台湾らしいパンやスイーツを味わえる地元で大人気のベーカリー!併設のカフェでひと休みできます
こんにちは、台北ナビです。
34年前、師大に一軒のベーカリーをオープンしたのがはじまりで、今では台北市内だけでも10店舗を展開している一之軒。台湾らしいパンやスイーツで台北の老若男女に愛されています。
今回は民權西路駅すぐの、民權店にお邪魔しました。出口1を出るとすぐに道路の向かい側にピンクのお店が見えます。お店のイメージカラーのピンクとロゴのバラで、かわいらしい外観です。
店内で焼くパンと一日4~5回の工場直送便
お客さんが途絶えません
ナビがお邪魔したのは午後の早めの時間帯。
お店にはひっきりなしにお客さんが入ってきます。手なれた手つきでパンをトレイに運ぶお客さんたちに圧倒され気味のナビ。その横ではお店の方が次々に焼きあがるパンをてきぱきと運んでいました。
飛ぶように売れるスイーツを搬入中
パンは各店舗で焼いていますが、スイーツは台北近郊の工場で手作りしています。工場からの直送便は一日4、5回。ナビがお邪魔した数時間の間にも、2回の直送便が来て、出来立てのスイーツを搬入していました。
親しまれるおいしさのパン
所狭しとならぶパン
ずらっと並ぶパンは、台湾人の好みをしっかり押さえたラインナップで、一見して台湾らしいものが多い印象ですが、日本人が見てもどこか懐かしいような気持ちになるものもあります。それでは早速いただいてみましょう!
台湾のソウルフード的存在のネギパン
●香蔥麵包(ネギパン) 定価30元 特価28元台湾といえばネギパン。日本人にはなじみがないかもしれませんが、台湾の伝統的なパンなので、台湾系のローカルベーカリーには必ずあるといっていいでしょう。実は以前、台北ナビのネギパンの食べ比べ企画で、台湾人だけではなく日本人にもかなりの高評価だったのが一之軒のネギパンなのです。
表面にネギがかかっています
いただいてみると、ほのかに甘く生地がふんわり柔らか~い!!なぜか懐かしい気持ちになります。ネギと甘い卵液ソースのトッピングも優しいお味。子供からお年寄りまで幅広い層に支持されているというのも納得です。
一番人気のデニッシュメロンパン
●丹麥波蘿(デニッシュメロンパン) 定価30元 特価28元一之軒で一番人気のパンが、こちらのデニッシュメロンパン。台湾でもメロンパンは定番中の定番ですが、日本式ではなく香港式のメロンパンが主流。香港式は日本式よりもクッキー生地がしっかり焼かれているのが特徴です。
外はカリッと中はフワッとした食感
いただいてみると、たしかに表面はカリッと甘くて日本のメロンパンとは違う感じ。クッキーは薄めでデニッシュのふんわりとした食感が生かされていました。ペロッといけちゃいます♪
ちなみに菠蘿とはパイナップルという意味。日本人はメロンに例えたものを、香港人はパイナップルに例えたんですね~。ちなみにこの日見かけたメロンパンだけで4種類もありました。
サクサクのパイがたまりません
●千層歐蕾蛋塔(エッグタルト) 28元/個エッグタルトも台湾で良く見かけるスイーツのひとつ。サクサクに焼き上がったパイにクリームがたっぷり入っていますが、甘さがしっかりと抑えられていました。焼き立ても美味ですが、冷凍庫で凍らせてから少し溶かした状態で食べると、中のクリームがアイスクリームのようになっておいしいと店長の楊さんが教えてくれました。ぜひ試してみたいですね♪
少しだけお得なセット売りもあります。
4個セット 定価112元 特価100元
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6個セット 定価168元 特価150元
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サクサクのパイ生地がポイント
●チキンパイ 定価28元 特価24元点心風のチキンパイもありました。日本のベーカリーではなかなかお目にかかれないので要チェックです。
他にも気になったパンを写真で一挙ご紹介♪
具がシンプルで少し甘い台湾式サンドイッチや、クリームサンドは、昭和生まれの日本人ならテンションが上がりますよね。
お土産にぴったりなスイーツ
スイーツの種類も豊富。どれも台湾らしいスイーツなのでお土産にもぴったりです。
●手工麻糬(手作りおもち) 18元/個
