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個性的なショップの集合体。ステキな人・物・空間と出会おう~!



こんにちは、台北ナビです。
ここ数年で見違えるほどステキに様変わりした迪化街。その始まりは「小藝埕」の誕生が大きく関係している、といっても過言ではありません。多くのガイドブックでも紹介され、すでに「チェック済み!」「訪問済み!」という人も多いであろう「小藝埕」を改めてご紹介します。

目指すは迪化街のランドマーク永楽市場そば


永楽市場前の前に建つクラシックなビル。
ここはかつて薬屋さんでした。しかし1998年に火災に遭い現在の姿に。歴史的建造物に指定されているために昔の雰囲気を留めた修復になったのだとか。そんなレトロにリノベーションされたこの一角にあるのが「小藝埕」です。
元々の建物は民国6年ごろ日本人によって建設されたとか。壁の文字はかつての薬屋さんが香港「Watoson’s(屈臣氏)」から輸入代理権を得て西洋の薬を販売した当時の名残り 元々の建物は民国6年ごろ日本人によって建設されたとか。壁の文字はかつての薬屋さんが香港「Watoson’s(屈臣氏)」から輸入代理権を得て西洋の薬を販売した当時の名残り

元々の建物は民国6年ごろ日本人によって建設されたとか。壁の文字はかつての薬屋さんが香港「Watoson’s(屈臣氏)」から輸入代理権を得て西洋の薬を販売した当時の名残り

ミニミニモール!?

一部営業時間は変更あり(詳細は基本情報をご覧ください)

一部営業時間は変更あり(詳細は基本情報をご覧ください)


「小藝埕」はショップ名ではありません。ショップの集合体をまとめた呼び名です。1つのビルではないのですが、ファッションビルやショッピングモールのミニ版、といえばわかりやすいかもしれません。とはいえ、入居するテナントはファッションのみならず、多方面に渡っています。1階は本屋、オリジナルテキスタイルグッズの店、2階はカフェ、3階は劇場で、一聞すると全く異なる分野。しかしこれらには共通する「何か」が存在するのだとか。
ここを運営するのは世代群(Sedai Group)。台北市出身のオーナーは元々歴史に造詣が深く、台北の歴史の原点である大稲埕エリア(迪化街)に興味を持ったのだとか。そこで大稲埕の歴史を紹介、未来へとつなぐべく2011年、「小藝埕」をこの地にオープンしました。

だから「小藝埕」に入るショップは単なる「ビジネスの場としての店」ではありません。入店する店はどこも「‘よい人’‘よい物’‘よいストーリー’、3つのよいをクリアしたショップです。」と話すのは本日案内してくださった広報のAlice小姐。「よい物を作っているだけではダメです。物作りや活動の経緯(ストーリー)、そしてその人となりが大切です。そして、この地域の伝統産業と関連するようなものが好ましいですね。」このエリアを一緒に盛り立てていこうという気持ちと「ご縁」でつながるショップ。なるほど、「小藝埕」に来ると単なる「オシャレな物」「ステキな物」が見つかるだけでなく、「心にグッとくる物に出会える」のですね。ナビもここでたくさんのご縁(お気に入り)に出会いました。

それでは、「小藝埕」のショップをご紹介しましょう。

1階:BOOKSTARE 1920s

<BOOKSTARE 1920s>
9:30~19:00
Tel(02)2552-1321

店名が表わすように1920年台(大稲埕が最も栄えた時代)がテーマの本屋さん。そのため、当時の歴史や文学を中心に自分達でセレクト、買い付けを行なっています。中国語が中心ですが、その表紙やイラストなどは眺めているだけでも楽しい!ナビがひかれたのは日本統治時代のマップ(500元)。ほか、ポストカードやCD、三和瓦窯の雑貨も扱っています。

1階:in Bloom印花楽

<in Bloom印花楽>
9:30~19:00
Tel(02)2552-1321

2008年にスタートした3人の台湾デザイナーによるテキスタイル工房。ナビ読者のみなさまにもこちらの布小物はMITの代表として知名度も高いはず。ブレイクはここ「小藝埕」への入店がきっかけといいます。

「台湾」がどこかに隠れたファブリックは、現代風にアレンジされていてとってもオシャレ。そんなオリジナルの布を使用したバッグやポーチ、ホームグッズが店内にいっぱい。台湾らしい、使えるお土産を探しているなら要チェック。きっと気に入るものが見つかるはずです。布の切り売りがあるのも布の街、迪化街らしいですね!
◆紙袋再デザインプロジェクト◆

「何かに使えそう!」そう思って大量に眠っている紙袋ありませんか?ここに持ってくれば紙袋1つで商品プライスから1元値下げしてくれます。アナタの紙袋は印花楽の手によって新たなデザインが施され、別のお客様の元へ・・・。ステキなリサイクルアイディア。紙袋持って印花楽に買い物へ行こう~!

