世界が認める台湾茶とは!?自然豊かな台湾の土地が育んだお茶に心躍る!!
こんにちは、台北ナビです。
例えば同じ茶葉でも、国によって、または焙煎度合などによって味わいが変わり、知れば知るほど奥が深いお茶の世界。日々の生活にお茶はかかせない!という方も多いのではないでしょうか?デパートの店頭には各国の多様なお茶が並び、私たちの日常を彩り豊かにしてくれます。
ここ台湾でも古くからお茶の文化が根付いており、台湾茶もまた世界中のファンを魅了し続けているお茶のひとつです。今回は、台湾好きならいちどは目にしたことがあるであろう、美しいパッケージが印象的な「小茶栽堂」を訪れ、世界に誇る台湾茶の魅力に触れてきました!
洗練された空間で、プロフェッショナルたちに身を委ねよう
まるで美術館のようにうつくしい店内
今回おじゃました「小茶栽堂 永康旗艦店」は、東門駅出口5から徒歩1分の好立地にあり、にぎやかな永康街のメインストリートに、凛とした佇まいの黒い看板が人目を惹きます。
黒い看板が目印!
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ガラス越しにも店内の素敵さがうかがえます!
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店内中央にある円いカウンターと、それを中心にうつくしく陳列された商品たちが、ブランドのデザインに対するこだわりの強さを物語っているようです。向かって右手にはお茶が、左手にはマカロンヌガーやパイナップルケーキなどのスイーツとギフトボックスが紹介されています。
商品を熟知したスタッフたちが丁寧に接客してくれるので、安心して自分の好みを伝えてみましょう。ベテランスタッフは、日本人の好みや購買傾向を把握してくれているので、おみやげ選びに迷ったら、スタッフにたずねてみるのも手です。
お茶にフォーカスして、台湾のすばらしさを世界へ発信!
2006年に設立された「小茶栽堂」は、
台湾のうつくしさを世界に紹介することをモットーに、自然を敬いながら革新的な商品を生みだし続けてきました。
100%台湾産の高品質な茶葉を厳選し、昔ながらの製造工程によって生み出される小茶栽堂のお茶はどれも、台湾茶特有のさわやかな甘みを感じることができます。
設立当初に掲げた「
最高の基準によって、台湾製品の品質を再定義する」の精神を貫き、自信をもって世に送り出されるお茶たちは、幾度となく国内外の品評会で認められてきました。
お茶を通じて台湾のすばらしさを世界に発信し続ける、というブランド理念をしっかりと体現してきた小茶栽堂。その情熱は、茶葉の品質を磨くのみならず、店頭にならぶスイーツにも、しっかり反映されている点を見逃してはいけません!主力のスイーツにはすべてお茶の要素が加えられており、お茶の可能性を追求する小茶栽堂の姿勢に感銘を受けたナビでした。
世界をうならせる小茶栽堂の台湾茶。2022年ITIで星3つを獲得した「黑烏龍茶」!
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「春雪烏龍茶」もまた、2022年ITIで星1つを獲得しています
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ずらりと並んだお茶たちを前に右往左往してしまう方も、心配ご無用!商品脇には、各茶葉の焙煎度や発酵度に加えて、飲み方や、そのお茶と相性のよりお菓子について日本語で説明しているとても親切なカードが添えられているので、そちらを参考に好みのお茶を選びましょう。気になったお茶は試飲が可能なので、ぜひスタッフに声をかけてみて。
お茶は大きく分けて、台湾茶と花茶の2種類あります。花茶は人工香料を一切使わずに、茶葉と花のつぼみを一層ずつ丁寧に重ね、30時間以上かけてゆっくりと花の自然な香りを茶葉へ移して作られています。お茶を飲むときに広がる華やかな香りはまさに自然の産物で、小茶栽堂の花茶は台湾の大地を連想させてくれる、なんともロマンチックなお茶なのです。台湾茶にしろ、花茶にしろ、作り手の思いがたっぷり込められた高品質なお茶を、こんなに気軽に飲めるとは、なんとも贅沢なことです。すべての茶葉は水出しも可能なので、夏の暑い時期などはぜひお試しあれ!
好みの茶葉が決まったら、次はサイズ選びです。自宅用やお茶好きの方へのプレゼントならリーフティー(散茶)を、初めての方やおみやげ用にはティーバッグを、というように用途や好みに合わせてサイズを選びましょう。
主力商品は、グッドデザイン賞も受賞した缶入りティーバッグの古典罐
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リーフティーはこのように圧縮されています
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お気に入りの茶器で、リーフティーから楽しむティータイムはいかが?
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茶葉が開きやすいテトラ型のティーバッグは、トウモロコシのデンプンを原料としているので、土に還せて環境にやさしい設計です
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オススメ商品を一挙ご紹介
小茶栽堂の主役級商品といっても過言ではない黒烏龍茶。龍のパッケージがかっこよすぎる「輕巧盒」は、ティーバックが小分けに包装されており、日本人に人気です!
