日本統治時代からある食材屋さん!絶品カラスミの他、ドライフルーツ、中華系調味料、金華ハムetc…この一店でお土産はバッチリ♪
こんにちは、台北ナビです。
台北での旅行中、実はお土産購入の時間確保に困ったりしませんか?色々なお店に行きたいし、色々買いたいけれど、全部回るのは無理~~というアナタ!ここ伍中行に来れば、一発で解決です。カラスミをはじめ、台湾のお土産の定番食材がずらっと揃えられています。
しかも朝から晩まで毎日営業しているありがたさ!観光スポットやMRT駅からも近く、スキマ時間で購入が可能です♪さぁ、魅惑の中華食材店へ、レッツ・ゴー!
これほどまでの品揃え!日本語もOKなので、色々相談してみましょう
台大医院駅から二二八和平紀念公園を抜けた奥、西門のカメラ店街近くの商店街を歩いていると、「カラスミ」「烏魚子」の文字が見えてきました。台北駅や西門駅からも徒歩圏内の便利な立地。歴史のありそうな外観だなぁと思ったところ、一度移転はしているものの、日本統治時代から営業しているお店なのだそうです!「総統府と同じくらい古いんだよ」とおっしゃる店長さん。
歴史ある店内は溢れんばかりの商品量で、所せましと食材が並べられています。お菓子に調味料に海鮮に…たくさんありすぎて目移りしてしまうほど。まさにお土産の宝庫です!さっそく詳しく見てみることにしました!
やっぱりカラスミ!折り紙付きの天然モノです!
ナビがおじゃましたこの時期は、台湾の短くて意外と寒い冬。11~2月に生産されるカラスミのベストシーズンです。
ここ伍中行で扱っているのは台南産の天然モノ。並べてみると、色が不均一なことがわかりますね。味に色は関係なく、ぽってりと厚みがあるのが美味しいんだそうです。
大きさも色々あり、なんとナビの顔サイズを超える超特大サイズまで!!!
これでも特大サイズ。超特大はもっと大きい!
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ずらり!並べてみました
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これだけ並べると、小さいサイズがものすごーく可愛く見えますが、これがごく一般的なお土産サイズです。(100g450元、商品価格は600元くらい)お値段も空港やデパートなどと違い、ぐっとお買い得!嬉しいわ~!
このサイズのものも、手のひら大とは言え、ずいぶん厚みがある様子。カラスミは表面を炙って、中を半生で食べるので、厚い方が美味しく食べられるのです。
最大のものは870g、約7000元でした!(25cm×15cm×3cm)
家でたっぷり食べたーい!という方や、贈答用を希望の方は、大サイズ100g600元や特大サイズ100g800元がオススメです。特大サイズ希望の場合には、事前に予約をしましょうね!お願いすると箱に入れてくれます。
ナビも自宅で一つ食べてみたところ、伍中行のカラスミはしっとり柔らかく、塩味もきつ過ぎず、タラコのような甘味も。臭みもほとんど無く、その品質の良さが良くわかりました。カラスミ大好き!と豪語していたナビだけに、今までここのカラスミを知らなかったことが悔しいです~~!
購入するとパンフレットをつけてくれます
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食べ方も日本語で書いてあるので安心
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また、自宅で炙ってまでは~、という方におススメなのが、瓶入りの粉末カラスミ(500元)。
パスタや焼きそばの上にパラパラ~っとふりかけたり、そのままご飯やお粥にかけても便利で美味しいです。
あるある!気になる食材たち!!
壁一面に並ぶ商品
レストランで出てきたあの調味料…気になっていたあの食材…日本では高価なあのタレ…。ここには何でもそろっています!持ち帰りに便利な小サイズも充実です♪しかもお値段もお買い得。ごく一部ですが、紹介いたします!
●調味料類
中華料理にはやっぱりコレ!
紹興酒 160~250元
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上海蟹や酢豚に欠かせない黒酢
鎮江醋 120元
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持ち帰りやすいPET入りゴマ油
胡麻油 230元
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これだけで味が決まる!
オイスターソース 150~170元
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●スパイス、タレ類
マーボー豆腐に使いたい!
花椒粒 100元
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火鍋タレには欠かせない脇役
沙茶醤 60~250元
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お土産にもOK!な箱入り
XO醤 480~600元
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こんなにお買い得でいいの!?
豆板(辧)醤 45元~
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伍行中オリジナル調味料もたくさんあります!
そのままおかずになる瓶詰もありますよ♪ザーサイもありました!
●一度は自分で作ってみたい、台湾スイーツ材料
ミルクティーやココナッツミルクで タピオカ 小粒30元、大粒50元
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これからプルプルゼリーができるの!? 愛玉子 150元
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蒸しケーキや大根餅の材料 米粉類 50元
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左の粉で作った蒸しケーキ。ほんのり甘酒の香りで美味
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●普通のお茶もいいけれど、花のみのお茶類も便利です
お土産にしやすいドライフルーツ、お菓子類
お店の入り口付近はドライフルーツやお菓子がたくさん!お土産に便利なサイズから、自宅でモリモリ食べられるたっぷりサイズまで。お菓子も安い~!茶芸館で食べたアレやコレ。ここでなら見つかるかもしれません。
お店の入口まで、商品がたくさん!目移りしちゃう~
オリジナルの缶詰たち
お店を見ていたナビは、こんなものを見つけてしまいました。
ん?「伍」マーク!?
よく見たら、あっちの缶詰もこっちの缶詰も、みーんな「伍」「伍中」「伍中牌」と書いてあります。
そう。街の小さな食材屋さんと侮るなかれ。
なんとこちらのお店は、南投に工場を持っていて、オリジナル缶詰を作り、アメリカ・フィリピンなど世界各国に輸出しているのです!中身も様々で、そのまま食べられる台湾スイーツの他、素食(ベジタリアンフード)の缶まで。世界各国に住む華僑の方々には、きっとありがたい存在だと思います。
ナビが気になったのは、仙草涼粉と愛玉涼粉と書かれたゼリーの缶詰(各50元)。どちらもナビが台湾に来て好きになったスイーツです。日本に持って帰って食べられたら、とっても嬉しいな~♪
高級中華食材も、まとめ買い♪
お料理大好き!という方は、奥の中華食材コーナーもぜひ見てくださいね。新しいお料理にも挑戦したくなるかも♪
日台の歴史と共に歩むお店
店長の楊さん
冒頭でお話ししたように、伍中行は日本統治時代に西門の中山堂近くで、西村さんという日本人によって開業されたそうです。その後火災でお店を失ったため、同じく日本人である鈴木さんの家であった現在の地に移転しました。ほどなくして日本による統治が終了し、お店は現在の店長さんの叔父さまに譲られました。
そこから70年の月日を経て、今なお人気を保っている伍中行。ナビたちがお邪魔している間にも、お客さんはどんどん来ていて、日本人も4組ほど来店していました。「台湾の人に聞いたら、ここのカラスミが美味しくて安いって言っていたから」と口コミで来ている方もいましたよ。
たくさんの注文のFAX。常連さんに支えられています
日本からはお正月のお歳暮・お年賀の時期に合わせて、毎年のように注文のFAXや電話が来ていて、もう40年もの付き合いになるお客さまもいるそうです。
これだけ長い間愛されているのは、きっとこのお店が「信用第一、品質重視」というモットーで営業を続けているからなのでしょう
朝から次々とやってくるお客さん
品揃えの豊富さや、立地の良さだけでなく、真摯に商売を続けるこの姿勢。私たちにはありがたく、そしてこれからも愛され続けてほしいなぁと感じました。
以上、台北ナビでした。