九份店にしかない商品もあり、宅配サービスありで、お買い物も楽しい♪
こんにちは、台北ナビです。
すでに台北ナビでご紹介していますが、今回ぜひ押したいのは「九份店」。2015年9月にオープンしました。
安達窯と言えば、磁器の茶器や食器がメインのお店なのですが、九份は台北からバスで1時間半のところ。ここまで来て、この手のものを買ったら荷物が重くなるのでは?と思った方、ご安心ください!ホテルへの宅配サービスも完備しています。なので、ここでお買い物したら店に入ってきた時と同じ状態で、引き続き九份を楽しめるので助かる、というわけです。
ただ台北から離れた九份という場所柄、翌日着は難しく、購入日から3日以内に到着ということになりますので、その点はご了承ください。3000元以上のご購入の場合は、郵送費は無料です。日本への配送も承っております。
九份店だからこその商品もあります
さて、この日は安達窯のデザイナーである孫盈馨さんが、紹介してくださいました。台北市内には「中山店」と「麓水店」がありますが、各店によってあるものとないものがあります。「九份店」で特におすすめしたいのは…。
1、4種の釉色セット 1800元
上から羊脂白、鈞窯、茶葉末、青磁で、安達窯の釉(うわぐすり)の特徴ある作品がすべてこの4点セットに詰まっています。羊脂白は、象牙色に近い釉で高級感があり、釉も高度な技術が必要なことから、お店では羊脂白商品は価格も少し高めに設定されています。鈞窯は深みのあるきれいな赤で、茶葉末は煎茶の色、青磁は安達窯お得意の釉です。このセットは、大切な方への贈り物としては最適のものと言えるかも。しかも鶯歌の本店にはないセットだそうですよ。
店内には、各所に羊脂白、鈞窯、茶葉末、青磁の商品が見られます。
2、十三生 笑
あれ?安達窯って磁器では?これは木製?置物もあるの??え?12支じゃなくて??と思った方は、なかなか瞬間観察力があるようです。安達窯の本店、工場、窯は、陶器の街・鶯歌にあります。だからこれは木製に見えますが陶器で、ちゃめっけで猫を足して13支。というのは、九份からほど近い平渓線の「猴硐」駅は猫の村として知られています。この商品は、「九份店」ならではのものなのです。
3、森林組
これまたお店では異色の商品で、一番上のリスは陶器ですが、キノコは檜木(ヒノキ)。見て和む以外に、撫でると香気を放ちます。デスクワークをする方向きの癒し商品で、仕事に疲れたらぜひ眺めたり、手に取って撫で撫でしてくださいとのこと。大と小があり1450元と1200元。ちなみにキノコを敷いてある布も安達窯ブランドで、布柄は台湾の昔の窓枠模様になっています。
4、胡蝶蘭セット 2800元
台湾を代表するデザイン柄と言えば、胡蝶蘭も代表格の一つ。孫さん曰く「この黄色はすごく出しにくいのよ、黄金が獲れた九份の色を象徴しているみたいでしょ?」。確かに光の加減も相まって、黄色が黄金色のようにも見えます。
他にも蝶が多い台湾だから、蝶柄もあり。油桐花、蓮の花…。
そして、オレンジがかわいい茶の花もあります。こちらは定窯といい、磁器も陶器もあります。茶花セットは4400元、茶花の茶缶は990元。
茶皿も凝っていて、台湾の国花である梅の花だったり、茶さじや茶壺の蓋を置くものは蓮の花柄だったり、さりげなく台湾を主張している感が出ていますね。
5月の雪との異名をとる油桐花のデザインも多いです。
高価なものをお求めなら、こちらの大きな茶葉壺は19000元、小さいのは2600元です。
高級感がありますね。
台湾では山一面の紅葉、というのは見られませんが、このイチョウは素敵で、かわいらしさもあります。
孫さん曰く「全部黄色くなっていない緑色というのが台湾のイチョウらしいでしょ?」とのこと。
5、お得なセット
実はこれは他店舗にもある携帯セット。
布袋は先ほどのキノコの下の布柄と同じで、これは中の茶器類とセットで、1200元→1000元で買えます。他にもバッグ付ティーセット(青磁) もあります。
6、生活食器
安達窯は1976年、デザイナー孫さんのお父様の時代に始まり、青磁食器で名を広めました。2代目の孫さんたち兄弟姉妹は、新しいデザインにもどんどん挑戦していますが、青磁は安達窯では不滅のもの。青磁ベースのバリエーションの豊富さは見事です。シンプルでありながら優雅な青磁の食器は、料理そのものを美味しく見せてくれる、いえ、料理を映えさせる役割を十分担っています。
お店のパンフに、黒テーブルに青磁の食器、中には青菜とトマトというのがあって、その色のコントラストがとてもきれいでした。
見ていて飽きません
安達窯を青磁食器中心と思っていたら、本当にいろんな種類があって驚きました。
たとえば、故宮にもあるひび割れ模様の皿を見たことがある方は、これを見たらちょっとびっくりするかも。汝窯と言って、こちらでは羊脂白と並んで高級なものです。焼き具合の高度さもさることながら、こういうものって使えば使うほど味わいが出てくるんですよね。
お店には、動物の時の置物も多く、サル、犬、猫、豚などがありました。大きい方が1500元、小さいのは450元。愛嬌がありますね。
他にも香道具や単品で美しいものも数知れず…。
孫盈馨さん
茶道具である茶盤も安達窯ブランド。突起になっている部分にロゴがあります。書画の雅印のようですね。表面には木葉天目の模様も。茶盤の縁も渋くて、大自然の中の石のようにも見え、高級感があります。
以上、台北ナビでした。
木葉とロゴ
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左はいつもお店にいるスタッフ、廖靖米さん。
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