「生」に近いドライマンゴーをお求めの方へ~
こんにちは、台北ナビです。
マンゴーの聖地である台南市玉井区。マンゴーの最盛期以外にこの地へ来てしまったら・・・。できるだけ本物に近いドライマンゴーを食べたい!と思いませんか?
こちらは、大小バラバラのマンゴーなので、100~150元でお安くなっています
玉井で50年以上の歴史を誇る「盛發食品行」は、玉井老街の一角にあり、緑幹線と橘幹線バスもすぐ目の前に停まる、ドライマンゴーの老舗店。
お店の看板は、愛文芒果(愛文マンゴー)乾ですが、土芒果(土マンゴーは、台湾に昔からある濃厚な味の小ぶりな品種)乾や凱特(愛文より大きく、少し酸っぱみもあるマンゴー)芒果乾の他にも、楊桃(スターフルーツ)乾、鳳梨(パイナップル)乾、龍眼(リュウガン)乾などなどいろいろ。パイナップルも台南を代表するフルーツだけあって、試食したナビたちは、マンゴーに負けないおいしさだよね♪と感激。
主の商品の金額はこんな感じです。
低糖愛文芒果乾 100元(小)、150元(大)
愛文芒果條 100元(小)、150元(大)、高纖土芒果乾 100元、低糖凱特芒果乾 150元、原味無糖愛文芒果 150元…、
天然楊桃乾 100元、天然鳳梨乾 100元 、天然芭樂(グァバ)乾 100元、
ドライイチゴやドライトマト、蜜餞という漬けフルーツ各種も販売しています。
お店では試食もできます、こちらは愛文マンゴーと情人果、パイナップルです
お店オーナーの鄭鈺隆さんが、ドライマンゴーを実際に作っている工場へ案内してくれました。
工場は1月から10月までの運営で、その他の期間はお休みです。
愛文ももう終わりの時期ということで、今が一番忙しい時期でした。
入口から香りが漂ってきています
|
|
こちらの品種は、凱特
|
愛文ですが、こちらはまだ熟しが足りない
|
|
こうなってから、皮が剥かれます
|
一番速いおばちゃんです
画像を見ての通り、ドライになるマンゴーは黒点があったり、熟しすぎたものがほとんど。
マンゴーの皮を削る人たちの手は速い速い。一番上手なおばちゃんは、1日でオレンジのバケツを15個いっぱいにするそうな。バケツ一個いくつのマンゴー?と聞くと、20~30個くらいかなあとのこと。え?だから1日400個ほどのマンゴーをさばいてるってこと???すごいです・・・。
まずは、皮を剥いてから、破損した部分は落とし、身だけ種からきれいに削り取ります。破損がなければ、ほぼ完全な半個の大きさ。バケツの中はすでにドライスタンドバイの状態になったマンゴーたちが光り輝いています。
これがそのまま乾燥されるというのだから、大きなドライマンゴーはマンゴー半個分というわけ。2枚食べたら一個分…かなり贅沢です。
壮観なマンゴーの風景
冷蔵室で就寝中のマンゴーたち
バケツいっぱいになったマンゴーには1㎏ほどの白糖がかけられます。
この後冷蔵室で2日ほどねかされ、そして、乾燥機に入れられます。
乾燥の段階
アルバイトの男性3人でやってますが
乾燥されたマンゴーは、手作業で完全に乾燥したものと、まだなのとに手早く分けられます。
軽く手で触っただけで、ホイホイと分けられていました。
完全乾燥のは、この後常温になってから包装に入ります。
完全乾燥の状態は、手の感触で判断
防腐剤は一切使っていないのですが、冷蔵庫に入れていたら半年はOKとのこと。
常温なら1~2週間以内に食べたほうがいいそうですよ♪
まだ温かい、でも乾燥しきっているドライマンゴーをその場でいただきましたが、愛文がぎゅぎゅぎゅ~っと凝縮した味でおいしかったです。愛文が終わったら、今度は凱特マンゴーの品種を作り始めるそうで、工場にはすでに数箱運ばれていました。
それにしても愛文のドライマンゴー製造の最盛期だったこともあり、工場内には甘ったるい香りが充満…。マンゴーにすっかり酔っぱらってしまったナビです。
以上、台北ナビでした。