きさもちょうどいいくらい。 お茶置きやお茶匙などのお茶周辺グッズもそろっています。
骨董にも造詣が深い
もともと骨董品屋だったというオーナーの廖さんは、日本に在住経験のあるご主人と20年ほど前にこの店を始めたそうです。だから、全く中国語が話せない人が行っても大丈夫。日本語の説明で、納得して商品を買えるはずです。
廖さんのポリシーは「玩茶」(お茶を遊ぶ)だそうで、尽きることの無いお茶の話を聞いていると、本当にお茶が好きなんだなあと感じます。毎日ここでお客さんと話をして、お茶を知ってもらうことが何よりも楽しいそう。休む時間があるのかな、と心配になりますが。
錫の茶壺がさりげなく…骨董です
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「養壺」された茶壺も、ちょっと置かれています
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このセットは高価ですよ
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下にある壺も骨董です
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椅子や茶葉を入れてある壺も実は年季が入ったもの
沖縄から来たというお客さんたちに会いました!おじさんもピース!
以上、台北ナビでした。