着々と海外にも進出中のMade in Taiwanのデザインブランド「designburg」。
こんにちは、台北ナビです。今日は、SOGO復興館7階にある、デザイン雑貨ショップ「designburg」にやってきました。
「designburg」は、城兆緯氏が創立した台湾発のデザインブランド。アクセサリー小物を中心に、レザー製品や生活雑貨など、非常に幅広い作品展開をしています。使用する素材もチタンやステンレスなど、敢えて今まで使用されることのなかった素材に着目。西洋と東洋の特色を合わせ持った作品は、「designburg」独自のデザイン性と雰囲気。好奇心を刺激されること間違いなしの、台湾で今話題のデザインブランドです。
空間デザイナーからブランド品デザイナーへの華麗なる転身!
「designburg」は、2001年3月に創立されたデザイナーブランド。城兆緯氏は、子供の頃から家族の仕事の関係で、海外、とりわけヨーロッパで生活する機会が多く、ヨーロッパのブランド品デザインに深く興味を持っていたそう。その後、台湾で空間デザインの仕事に従事するも、かねてから興味の深かったブランド品デザインの分野に進出。今までアクセサリーに使用されることのなかったチタンやステンレスなど、実はアクセサリーに向いている素材の特性に着目。高い加工技術で、素材のもつ素朴な質感を残しつつも、独自性の高い、城氏ならではのデザイン作品を作り出しています。
着々と海外へも進出。世界に認められる「台湾らしさ」を持った作品
現在、「designburg」は、SOGO復興館の他にも、誠品書店,New York New York,桃園国際空港などにも出店。ニューヨークのSOHO地区の代理店に作品を提供したり、日本のお台場で開かれたショーに出品するなど、創立してたったの6年とは思えないほど、多くの人にその作品性が認められています。
今後は、東洋ならでは、華人ならではの、長い歴史の中にある独特の文化発想とデザインで、もっと多くの国で認められたいと、城氏のデザインへの熱意は高まるばかりです。
軽い、錆びない、アレルギー反応なし!安心して使える新時代アクセサリー
「designburg」の大きな特色の一つに上げられるのが、使用する独特の素材。チタンやステンレスなど、アクセサリーには不似合いと思われていた素材を使用。そのシンプルな素材感を活かしながらも、高い加工技術で独特のカットラインで、「designburg」独特の作品に仕上げています。チタンは、軽く錆びないため、お風呂やプールに入るときに外す必要がありません。また、微量の電流で、血液循環や新陳代謝を良くする働きもあります。金属アレルギーのある人でも安心して使えるという特色もあります。
東洋の文化思想を形にした独特のデザイン
2001年にブランドを立ち上げたばかりの頃の城氏は、どうしてもヨーロッパの影響を受けた作品を作る事が多かったそうですが、今では、東洋らしい、台湾らしい作品を作ることに熱意をもって取り組んでいます。
東洋の文化思想をデザインしたアクセサリーは独特で、デザインが美しいだけでなく、神秘的な概念を感じさせます。今後は、中国の四神(蒼龍・白虎・朱雀・玄武)など、中国古代神話に基づいた作品を作っていくことも考えているそうです。
ベタベタしすぎないさりげないペア感が魅力の作品たち
城氏は、恋人同士や夫婦がペアで使える作品も数多く手がけています。と言っても、その作品は中性的で、いかにも男性的、女性的といった雰囲気ではありません。シンプルなデザインの中に、さりげなくペアらしい概念が含まれているのです。そのため、カップルだけでなく、友人同士や家族間で使用したり、その日の気分で好きな方を使ったりということも可能です。取り外し可能なパーツもあるので、自分の好みでいろいろと楽しめる作品になっています。
「designburg」の作品は思ったよりリーズナブル。気軽に購入できる価格帯のものが多いです。見ているだけでも面白いですが、またスタッフの方から作品の概念など伺うと更に作品への興味が増すと思います。SOGO復興館でのお買物ついでにぜひ「designburg」に立ち寄ってみてくださいネ。台北ナビでした。