まるで映画のワンシーンに登場しそうな細い路地で、100年以上お煎餅を焼き続けているせんべい屋さん「連得堂餅家」。煎餅を焼く大きな昔ながらの機械が店内を陣取るお店は、路地裏で小さいにもかかわらず休日ともなればお客さんの絶えることのない有名店です。
その回転式の機械の前で、ガチャンガチャンと音を響かせながら熱さと格闘しているのは、4代目ご主人。毎日約14時間もの長い時間、ここに座って煎餅を焼き続けているんだそう。
看板商品は、瓦煎餅のような歯ごたえの「味噌煎餅(みそ煎餅)」(約90g/35元)と、水を一滴も使わず、たまご、砂糖、牛乳、練乳を混ぜこんで作られた「雞蛋煎餅(たまご煎餅)」(6枚入り/30元)です。焼き上げるのに時間がかかるので、購入できるのはおひとり様2パックまで。どちらもほんのり甘く、昔懐かしい味わいです。(花生(ピーナッツ)、海苔(のり)、芝麻(ごま)の味や他のお菓子は予約制)
刻印されている「Leng Tin Tong」は今は亡き2代目店主が、アメリカ軍人にお煎餅を売るために台湾語の発音をアメリカ人に頼んで、アルファベット表記を教えてもらったそうです。その時にアルファベットの上に記されたアップダウンの発音記号を、2代目店主は山だと思い、お煎餅の上には山がデザインされるようになったそうです。レトロなパッケージも、台湾っぽくてお土産にも喜ばれそうですね。台南らしい路地裏で、本のひととき昭和にタイムスリップしてみては?(岩田優子)
基本情報
住所 | 台南市崇安街54号 |
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住所(中国語) | 台南市北區崇安街54號 |
電話番号 | (06)2258429 |
営業時間 | 8:00~20:00(売り切れ次第終了) |
休業日 | 年中無休 |
クレジットカード | 現金のみ |
日本語 | 不可 |
行き方 | 台鉄「台南」駅前より徒歩で約15分。台鉄台南駅から、北門路、北忠街に入り、崇安街の入り口を右に入ると看板が見えます。 |
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スポット登録日:2016-04-27
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