雑貨女子なら要チェック!かわいい竹細工にカゴ、日本で使えそうなモノがい~っぱい♪
こんにちは、台北ナビです。
迪化街を歩いていると出会う竹細工の店。道路にまで商品があふれだし、ナチュラル雑貨大好き女子なら間違いなく心踊る店構え。竹細工を扱うショップは周辺にいくつかありますが、今日はその中でも店先でいくつもの「かわいい♪」を見つけた「高建桶店」をご紹介します。
北街を歩こう!
迪化街の北側は地元では「北街」と呼ばれるエリア。
永楽市場や月下老人を祀る廟は民生西路より南側(南街)だし、どちらかというと南街の方が栄えているので、北街を歩かずに迪化街を後にしてしまう人もいるのでは?それではもったいない!再開発の波は北寄りまでやってきていて、ステキショップも続々とオープンしています。今日おじゃました「高建桶店」はそんな北街の一画にあります。
オシャレに使える!がいっぱい
店先でまず目を引いたのが、ビビッドカラーのカゴ。
昔ながらの竹を素材を使用していながら洗練されたデザインで、現代のお部屋のインテリアとして活躍してくれそうなモダンな逸品。
そして、次に目がいったのは梱包用PPバンドで編んだプラカゴ。シックな色合いでかわいいお花模様になったもの、好きなカラーがチョイスできるチェックもの、などなど。
どちらかというとベトナムのイメージが強いですが、台湾でも買えちゃいます!
そう、「高建桶店」はタイやミャンマーといった東南アジアからも商品を取り寄せているそうです。それらはどこかファッショナブル。お花模様に編みこまれた竹製のフードカバー、柔らか素材でチェックに織られたバッグ・・・。オシャレに、ステキに、日々の生活で役立つアイテムがたくさん。だから、旅先では輝いて見えたけど、日常生活では異彩を放って大失敗(涙)・・・なんてことはなさそうな、実用性のあるお土産が見つけられそうです。
元祖MITグッズ
もちろんメイドイン台湾の製品もあります。蒸篭や麺棒、麺ゆで用の手付きザル、木べらにおたま、木のスプーン、お椀・・・。さまざまな竹製・木製の調理用器具が並んでいます。
小さめの蒸篭やお椀(140元~)、スプーン(20元~)なんかが日本人観光客には人気だそうですよ。お値段も全般的に手頃なのがうれしいですね。
木ベラがぶらさがる店内
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竹でできたお茶セット
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和の雰囲気もある竹の茶壺
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上段にはお祝いで使われるカゴ
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70年続く老舗
ちょっと緊張気味のご主人。気さくな方で「値段くらいなら日本語OK」だそう
そんな「高建桶店」、現在の店主・高毓瑋オーナーは三代目。すでに70年続く老舗です。かつては店の奥で製品を作っていたそうで、特別にのぞかせていただくと、中庭の向こうに続く「進」(ジン:もう1つの空間)には、数々の在庫。現在は倉庫となっていました。
かつてはここが作業場。現オーナーのお父様とお爺様、それに職人さんたちが作業をしていたそうです。元々は店名の通り桶作りが主流で、台北では中山北路にある「林田桶店」と同じくらいの歴史があり、こちらとあちらで台北の桶文化をリードしていたそうです。
現在、抱える職人さんは6名ほど。但し、店の奥に作業場はないため、職人さんがそれぞれの作業場(彰化などの地方)で製作したものを送付してきています。
辜宅
ウナギの寝床のように縦に長い造りは、このエリアの他の店と同様。「進」を抜けてもう一方の裏通りへ出ると、辜ファミリー(中国信託などの多企業を経営する一族)の元邸宅が。ここは1920年ごろに建てられた閩南・西洋折衷の建造物として古蹟に指定されているそうです。現在は幼稚園として使われていて、子供たちの元気な声が響いていました。
歴史ある「高建桶店」。今後、新たにリノベーションも計画中だとか。このまま昔の原型を留めていて欲しいような、華麗なる変身を見てみたいような・・・今後の展開にも注目したいですね。
「迪化街はちょっと遠い、他で買えないの~?」と思っている方に朗報です。MRT圓山駅前にある「MAJI MAJI集食行楽」内の「神農市場」で購入することができますよ!但し、残念ながら品揃えは限られていて、蒸篭や木ベラ、カゴバッグなど一部の商品がセレクトされています。手っ取り早く商品を見てみたい、ならこちら「神農市場」を、あらゆる商品をじっくり見てみたいなら、やはり迪化街の店舗まで足を運ぶことをオススメします。
以上、台北ナビでした。