日本語通で安心!本場の漢方医に処方してもらう漢方薬はいかが?漢方フェイスパックも◎
こんにちは、台北ナビです。
カラダに優しいお薬、体質改善のお薬として知られる漢方薬ですが、「台湾ではどこで買えるの?」という声をたびたびいただく台北ナビ編集部です。
…そこでっ!今回は旅行者の方でも気軽に利用できる漢方薬の店に行ってきました。長きに渡り地元で愛されている「生元薬行」をご紹介します。
「生元薬行」は、迪化街にほど近い南京西路沿いにあります。MRT「中山」駅から歩くこと約10分。立派な店構えのお店に着きました~!そのまままっすぐ行けば迪化街。観光・ショッピングで訪問を予定している方も多いのではないでしょうか?併せて立ち寄るのには絶好のロケーションです。ちなみにMRT「北門」駅からも徒歩圏内。こちらからは12~13分ほどで到達できますよ。
店内に入ると、まず目についたのはきらびやかな天井。まるでホテルかレストランのようなゴージャスさ。漢方のお店というと、古くて薄暗くて、なんとな~く一見さんは寄せ付けないような入りづらいイメージがあったナビですが、うれしい裏切り!「生元薬行」は清潔で明るくて、広々。初めてでも入店しやすい雰囲気です。
日本語通用度は良好!
すると、中華風ユニフォームを着た店員さんが声をかけてくれました。日本の雑誌をはじめ、各種媒体で紹介されている「生元薬行」は、日本人のお客さんも多く、店員さんも手慣れたもの。数名のスタッフは日本語もOKだから安心して訪れることができますよ。
おすすめは漢方パック!
真珠パウダーをはじめ、使われている多種の生薬は全て天然のモノ。だから安心!
何もわからないナビにまず紹介してくれたのが、美白パック。これ目当てでやってくる日本の女子が多いとか。
漢方成分がたっぷり詰まった「慈禧玉容」と呼ばれるパックは、清代に宮廷医師・李徳立や荘守和らが慈禧皇太后のために調合した秘薬「玉容散」をより使いやすくしたもので、シミの除去や美白、保湿に高い効果があるのだとか。ほかにも角質の除去を促進し、肌のキメを整え、ハリのある素肌を取り戻し、アンチエイジングにも期待大だとか…いいことづくめ!
さて、ナビも実際にトライ!チューブに入ったそれはクリーム状で、色は泥のよう。匂いは草っぽいような…まさに漢方薬!という感じです。匂いに関しては好き嫌いが分かれそうですが、受け付けないほど強烈ではありません。さっそく薄く塗ってみると…ちょっと吸収されている??ナビ、やや厚めに重ね塗りしてみました。
お肌が弱い人は若干ピリピリするらしいのですが、ナビは大丈夫。そのまま放置すること10~15分。シートマスクのような潤い系のパックに慣れていると、乾いていく際の突っ張り感がやや気になるかもしれませんが、短時間なのでこれも許容範囲。水で洗い流すと、少しぬめっとした感じです。
実際のところ、1度きりでは顔の調子の違いはあまりわからなかったのですが、左右の手を片方だけ塗り比べてみると、その違いがくっきり!しっとり&すべすべした上、白さとキメの細かさもアップした感じ!続けていけば素肌に自信が持てそうですね。
インナービューティーを目指すなら!
外からだけでなく、内からキレイになりたい!そんな方には処方漢方薬がおすすめ。
こちらは漢方医の診察を受け、その後出される処方箋で漢方薬を調合してもらうもの。こちら「生元薬行」では日曜を除き、漢方医が常駐。さらに日本語通訳も常駐しているので、予約なしで診察を受けることができますよ。また、漢方薬はその場ですぐに調合してくれるので、手軽に漢方薬を手に入れることができちゃいます。
店内左手カウンターで診察の旨を伝えたら、番号札をもらい簡単な情報を記入し、診察を待ちます
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診察は10分少々。脈を取り、簡単な問診をして終了~!体の状態によっては舌を見て診察したりするそう
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ナビも診察してもらうと、どうやら「肩こり」「胃腸の膨満感」などを指摘されました。確かに近ごろ、右側だけ腕を上げる姿勢をずっと取っていると痛みが…(涙)。胃腸に関しては、足裏マッサージに行くたびに指摘される長年の不調。また常々感じている筋肉のつりも訴えてみました。すると…ナビは、肝臓に気や血が滞り、自律神経や新陳代謝が悪い状態だとか。それによりストレスを感じやすかったり、肩こりや便秘などを引き起こしているそうです。
なんだか脈を診ただけなのに、どれも当たってるなぁ…。病とまではいかないまでも、こうしたちょっとした体の不調を整えるのに漢方はイチバン!ナビも処方していただきました~♪
こちらでは健康保険は適応外なので、台湾の健康保険に加入不可入に関わらず、診察料は一律300元。それとは別に漢方薬の価格は処方により違います。一般に2週間分で2000元前後だとか。「1週間分欲しい」「1ヶ月分欲しい」などの相談に乗ってくれるので、お好みでアレンジしてみてくださいね。
さらに、日本に帰国後、続けて漢方薬を服用したい場合には、インターネットを通じて申し込みも可能。詳しくはHPをご覧ください。
一般用漢方薬や料理食材としても!