毎日工場でひとつひとつ丁寧に手作りしています。もち米100%です。餡は12種類あり、ごま、ピーナッツ、小豆などの定番や、クルミメープルシロップや、黒糖ピーナッツが人気です。香菇魯肉(しいたけ豚そぼろ)という変わり種もありました。台湾スイーツは、日本人の感覚ではおかずになりそうな食材がたまに使われていて面白いです。
一番良く売れているのがこちらの8個入り
●綠豆冰糕(緑豆アイスケーキ) 30元/2個台湾のスイーツのコンテストで優勝したというこちらのスイーツは、1日1000個以上は売れるという人気商品です。ナビライターの間でも人気なんですよ♪
アイスケーキといっても、凍らすのではなく冷蔵で冷やしていただく、しっとりクリーミーな食感のケーキです。緑豆餡を濾したものに、小豆のこしあんが入っていて、甘すぎず飽きのこないお味。
要冷蔵ですが、冬場は8時間くらいなら常温で持ち運びできるので日本にお持ち帰りもできます。保存は冷蔵で1週間、冷凍では1ヶ月持ちます。
●パイナップルケーキ各種パイナップルケーキ(Pケーキ)はバラエティに富んでいます。
プレーンと土パイナップルは好みが分かれるところ。ちなみに土パイナップルとは台湾在来種のパイナップルで、土パイナップルのほうが、繊維がしっかり入っていて酸味もあるのが特徴です。
その他、クランベリー、チョコレートやトリュフ味までありました。
こちらは香ばしいピーナッツのヌガーです
●プレーンヌガー台湾土産の定番ヌガーは、プレーンの他、ごまアーモンドとナツメクルミがあります。お手軽な袋詰もありますが、可愛いパッケージのものはお土産に喜ばれそう。
思わず手に取ってしまう可愛さ
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お手軽な袋詰めもあります
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他にも台湾らしいスイーツがたくさんあります!
金Q餅(おもちのムーンケーキ)は、台湾人の大好きな甘じょっぱい組み合わせのスイーツです。甘いお餅とあんこに、肉デンブや卵黄が入っています。台湾人ナビスタッフにお土産で持って帰っていったところ、一口食べて「好吃!」と大興奮。肉デンブが入っているお菓子って日本人は購入をためらってしまいますが、台湾人は肉デンブが入っているから買うんだそうですよ~笑。
こちらはネギや紫蘇が練りこまれた甘じょっぱいクラッカーに、甘いヌガークリームを挟んだもの。台湾の伝統的なお菓子です。
中華っぽい!金をモチーフにしたデザイン
旧正月が近かったこともあり、お正月用のパッケージもありました。金や赤で台湾っぽさ満点のものから、羊とお店のロゴのバラをコラボさせたデザインのものまで、お土産にすると話題になりそう。
種類が多くて迷ってしまうほど
バラ売りコーナーもあります。色々と買って試してみるのも楽しそう。
店内のカフェスペースでいただくこともできます。
ホールケーキやピース売りのケーキも種類が豊富。
カフェスペースでひと休み
ホットラテ60元
アイスアールグレイミルクティー40元
こちらの店舗には、セルフサービスのカフェスペースがあり、店内で購入したパンやスイーツをいただくことができます。もちろんドリンクだけ注文して休憩するのもOKです。
台湾らしいパンやスイーツを、カフェスペースでお試しできるのはとっても便利ですよね。その後で、気に入ったものを購入するというのも賢い方法かも。
ちなみにカフェ併設のお店は、こちらの民權店と微風台北車站店、南京店の三店舗です。
笑顔の素敵な楊店長
取材に応じてくださったのは店長の楊淑珍さん。パンが大好きという楊さんは一之軒で足掛け20年以上も働いているそうで、取材時にはスタッフの方たちから厚く信頼されているのがよくわかりました。
カウンター席から外を眺められます
朝食や軽食に立ち寄ってもよし、お土産選びに立ち寄ってもよし。とても便利なお店だと思います。ナビがお邪魔した午後の早めの時間帯も店内はにぎわっていましたが、夕方は学校や仕事帰りのお客さんでもっと混み合うそうです。カフェスペースは予約の必要ありませんが、混雑時には満席になってしまうこともあるのでご注意を。
以上、台湾らしいパンでお腹も心もほっこりしてしまった台北ナビがお届けしました。