スタイリッシュな空間で、「ありがとう」の想いが詰まった前衛的なファッショナブル・ティーを
こんにちは、台北ナビです。
松於文創区近くの路地裏にあったかわいいカフェ「XIEXIE」が移転、今度は最高級ホテル、マンダリン・オリエンタル台北(台北文華東方酒店)内にオープンしました。さらにステキになったそのショップに、ナビもさっそくおじゃまして来ました!
松山空港から徒歩圏内にあるマンダリンオリエンタル台北は、クラシカルなヨーロッパの雰囲気を漂わせる5つ星ホテルです。ホテルアーケードに入店するショップも洗練されたラグジュアリーブランドばかり。そんな中に「XIEXIE」はありました。
スクリーンに流れる映像は、ギャラリーのインスタレーションのようでもあります
こちらのショップはホテル内ということもあり、かつてのようなカフェスタイルではなく茶葉を専門に扱う店として運営しています。扱うのはオリジナル茶葉のティーパックとそれらを使った携帯用のボトルティー。気になるお茶は試飲することが可能で、その際には「XIEXIE」特製の手作りスイーツ、茶葉入りフィナンシェをいただくこともできますよ。
店名の「XIEXIE」とは、中国語の「ありがとう」を意味する「謝謝(シェシェ)」から。台湾の人たちはお世話になった人たちに感謝の気持ちを込めてウーロン茶を贈ることが多いといいます。また、オーナーの姓は謝(シェ)さん。2つの「謝」が合わさって「XIEXIE」となっています。
MIT、Made In Taiwanのお茶
謝オーナーのご実家は代々茶園を営むお茶一族で、茶畑は台湾でも優れた茶葉の産地として知られる梨山にあります。そのため、「XIEXIE」で扱う茶葉は全て梨山で栽培されたウーロン茶。海抜2000mを越える標高の高い梨山はその寒暖差が茶葉の発育によいことは広く知られていますが、そんな恵まれた土地に甘んずることなく、さらなる研究と開発、改善を加えてきたのが「XIEXIE」茶園の茶葉。豆乳と粉ミルク液を有機肥料に耕された土地から十分な栄養をもらい受け育った茶葉なのです。加えて使用するのは一針二葉と呼ばれる新芽だけ。熟練の手で1つ1つ大切に摘み取られたその茶葉は、その後、発酵や焙煎といった手順を経て、他にはない特別な味と香りのお茶へと生まれ変わります。
暮らしを彩るオリジナルウーロン&ハーバルウーロン
種類は全部で7種類。3種のオリジナルウーロン茶と4種のオリジナルブレンドハーバルウーロン茶となっています。
Classic Oolong
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Black Oolong
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Classic Oolong(クラシック・ウーロン)、Black Oolong(フォルモサ・ウーロン)、Charcoal Oolong(チャコール・ウーロン)の3つがオリジナルの茶葉を使ったウーロン茶。
Classic Oolongは清々しい香りとのど越しに優しい甘さを感じるお茶。高山茶の特色を活かした、発酵度低めの軽やかなお茶で、味にも香りにもほっこりしてしまいそうです。Black Oolongは中国語で福爾摩沙紅烏龍の名を持ちます。ウーロン茶葉を紅茶のように高発酵させたお茶で、焙煎もしっかりと。だから紅茶に似た香りと味が楽しめます。飲み口は甘く、あとから酸味が口の中に広がり、熟した果実を思わせるお茶です。そして、Charcoal Oolongは炭火焙煎のお茶。香ばしい香りとコクのある味が楽しめます。
さらに、ハーブや花とブレンドしたハーバルウーロン茶のシリーズもあります。Spearmint Oolong(スペアミント・ウーロン)、Ginger Oolong(ジンジャー・ウーロン)、Rose Oolong(ローズ・ウーロン)、Comomile Oolong(カモミール・ウーロン)の4つです。
ベースとなる茶葉はいずれも梨山産のウーロン茶。そこに、それぞれハーブや花を加えて焙煎しています。オリジナルウーロン茶の3つは全て台湾産の茶葉だけを使用し、台湾内だけでの作業といいますが、こちらはパキスタンやアルバニアから取り寄せたハーブを、ハーブティーの本場ドイツで焙煎をしているというこだわりよう。 Spearmint Oolongはスッキリと目が覚めるような爽やかさ、 Rose Oolongはエレガントな香りあふれるお茶…それぞれ異なる特徴を持ったお茶に仕上がっていて、今までのウーロン茶のイメージがガラリと変わる革新的なハーブウーロンティーです。それぞれの生活のシーンに合わせて、TPOでお茶も楽しみたい、そんな願いを叶えてくれそうなお茶です。
パッケージはまるで、オシャレな写真集かハーブの専門書のよう。そんなこだわりのパッケージはRed Dot Awardを受賞したこともあるとか。中には10のティーパックが入っていて、それぞれのティーパックは茶葉が開きやすい立体三角パックになっています。1パック当たりの茶葉は2.5g、これなら2~3カップは楽しめます。価格はどれも680元。
街歩きならボトルティーを!
※現在水出し茶は取り扱いしていません。
上記のお茶はいずれも携帯ボトル入りのコールドタイプも販売されています。なんだかローションみたいなオシャレボトルで、バックに入れておいても、立ち止まってちょこっと飲むときにもサマになりそうです。ボトルの中にそのままポンっと入れて6~8時間じっくりと水出しされているので、茶葉からお茶のおいしいエキスや香りがボトルの中に充満!温かいお茶とはまた異なる雰囲気が楽しめます。価格はどれも200元。ちなみにティーパックをお土産にしたら、帰国後自分で手作りすることもできるそうですよ。
(左から)Ginger Oolong、Black Oolong、Rose Oolong、Classic Oolong、Spearmint Oolong、Comomile Oolong ※Charcoal Oolongは売切れ中でした
台湾では若い人の多くはウーロン茶よりコーヒーを好み、若者のウーロン茶離れは進んでいるといいます。そんな中、茶葉農家で育った謝オーナーは若い人にももっと台湾茶の魅力を知ってほしいと始めたのがこの「XIEXIE」だとか。今日お話ししてくれた張店長もかつてはコーヒーを好んでいたといいますが、「XIEXIE」のお茶を通して茶芸を極め、お茶を知るに連れて今ではその魅力にどっぷりはまってしまったそうです。洗練されたパッケージと独創的なブレンドティーは、台湾最先端のお茶といっても過言ではなく、なるほど流行に敏感な若者にも受け入れられているのがわかります。イタリアやイギリス、フランス等でも紹介され、外国でも広く人気だそうですよ。今後はさらにお茶世界を深く紹介していこうと、陶器ボトル入りの茶葉や茶器などの販売も計画中とのこと。オシャレな「XIEXIE」がデザインするお茶のいろいろ、今から楽しみですね!
ちょっと差をつけたい、1歩先行くウーロン茶なら、「XIEXIE」のお茶がお土産に最適です 。味、品質、パッケージ…どれも100%満足行くはずです。
以上、台北ナビでした。