「処方薬を出してもらうほどでもないわ」というアナタ。すでに調合されている一般用の漢方薬もあります。
・四物丸:女性の月経不順やPMS(月経前症候群)、貧血、更年期障害の改善に
・六味地黄丸:冷え性、血行の改善、肝臓・腎臓の調整、腰痛・ヒザの痛み、だるざの改善に
これらは錠剤で、1ヶ月分1000元前後と試してみやすい価格です。
また、煮出すタイプもあり、
・加味四物湯:月経不順、PMS、貧血、更年期障害、婦人病や子宮系の改善に
・十全大補湯:体力と気力を補強、冷え性・貧血の改善、疲労回復などに
・当帰黄耆:冷え性、血行の改善、内臓機能の調整、美肌効果に
他に、
四神湯、肉骨茶、酸梅湯、青草茶…などなども。あれれ?これって街で見かけるお食事(ドリンク)メニューでは??まさに薬食同源(医食同源)の考えですね。上記、
十全大補湯はチキンと共に煮込めば、十全大補鶏湯(十全チキンスープ)となって食卓に登場するメニューに変身。台湾の人々のように、生活の中に上手に漢方を取り入れて健康でありたいですね。
さらに、ダイエットなら…
・消脂茶:便秘、ダイエット、消化不良の改善、新陳代謝の促進に
なんてものもあります。こちらは便利なティーパックで10入150元です。お湯を少なめにしてしまうと、漢方っぽさが気になりますが、そんな時はお湯を多めにしてみてくださいね。
漢方でカラダ元気に!
さて、漢方薬を出してもらったナビ。もらった粉薬は、「ゴホン!といえば…」のキャッチコピーでお馴染みの風邪薬をやや強力にしたようなニオイと味がしましたが、飲み慣れてしまえばクセはそう強くはありませんでした。ですが、龍角散の小スプーンにすれば軽く10杯分はありそうな量(1回分)を1日3回飲まなくてはならず、その量にちょっと辟易…。食前に服用というのも、うっかり飲み忘れてしまうことが多かった自分の行ないに反省…。
ちなみに、漢方薬は粉タイプ、錠剤タイプ、液体タイプ、煮出すタイプ…などさまざまあり、それぞれ対応してもらえるそうですが、薬が出る時間や価格はまちまち。希望を伝えると共に、事前に詳細をお尋ねください。
ナビのその後をご報告!
そうして2週間飲み続けて来たナビ。結果は…。
服用7日後⇒朝の食欲が回復してくるも、その他は変わらず。
服用10日後⇒お通じは突如快調に。一方でいつにない右肩のコリ・痛み・だるさに襲われる。好転反応か!?
服用14日後⇒お通じは快調とまではいかないまでも以前よりもよい感じ。朝の腸の膨張感は以前あり。右肩のコリは少しずつ緩和。
一般に漢方薬は、2週間~1ヶ月を目安に体に合っているか、効果はあるのかを判断していくそうです。できればこの段階で再び診察をしてもらうのが1番。ですが、旅行者のみなさんはなかなかそうもいかないですね。残念ながら、メールや電話での診察は行なっていないそうなので、ここから先は自己判断。薬を飲み終えた時点で、自分の体と向き合って続けるか変えるか打ち切るか…を判断してみましょう。ナビはといえば…実は飲み忘れもありまだ1/4ほど残っているのです…。ということで、取りあえずこれを飲み切るまで続けてみようと思います!よりカラダが元気になることを願って…。
以上、台北ナビでした。
こちらはお湯で溶くタイプのパック。手間はかかるけどお手頃価格~♪
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天然成分の防虫スプレーは手頃なお土産としてもよさそう!
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