永康街に鶯歌発祥の茶器専門店がオープン!伝統的な陶磁器から新スタイルのガラス製まで様々な茶器が揃っています
こんにちは、台北ナビです。
台湾茶といえば台湾土産の定番ですが、その魅力にハマると次に欲しくなるのが台湾茶器ですよね。今日は、永康街にオープンした茶器専門店をご紹介します!陶器の町として有名な鶯歌発祥のブランドということで期待が高まります♪
可愛らしい雰囲気の茶器専門店
可愛らしい外観にびっくり
台湾グルメが集結し、お茶屋さんやお土産屋さんが軒を連ねる永康街。「宜龍」はその中心にある永康公園の近くにオープンしました。
茶器専門店と聞いて少し敷居が高いのかと思いきや、まるでカフェや雑貨屋さんのように可愛らしくて入りやすい雰囲気!ガラス張りの店内は明るく、外からもたくさんの茶器がディスプレイされているのが見えます。
外観だけでなくお店の中もどこかカフェのような可愛らしい雰囲気。たくさんの茶器に目を奪われますが、ゆっくり落ち着いて見ることができそうです♪
世界中で愛される台湾茶器
新しいスタイルを提案
「宜龍」は1987年、台湾で陶磁器の街として有名な鶯歌で創業されました。伝統的な台湾茶器だけではなく、東洋の茶器と西洋のガラス工芸を融合させた「新東方」という新しいスタイルの茶器を提案し、中国や韓国、アメリカ、カナダ、イギリス、ロシアなどに輸出販売しています。台湾茶器を世界に広めた存在なのです。
九份では日本人にも大人気
これまでは主に茶器の製造と海外向けの販売を行っており、台湾国内に店舗を出したのはごく最近のこと。2014年1月、九份に1号店をオープン。観光客の間でとても評判が良かったので、台北市内のお茶屋さん激戦区である永康街にも店舗を出すことに。
伝統~現代的なものまで幅広いラインナップ
それでは茶器を見ていきましょう!
まず現代的なデザインに目を奪われるのが、經典款(Classical Glass)シリーズをはじめとする耐熱ガラス製の茶器。もともと欧米でよく売れていて、日本の方にも一番人気なんだそう。デザインの可愛さはもちろん、熱くないように二重ガラスになっていたり、お手入れがしやすいデザインになっていたりと、機能性もばっちり!お手頃価格なのも嬉しい限りです。
台湾茶だけでなく日本茶や紅茶を入れるのにも適しているとのことなので、おうちで即活躍しそうですね~♪
お湯を入れると安定します
底が丸くなっていてゆらゆらと揺れる、
圓武(Armor)シリーズは遊び心のあるデザイン。お湯を入れるとゆらゆらが止まり、ピタッと安定するように計算されています。
紅茶や日本茶も楽しめます
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カップもコロンと可愛らしい
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気軽にお茶を楽しめます
こちらは
五彩環(Colorful Ring)シリーズ。耐熱ガラスをゴム製のリングで覆っています。熱湯を入れてもゴムのリングの部分を持てば熱くありません。タンブラーのような形で、お手入れも簡単。お茶をカジュアルに楽しめると人気上昇中です。
マットな白と木のコンビネーションでひと際目を引くのは、白居易(The White Truth)シリーズ。2014年ドイツのデザイン賞reddot awardを受賞しています。ちなみに「宜龍」にはreddot awardのほかにもiF design awardsやgood design awardを受賞した茶器もあります!デザイン性はお墨付きです。
デザインだけでなく機能性もばっちり。茶葉の保存に使える缶にはシリコンを使っており、しっかりと密閉できると同時に、開閉時の摩耗がほとんどないように工夫されていて長く使える優れもの。
現代的なインテリアにも合います
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2014reddot award受賞
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紅茶を入れるのにも最適!
