オーガニック、無農薬…安心&安全なモノだけを消費者にお届け!身体に、地球に優しいモノがいっぱ~い!!
こんにちは、台北ナビです。
MRT「善導寺」駅そばにある「天和鮮物」は台湾最大のオーガニック店として知られています。食料品から生活雑貨まで、実に多彩なラインナップで、その数もハンパない!そんな「天和鮮物」に今回改めて潜入したナビ。さまざまな商品をマーケティング企画部のTinaさんにご紹介いただきました。
大病の末考えた新たな生き方
「天和鮮物」のオーナー劉天和さんは現在60歳代。かつては電子関係のお仕事をされていたそうです。昼夜関係なく、また食生活に気を遣うことなく過ごしてきた劉オーナーはなんと48歳という若さで深刻な大腸ガンを患います。何度も手術を繰り返し、一時は死の淵をもさまよったという劉オーナー。
そんな彼がリハビリ中に医師にいわれた言葉は、「消化のよい肉や魚だけを主食にしなさい。」しかし、当時の台湾には汚染のない海魚は1匹足りともなかったそう。そこで考えた劉オーナーは、体調が回復したら、皆が安心して口にできる魚を養殖しようということ。それが現在台湾各地のみならず、中国にも支店を出すまでに大きく成長した「天和鮮物」の始まりでした。
身分証明書付きのお魚
証明書のコピーがファイリングされており、お買い物中に誰でも自由に手にとってみることができます
「天和鮮物」の魚は汚染がない澎湖の外海で養殖されています。その過程では抗生物質など身体に害のある物質は一切使わず、できるだけ自然と同じ条件下で育てています。また、科学技術の力を駆使し、1匹1匹をデータ管理。どこで生まれ、どのように育てたか、といった生産の過程が一目瞭然。
また、それらはどれもSGS(世界最大級の第三者分析機関。化学物質検査等を行ない食の安全性を証明している)検査を通過したもの。高い品質を意味しています。
豚・鶏も安心!
魚だけでなく、 豚・鶏も自社牧場で育てています。
豚は台中にある養豚場で、やはり生産履歴を管理の下、養豚しています。養豚日数は210日以上、 抗生物質・成長ホルモンの投与を行なわないだけでなく、定期的に薬物検査を行ないチェックしています。
また、鶏も同様。嘉義の養鶏場で100日以上かけてゆっくり育てています。ホルモンを多量に投与し短期間に成長させる利益主体のブロイラーとは180度違います。
どちらも飼料には気を遣い、澎湖の海藻を与え、オメガ3を豊富に含むポーク、チキンへと育てています。
さらに、牛は澎湖の小さな牧場で自然放牧を行なった数少ない台湾産の黄牛。天然の牧草を与え、2年半~3年かけて育てます。こちらもSGSで残留薬物をチェックし、厳しい検査をクリアした安全性の高いビーフとなっています。
天和の緑色農場
野菜・果物も同様です。嘉義、澎湖の自社グリーン農場で無農薬・有機製法で栽培。除草剤は使わず、自家製の天然肥料(原料:魚)を使用。もちろん土壌・水質検査に合格し、有機の認証を得ています。だから、商品を見てみると虫喰いの穴があったりするんです。安全な証拠ですね!
ビルの1階にあるこちら。入り口はそう広くなく、またビル内ということでちょっとわかりづらいのですが、1歩店内へ足を踏み入れると、ドーンと広々スペースがお出ましします。
パンコーナー、スーパー、体験コーナー、喫茶スペースと大きく4つに分かれる店内。それでは、それぞれを見て回りましょう。
<パンコーナー>
店内に入るとまずその香りに魅了されるはず!入り口を入ってすぐのココでは、店内工房で作られた焼き立てのパンが売られています。どれも天然酵母によるもので、香料・防腐剤・人工添加物は一切使われていないという自然の味。使用成分はすべて壁面に貼られていて、産地がわかる仕組み。
また、商品カードはそれぞれ緑:有機成分95%以上、紫:51%以上、オレンジ:全麦パンと分かれていて、並べられる商品ケースもそれぞれ異なります。