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陶磁器産業が盛んな町で買える、作れる、見れると何でもありの陶芸専門店。


こんにちは、台北ナビです。

台北郊外の 鶯歌 という町からお伝えします。 鶯歌 はその昔、台湾で唯一陶磁器業によって栄えた町。現在もその名残りで、町のいたるところに陶磁器のお店が見られます。今日ご紹介するのは、その手の店の中でも選りすぐり。というのも、町の陶磁器博物館に「オススメのお店はありますか?」と問い合わせたところ、間髪入れずに返ってきたのがここ「 新旺陶芸 」だからなのです。海外VIPや台北市長、芸能人なんかもよく訪れるというこのお店、一体どんなところなんでしょうか?では、行ってみましょう!

広い店内には何でもあり



鶯歌 の老街はすごくきれいな街並みですが、そこに並ぶお店のほとんどが、おみやげもの屋チック。それはそれで似合ってるんですが。でも、「 新旺陶芸 」の雰囲気はかなり違っていて、まるで画廊のよう。ちょっと敷居が高いかな、と思いつつも中に入ってみることにします。そこでまたびっくり。中は入り口からは想像もつかない広さだったのです。装飾品を販売するエリア、カフェ、生活食器を販売するエリア、陶芸家の作品を置くエリア、陶芸教室、工場とかなり細かく分かれてました。そしてそのどれも感じがいい。ちなみに、2階は古物展示場になっていて、別費で参観できます。

お店のコンセプトは「アート」

この 新旺陶芸 、昔は工場のみだったのだとか。それをだんだんお店として拡張していくときに、オーナーの 謝さん は「どうせやるならトータルで」と思ったのだそう。ということで現在は、ギャラリーありカフェあり古物展示室あり陶芸教室ありというスタイルに。ここに来ると、陶器は日常使うだけでなく芸術でもあるんだってことを強く感じることができる、とでもいいましょうか。 謝さん はこの感覚をとても強く意識していて「雰囲気作りはとても大切。満足のいく環境があって、はじめて満足のいく作品が作れるんだ」と何度もおっしゃっていました。大きくうなずくナビ記者。「だから、中にこうやってゆっくりくつろげる感じのいいカフェを作ったんだ。いいインスピレーションがわくようにね」おっしゃる通りでございます。カフェもいい感じです。

オリジナル陶器をチェック

日本から台湾に来て、わざわざお皿を買う人もそう多くないと思いますが(だって持って帰るの重いし)、陶器好きならちょっとチェックしときましょう。茶器やら手作り陶器やらが台北市内で買うよりも2,3割は安く買えます。商品の構成は60%がここ 鶯歌 でできたもので、40%が輸入物。もちろん、 新旺陶芸 オリジナルものもあります。おすすめは、やっぱりオリジナル商品。ちょっと厚めの陶器にいろんな色が揃った小皿、湯のみ、茶碗などがカワイイ。1つ100元前後からありますので、まとめ買いもOKです。

プチ陶磁器博物館?

一番奥まで行ったら、陶芸教室の前で100元(陶芸教室&古物展示場入場料)を払って、まず2階の古物展示場を見てみましょう。昔の陶器制作の道具や窯なんかが置いてあって 鶯歌 の陶器がどのように発展してきたかを簡単に知ることができます。50年代から60年代のものが多く展示されてます。 鶯歌 には台北県が作った 陶瓷博物館 がありますが、ここのプチ博物館もなかなか充実してます。屋上から見る 鶯歌 の景色も風流でいい感じです。

ろくろ陶芸を体験しました!

かなり大規模な陶芸教室があるのもここの特長。一般のお客さんも随時受け付けています。料金は手びねり・ろくろ、どちらも200元。粘土は使い放題というのが魅力的。時間のある限り心ゆくまで作業に没頭できます。これに焼成代1個につき150元が加わります。釉薬(色つけ用の薬)も10種類くらいの中から選べるので、完全なオリジナル作品を作れますよ。焼くのに3週間程度かかるので、ご希望であれば別費にて郵送してくれるとのこと。ということで、ナビ記者も「ろくろ」に挑戦しました。はっきりいって相当難しいです、これ。白状しますが、2時間かけてもできませんでした・・・。アシスタントのお兄さんはなんであんなに上手なのだろう?器用自慢の人は是非やってみるべし。そして、不器用自慢の人も粘土と戯れるべし。子どもに還れます(笑)
以上、台北ナビでした。

記事更新日:2009-09-01

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関連タグ: 茶器 蓋碗茶器 鶯歌

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2002-10-07

スポット更新日:2007-07-01

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供