古民家×骨董家具が紡ぎ出す居心地のよい空間でお買い物&お茶。歴史的建造物を体感しよう!
こんにちは、台北ナビです。
MRT松山線開通後、アクセスが便利になった迪化街。今まで他駅を利用していた方もMRT「北門」駅から歩く頻度が上がったのではないでしょうか?本日ナビも北門駅から迪化街を目指します。その途中で見つけたかわいいレトロビル、なんだか気になります。お店の雰囲気もイイ感じ!そこで、ちょっと中をのぞいてみることに…。
歴史ある洋館に
お店の名は「DECO COLLECT」。
駅から北上し、あともう少しで 迪化街という交差点角に位置しています。サーモンピンクに木枠の縦開きの窓、そして円柱の柱が目を引く洋風ビルは3階建て。元々は観光スポット「林家花園」で知られる林氏一族が所有し、華南銀行としても使われていました。それは日本統治時代のこと。その後一般住宅として、また街中で見かけるカジュアルカフェ「85℃」として使用されていたとか。
近年、台北市の古蹟整理事業の一環として、昔の雰囲気を残したままにリノベーションが施されました。そして現在「六館街尾様式店屋」として、市の歴史的建造物に指定され、「DECO COLLECT」はその一部に入居する形となっています。
レトロビル× DECO COLLECT
本日案内してくれた DECO COLLECTの小寳氏は、「この空間が DECO COLLECTの雰囲気にピッタリだったんだ!」といいます。そう「DECO COLLECT」の主流商品はインドネシアの骨董家具。使い込んだ風合いとあたたかみのある木の温もりあふれる家具がレトロ空間に配置されると、まるで時間をさかのぼって古き時代の邸宅におじゃましているみたい!しっくりときて居心地いい…。
ここで「DECO COLLECT」のことをもう少しお話すると、本店兼オフィスは内湖にあります。ただ、小寳氏いわく「本店はスペースが狭くて、いつでも自由に買い物できるわけではないんだ。」とのこと。いわばショールームみたいな形で、希望者はあらかじめ予約の上、見学・買い物ができるそう。それに商品はインドネシアの古い家具とアンティーク風家具…と、家具のみが置かれているので、観光客にはあまりご縁のない場所かもしれません。
買う見る飲む
けれど、 迪化街は違います。ショップスタイルなので、いつでも自由に訪問できます。また、家具だけでなく「DECO COLLECT」がセレクトしたMade In Taiwan(MIT)グッズも並べられているので、お気に入りのお土産が見つけられるかもしれません。さらに、この歴史的空間と「DECO COLLECT」の家具に触れてもらおうとカフェも併設。観光や買い物の合間に休憩…なんてこともできちゃう、大いに使えるスペースなのです。
ショップご紹介
それでは1階から順に店内をご案内いたしましょう!
<1階> MITグッズ
台湾クリエーターたちがデザインするメイドイン台湾製品が置かれています。
DECO COLLECTセレクトなので、「昔の台湾モノ?」と思ったら大間違い。今をときめく人気クリエーターの作品がズラリ。「自分たちの好きなものだけを集めているよ!」とは小寳氏。数はそう多くはありませんが、さまざまなジャンルのものが一同に介していてなかなかおもしろいセレクト。
扱う商品やクリエーターの作品は不定期で入れ替わるので、気に入ったら即ゲットをオススメします。
神秘的な色合いに惹かれる茶器
メインは「DECO COLLECT」の主力商品、インドネシアで自らがセレクトしてきた古い家具。
とはいっても、単なる「古い」のではなく、洋風の洗練されたデザイン性が感じられるものばかりで、現代のお宅にもマッチするはず。とりわけ古い建物をモダンにリノベした家に置いたら…、なんてナビの想像もふくらみます。実際購入できなくとも、見ているだけでも目の保養&インテリアの参考になりますよね!
MITのライト、新しいものですがイイ味がでています
また、そんな家具に寄り添うようにさりげなく置かれるグッズ。
ドイツ製のガラスやベルギー製の置物、インドネシア雑貨に台湾製のライトなど。イタリアのデザイナーによる「DECO COLLECT」オリジナルのカップもありました。こちらはインドネシア製なんだとか。