※紙袋はA4サイズ以上のもの、汚れや破損のないものに限ります

台湾すりガラスシリーズは2015年新作

台湾すりガラスシリーズは2015年新作

中央は台湾の古アパートでよく目にする鉄格子をイメージ

中央は台湾の古アパートでよく目にする鉄格子をイメージ

おなじみの鳥モチーフがいろんなグッズに変身~! おなじみの鳥モチーフがいろんなグッズに変身~! おなじみの鳥モチーフがいろんなグッズに変身~!

おなじみの鳥モチーフがいろんなグッズに変身~!

台湾らしさがかわいいイラストになったランチョンマット。まとめて欲しい~! 台湾らしさがかわいいイラストになったランチョンマット。まとめて欲しい~! 台湾らしさがかわいいイラストになったランチョンマット。まとめて欲しい~!

台湾らしさがかわいいイラストになったランチョンマット。まとめて欲しい~!



印花楽はショップだけでなく、シルクスクリーンによるテキスタイル作り、手作り教室など各種ワークショップを不定期で開催しています。場所は「小藝埕」ショップのすぐ近く。詳細はFacebookやHP、Eメールでご確認ください。

工作室&樂學堂 Sdudio & Classroom

台北市迪化街一段32巷10号5F
Tel (02)2555-6936
service@inblooom.com
また、2014年末に高雄店もオープン。南部にお出かけの際にはこちらもぜひチェックしてくださいね!

印花樂高雄鹽埕直營店:
高雄市鹽埕區鹽埕街36巷23号
9:30~19:00
Tel(07)531-3176
https://www.facebook.com/inblooom/
http://www.inblooom.com/

2階:爐鍋咖啡 Luguo Cafe

<爐鍋咖啡 Luguo Cafe>
11:00~19:00
Tel(02)2891-5990

「小藝埕」ほか台北に3つ(国家音楽庁内など)、台南に1つの店舗を展開するカフェ。

店名の「爐鍋」はオーナーの名前「盧郭杰和」と名字の発音が同じことからつけられたとか。そのオーナーこだわりの各種コーヒーが、オーナーの焙煎によりいただけます。近ごろ多くのカフェでも飲めるようになった阿里山コーヒーもここではブーム前からいただくことができました。特筆すべきはコーヒーなのに(!?)ポットでサーブされること。また、本来の味を味わってもらおうと、砂糖やミルクはありません。本当のコーヒーを飲みたいのなら、こちらへどうぞ!

3階:思劇場 thinker’s theater



<思劇場 thinker’s theater>

月~金11:00~19:00、土日祝10:00~19:00
Tel(02)2552-1321

劇場という名ですが、イベントスペース的な立
場でさまざまな企画を行なっています。
観劇・音楽会・落語・ダンスレッスンや子供向け講座などなど。

イベント詳細や申し込みはフェイスブックをご覧ください。

「○藝埕」巡りをしちゃおう!



世代群(Sedai Group)はこちら「小藝埕」を皮切りに大稲埕エリアに次々と「○藝埕」(○の部分には「民」「眾」「聯」「學」が入ります)、別のミニモールをオープン。このエリアの発展に大きく貢献してきました。彼らは昔からここで暮らし、商売をする人々と協調することを何よりも大事にしていて、周囲の人々と良好な関係を保っています。そのため、「小藝埕」をはじめ、ほかの「○藝埕」も一部のショップを除き、朝早く開店し、夕方もしくは夜早い時間に店じまい。それも周辺店舗に合わせてのことだとか。街は新しい息吹を感じるようになっても、昔からの伝統・文化を大切に守っている証です。周辺住民も彼らのお得意様だそうですよ。
眾藝埕外観

眾藝埕外観

學藝埕内

學藝埕内

聯藝埕内

聯藝埕内

「○藝埕」=「なんとか藝埕(イーチェン)」ナビ内では勝手にそう呼んでいます

「○藝埕」=「なんとか藝埕(イーチェン)」ナビ内では勝手にそう呼んでいます


そんな「○藝埕」はそれぞれ異なるショップが入店し、どちらも個性的で楽しい!みな周辺エリアの徒歩圏内なのでぜひ合わせて訪れて欲しいとナビは思います。きっと、ステキな出会いがあるはずです。

以上、台北ナビでした。

PS:ほかのショップもナビでご紹介予定です。

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記事登録日:2015-01-26

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2015-01-26

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