子供から大人まで!皆楽しく読めちゃう絵本たち!人にも店にも優しさ溢れるほっこり本屋さん
夢や物語でいっぱいの本屋さん
こんにちは、台北ナビです。幼い頃、読んだり読んで貰ったり、誰もが一度は読む絵本。絵本を手にするたび温かい気持ちになれるのは、ナビだけではないはずですよね?
今回はチャーミングなデザインに惹かれて入った本屋さん「花栗鼠繪本館」をご紹介します。中にはとっても懐かしい本もありました♪
あっこの本見たことあるー!
中に入るとたくさんの絵本がズラ~リ。ジブリ音楽が流れる店内はクーラーが効いていて気持ちいい~笑。中国語はもちろん日本語、英語の本も置いてありました。
中国語を始めたばかりならまずはここからチャレンジ
では順を追って店内を詳しくご紹介しましょう。まず入口を入って右手が中国語の絵本コーナーです。年齢でいえば0~3才向けの絵本。想像力を膨らませる絵本がいーっぱいです。皆さんもご存知の「はらぺこあおむし」の絵本も中国語訳されて置かれていました。懐かし~。日本の絵本作家工藤紀子先生の作品も文字が少なめで丁寧な絵が多く読みやすいと大人気なんだそう。また小さい子向けの絵本には漢字の横に注音文字が振ってあり、台湾でしか手に入れることが出来ないある意味レア本。台湾式の中国語を覚えたい方の入門書としても使えちゃうかも?本棚は全て低く作られているので、子どもでも取りやすい高さになっていますよ~!
読み聞かせるならピッタリの長さ
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これ、どこかで見たことありませんか?
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「不是箱子」は手触りが段ボールみたい!
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台湾人の口癖「沒關係」も絵本になってますね~
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知っていました?台湾の子供は英語が上手
0~3才コーナーを奥に進むとちょっと大きくなった人向けのコーナー。児童・青少年と書かれていますが、大人が読んでも良さそうな本たち。子供が横で本を見ている間に自分も気になった本をペラペラっとしてもいいかも。0~3才コーナーの裏には英語の絵本も置いてあります。Peppa pigは小さい子供に人気のある商品だそうです。この区画には他にも胎教時に聞くと良いCDやまだジッとしていられない子たちのためにおもちゃも置いてありました。子育て中の駐在パパママにも嬉しいですね。
英語が苦手なナビもこれなら読めそう
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一番奥まったところには子育てに悩む親が見る本もありましたよ!
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日本童謡曲もありました♪これで子育てもちょっと楽になっちゃうかも?
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親子が一緒に腰かけられるソファ!
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子供だけじゃないんだから!
色々考えさせられる大人向けコーナー
大人が座れるソファも!
入口を入って真正面はパッとすぐ分かる最新のおすすめ絵本コーナー。店内にいた小さな女の子もここから何冊も本を選んで読んでいました。さすがおすすめ。その横は大人向け絵本コーナー。え、大人なのに絵本?そうです。子供だけでなく大人たちにも絵本を読んで貰いたいという願いからできたそうです。内容も大人向けに作られているので大人になった今だから読み取れるようになっているのです。今だからこそ分かることがきっとあるはず。ぜひ、お手に取ってみて下さい。
おすすめは何かな~
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ナビがよく読んでいた大好きな「14ひきシリーズ」もオススメコーナー後ろにありました♪
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気づけばいろいろめくってみちゃう
座って読めるからパラ読みじゃ終われないかも!
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ページをめくると何か起こる!?
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大好きなジミー作品の棚にナビは大興奮!
大人向けコーナーの裏側にはさらにたくさんの絵本が!季節ごとのおすすめ棚もあり、ナビが行った時は中秋節が間近だったのでお月さま関連の絵本がたーっくさん。台湾のイベントごとに変わる棚はいつ来ても覘くのが楽しみでいいですね♪入ったら真っ先に見ちゃいそうです。は他にも学校の生活や芸術、自然科学を題材にした絵本が各コーナーに分かれて置かれています。
その時期のおすすめが一目瞭然!
今読んでもいろいろ学べそう~
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もしかしたら全世界共通(?)の人気棚
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時間があればぜひ読んでみたい日本語の絵本
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英語の本も充実。日本にもなかなかないんじゃないですか?
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本のエキスパート「菜菜」さんの選ぶオススメ台湾本とは…
とっても可愛い菜菜さん♪思わず一緒にパチリ
たくさんある中で女性店員「菜菜」さんに「おすすめは?」と聞くと「私のおすすめはこれ!」と「我想吃榴槤(ドリアンが食べたい)」を渡してくれました。菜菜さんが読み聞かせてくれたのですが、あまりにも目を輝かせて楽しそうに話して下さるのでナビもすっかり惹きこまれちゃいました♪そして内容も本当に面白い!子供が読むと楽しくて愉快な物語、大人が読めばさらに「現実世界にもこんなやついるいる~」と考えさせられる内容でした。もう一冊は「熊猫澡堂(パンダ銭湯)」。パンダさんだけが集まる銭湯には衝撃の秘密があった…。元は日本語の本なのですが、台湾でも人気であることからあっという間に中国語翻訳されて登場!しかも、日本で買うより中国語版の方が安いのだとか…。でも、紙の質や印刷の技術はやっぱり日本の方が優れているそうなです。日本語、中国語両方合わせて見比べれば、中国語の勉強になっちゃう!はず。
ついつい買っちゃいました♪
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えー!パンダって実はそうなの!? きっとあなたも意外な展開に驚いてプププってなっちゃう☆
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読むだけじゃ終わりません!
なんと壁の絵は店員さんが描いているのだとか!
ここ「花栗鼠繪本館」では、0~3才には読み聞かせ、3~6才には読み聞かせ及びワークショップを開催しています。中国語はもちろん、英語、日本語、たまに台湾語での読み聞かせも行っているそうですよ~。子供はいないけど、台湾語を話せるようになりたいナビは台湾語の読み聞かせに参加した~~い!!
日時や内容は月ごとにホームページを更新しています。
デザインにキュンっ
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親子の絆を深めるにもいい場ですね♪
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館長さんの思いとは…
店内を歩いていると館長さんが来て下さいました。なんでも館長さんは日本でお仕事をなさったことがあるそうで、日本語がとっても上手!というわけで、色々聞いてみました。
日本語が流暢な心優しい林忠正館長
台湾には残念ながら小さい子が絵本を読むという習慣があまりないのだそうです。「もっと子供たちに絵本を読んで欲しい」また「台湾は発展途中でまだまだこれからだよ」とそんな思いから6年程前にお店をオープンしました。子供たちが自発的に読みたい本を選ぶことも大事だけど、親も子供たちのために絵本を積極的に選んで欲しいと語る館長。それはどんな風に育って欲しいのか絵本を通して伝えることができるから。それは子供の人格形成に大きな影響を与えると考えているのだそう。そんな思いがあるからこそ、本棚は年齢、カテゴリー、出版社、言語などによってわかりやすくディスプレイされていて、読みたい本がすぐ探せるようになっているのですね!また、読んでみたい本があった場合、言えばビニールをはずしてくれるそうですよ。
絵本への愛をビシバシ感じる「花栗鼠繒本館」。お子様のために、はたまた自分の癒しのために…。ナビなら中国語や台湾の文化を学ぶために…。実は色んな使い方ができる「花栗鼠繒本館」。中国語の絵本はお土産としても喜ばれると思いますので、是非訪れてみてくださいね。
以上、心が疲れた時のホスピタル的存在を見つけてしまったナビがお届けしました。