黑烏龍茶
人気はなんといっても、イケメン「黑烏龍茶」です!食品界のミシュランンとも称されているITI(International Taste Institute)において、2022年の優秀味覚賞3つ星を獲得しています。世界トップクラスのシェフやソムリエが審査員を務める価値ある賞を受賞しているだけあり、その味にナビは衝撃を受けました。
個人的にこれまで台湾茶を選ぶときは、さわやかな香片を好んで飲んできましたが、まるでコーヒーを淹れた瞬間のように、お湯をそそぐと濃厚な香りが立つ黒烏龍茶に感動!繰り返し焙煎された烏龍茶の重厚な香りに加え、ふくよかな口当たりと、甘い余韻にすっかり虜になりました。
(左)リーフティー・110g/1200元、(右)リーフティー・110g/1100元
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ティーバッグ25個入り・75g/750元
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ティーバッグ20個入り・60g/750元
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ティーバッグ6個入り・18g/300元
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お湯を注いだ後の茶葉をみるとわかりますが、開き切らない茶葉は、長時間かけて繰り返し焙煎された証!じつはこの黒烏龍茶は2018年にも、優れた食品の生産者発掘と促進を目的としたフランスの団体AVPA(フランス農産物振興庁)が開催する「第1回世界茶葉コンクール」でも大賞を受賞しています。
出品するたびに世界に認められる小茶栽堂の黑烏龍茶はもはや必須!食事中や食後にもオススメですよ。サイズは全5種類から選べます。
清らかなクチナシの花をイメージしたパッケージ
黃梔烏龍茶(クチナシ烏龍茶)
花茶のオススメは「黃梔烏龍茶(クチナシ烏龍茶)」です。2020年度モンドセレクションにて優秀品質金賞を受賞しているこちらの商品は、前述したようにたっぷり時間をかけて茶葉に移されたクチナシの香りを楽しみながら味わう、なんとも贅沢な烏龍茶です。ジャスミン茶がお好きな方はきっと気に入るであろう、華やかで優しい香りが特徴です。甘酸っぱいお菓子との相性がよいので、パイナップルケーキやドライフルーツと合わせて午後のティータイムにいかがですか?飲み終わったカップからほんのりクチナシの香りがするのも、嬉しい余韻です。
昔ながらの製法でつくられた紅茶です
古早味紅茶
じつは紅茶も有名な台湾。特に日本人に人気という「古早味紅茶」には、日本統治時代に日本人農業技師がインドより移植したアッサム紅茶「台茶8号」が使われています。
さらにスペシャルなのは、台湾で自然栽培されたケツメイシと大麦入が入っている点!麦を感じさせる香ばしさとほどよい酸味に、奥深いアッサム紅茶が交じり合い、なんともクセになる味わいです。朝食と合わせて飲むと、ゆっくりと身体が目覚めて、パワーが湧いてきそうな紅茶です。
特にご年配の方に根強い人気の「金萱茶」。こちらも2018年度のAVPAが開催するコンクールで大賞を受賞しています。ミルクのようなまろやかな味わいが特徴です
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天然のバラの花と台湾産の紅茶を使用している花茶「玫瑰紅茶」。華やかなバラの香りがほんのり香る紅茶は、エレガントなティータイムを演出してくれること間違いなしです
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馬卡龍牛軋糖(マカロンヌガー)
キュートすぎるビジュアルのお菓子「馬卡龍牛軋糖(マカロンヌガー)」は、その名の通り、ヌガーをマカロンで挟んだ小茶栽堂オリジナルのイチオシスイーツです。「抹茶&野莓紅茶(ベリー紅茶)」と「原味(ノーマル)&草莓(イチゴ)」の2種類で、バラでも購入可能です。彩りやシルエットのかわいさに加えて、マカロンはサクサク、ヌガーはしっとりと食感も楽しめるので、台湾みやげとして重宝しそうです。もちろん、お茶との相性も抜群です!
紅茶土鳳梨酥(紅茶パイナップルケーキ)
小茶種紅茶を使った生地が特徴の「紅茶土鳳梨酥(紅茶パイナップルケーキ)」もぜひ、おみやげのラインナップに加えたい一品。台湾南部彰化県の八卦山産パイナップルを使用した土鳳梨酥で、繊維感のあるしっかりした餡は甘さ控えめ!紅茶の風味が感じられる生地との相性もよく、パイナップルケーキに変化球が欲しい、という方にもオススメです。
焼き菓子(小茶餅)
手作りの焼き菓子(小茶餅)たちはとにかくフレーバーが豊富!ずらりと並ぶクッキーたちを見るだけでワクワクしてしまいます。上質な台湾茶葉が練りこまれたクッキーの詰め合わせも、プレゼントしても喜ばれそうですね!ばら売りもしているので、お試しで購入してみるのも◎。
その年の干支がデザインされたギフトボックスがかわいい!
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全てのロールケーキに茶葉がつかわれています。どれもおいしそう~
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カウンターにあるショーケースにはロールケーキが並びます。もちろん、小茶栽堂で販売されている茶葉たちがふんだんに使用されています。台湾では赤ちゃんが生まれて1か月目のお祝いである「滿月」の贈り物としても人気だそうです。その年の干支をあしらったギフトボックスも記念になるし、とてもかわいらしいです!
ドイツのデザイン賞「reddot award」受賞のマグカップで素敵なティータイムを!
おまけですが、小茶栽堂ではお茶にちなんだグッズのデザインも手掛けています。ドイツのデザイン賞reddot awardを受賞しているこちらのマグカップは、マグの底にピッタリ納まる小さな陶器の茶葉入れがついていて、わざわざポットやカップを用意しなくても、これだけで好きな時に好きな量でお茶を楽しめます。
台湾のよいものを世界に広めるため、そして台湾茶の価値基準を高めるために、時間と手間をかけ、台湾農家さんの協力のもとブランド力を磨いてきた小茶栽堂。実際に商品に触れて初めて実感するそのこだわりと努力のたまものに、ぜひ皆さんも触れてみてはいかがですか。台湾茶を通じて、台湾の良さを感じることができると思いますよ。
以上、台北ナビでした。