薑心比心

こんにちは、台北ナビです。ナビは、ある日たまたま「薑心比心」の店舗を見つけました。覗いてみると…「すべての商品にショウガを使っている」ということ、そしてそのお店の雰囲気やパッケージなどにとても惹かれたのです。もっと知りたい！使ってみたい！というナビの希望が実現した今回の取材となりました。

「薑心比心」は、2008年に設立された台湾オリジナル化粧品ブランド。薑（ジャン）とは、中国語でショウガのこと。オーナーは朱嘉琳さんという女性です。朱さんは元々レストランのシェフでした。それが、どうして「ショウガ達人」へと変貌したか…2001年のある時、レストランでの仕事に疲れていた朱さんは、使い物にならなくなった大量のショウガ汁を、捨てるのはもったいないと持ち帰り、なにげなくお湯に入れ浸かってみたそう。朱さんはその時思いがけず「全身がとてもリラックスできた」という意外な発見をしたのです。その後、何度か試すうち、その効果に自信を持った朱さんは、古いお客さんや知り合いにその発見を伝え、ショウガ汁を譲り始めたといいます。それが少しずつ広がり、ある芸能人がそのことを本の中に書いたことで、さらに多くの人が注目するようになりました。そして、どのようにしてそれを商品にしていくか…朱さんの模索が始まったのです。「人生で初めて夢中になって叶えたい夢を見つけた」とは朱さんの言葉です。それから、良いショウガを求め、台湾中を探し回ったり、ショウガ畑を手に入れるため大量の出費を余儀なくされるなど、決して簡単なことではありませんでしたが、7年の時を経て2008年「薑心比心」の設立となったのです。

「薑」心比心の精神

「薑心比心」とは朱さんの企業精神。中国の成語で「將心比心」というのがあるそうで。“相手の立場に立って考える”という意味だそうですが、將と薑（ショウガ）が同じ発音であることから、文字を変えて掲げることにしたのです。
現在「薑心比心」の店舗は台北市内に2店舗。信義区の「誠品書店」内5階にあるのが1号店。2号店は「Qスクエア（京站）」内地下1階にあります。そのほか、「SOGO復興館　CitySuper」、石牌「榮總醫院　生活廣場」、花蓮「遠雄悦来飯店　BellaSpa」、高雄「漢神巨蛋」内でも販売コーナーで購入が可能だそうです。ネット販売も行っています。また、2010年7月には信義区「新光三越　A11館」内に新たに店舗がオープン予定！今後ますます期待できそうですね。

今回ナビが訪れたのは、1号店の「誠品書店」内店舗。フレンドリーなスタッフ、ROSEとJCが笑顔で迎えてくれました。場所柄、海外からの旅行客も非常に多く、日本人もたくさん来店しているとのこと。そんな時は、ROSEが簡単な日本語で会話したり、「英語やボディーランゲージも使えば大丈夫～」と。JCも日本語勉強を頑張っているところだそうです。

人気商品は？

まずは人気の3品を紹介していただきました！どれもそれぞれに人気があるそうで「決めるのは難しい…」といいながら、最初に名前が出てきた商品はこちら。

かなりこってりなハンドクリームです。のびもいいので、少し出せば充分にのびます。手の保湿だけでなく、ネイルまでのばせばネイルケアもOK！紫の方はショウガの花を使用したものなので、イメージ的にはこちらの方がイイ香りがしそうですが、森林のようなスパイシーな香り。一方、ショウガの方が甘い香りなので、ナビ、個人的にはこちらが好き。

ほかにもいろいろ

そのほかの商品もご紹介します。

一見バスパウダーに似ているパッケージですが、もっと細長いのがバスソルト。天然の塩を使用しており、発汗作用に優れています。お湯に入れて浸かれば排毒効果があり、むくみも解消されるとか。ボディソープに混ぜてマッサージしながら洗えば、角質除去にも一役買いますよ。