バラの柄にガラスの組み合わせの
晶艷玫瑰(Fusion Rose)シリーズ。東洋と西洋の融合でまさに「宜龍」ならではのデザイン。欧米で好評らしく、プーチン大統領もこれでお茶を飲んだそうですよ!
ライチの絵柄が可愛らしい
こちらの綺麗な絵は手描きですか?とたずねると、実はプリントされたものとのこと。このようなプリントの技術は日本から伝わったものなんだそう。プリントなのに手描きのような立体感で、一気に高級感が出ます。
こちらは牡丹等のお花の絵柄
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一名、購入いたしました!
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茶こし蓋付カップ1650元
磁器の碗に琉璃の持ち手が素敵。琉璃の持ち手をくっつける技術は特許取得済みなんだそう。こちらもプリントは立体的で手描き風。
デザインが綺麗で気になります~
茶壺と茶こしが別になっているものもあります。
迎風(Windward)シリーズ は風をイメージしたという曲線と形がポイントの上品なデザインです。
まだまだ紹介紹介しきれないほどたくさんの茶器があります。廟會(Temple Fair)シリーズは、台湾の画家「楊莉莉」の「胖娃娃 」(太った子供たち)という人気シリーズ作品を採用したもの。マットな白に綺麗な青が映えています。台湾っぽい絵柄が面白いですね~。 お土産にぜひ。
鶯歌のデザイナーの作品もあります。特に飽きの来ない陶器の茶器は、台湾茶好きならひとつ揃えておきたいですね。高価なものもありますが、商品は全て価格が見えるようにしっかり表示されているのも嬉しい配慮です。
デザイナーのものは裏に刻印入りですから、将来価値が出るかもしれませんね!
ティースタンド感覚でお茶もいただけます
茶器専門店なので茶器の販売がメインですが、茶葉やその場でいただけるお茶の販売もしています。茶芸館とはまた違った感覚でカジュアルにお茶を楽しめます。
ティースタンドのようにテイクアウトも可能ですが、お店奥の休憩スペースでいただくこともできます。
「永康街にはグルメスポットが多いので、食事後のお茶休憩がてら、気楽に茶器を見にきてもらえれば。」とナビにもお茶をすすめてくれました。
おしゃれな二重ガラスで触っても熱くない
阿里山烏龍茶130元
台湾の代表的な高山烏龍茶。優しい香りにすっきりとした風味で、飲みやすいお味。
オレンジがかった色が特徴です
東方美人茶130元
独特の甘い香りと後味が特徴の東方美人茶。ホットはもちろんアイスですっきりいただくのもオススメです。
ボトルはお店のロゴ入りで可愛い♪
テイクアウトでマイボトルを持参しない場合は、50元の割引はありませんが、お店オリジナルの耐熱プラスチックボトルがもらえます!これがまた可愛いので是非日本に持ち帰って、再利用しましょう~♪
お茶はアイスティーにする場合、一般的なドリンクスタンドとは違って、熱いお茶に氷を入れるのではなく、外側から氷水を使ってしっかりと冷やしてくれます。そのため、少し時間はかかりますが、水っぽくならないのはもちろん、氷臭さもなくお茶本来の風味をしっかり残すことができるのだそう。
もともと茶器一筋だった「宜龍」ですが、台湾茶器を世界に広めていく中で、ぜひ台湾茶葉も紹介してほしいというリクエストが多く、8年ほど前から茶葉の販売も始めたそう。手のひらサイズの茶葉は20~50元とかなりお手頃で、バラマキのお土産にもなります!
日本語少しOKのトニーさん
カフェのように気軽に立ち寄れる茶器専門店。旅の時間は限られていますから、一度にたくさんの種類の茶器が見られるのは嬉しいですよね!見学するだけでも楽しい時間が過ごせますが、実用的な商品も多いこちらのお店で、ぜひ自分へのお土産を選んでみてはいかがでしょうか。
以上、台北ナビでした。