生産者の顔を見ながらお茶を堪能?身分証明つきのお茶だから安心です。
こんにちは、台北ナビです。台湾に来たらぜひともおみやげにしたいのが烏龍茶。しかし、街中にお店はあふれているから、どこのお茶屋さんへ行ったらいいのか迷ってしまうはず。そんなあなたに、ご紹介したいのが「振信茗茶DOCTOR-TEA」。こちらは、茶葉の生産元が簡単に調べられるトレーサビリティシステムを導入している数少ないお茶屋さんなんです。生産者の顔を見ながらお茶を飲む・・・なんてちょっとオツな体験、してみませんか?
今日おじゃました「振信茗茶」はMRT西門、台大医院、台北車站の3駅から徒歩圏内という、とってもアクセス便利なところにあります。お店の建物もちょっとノスタルジックでありながら、モダンな感じ。中はといえば、シンプルで洗練されたデザインが若い人に受けそう!現に、ナビが取材中には、偶然通りかかったという日本人の女の子2人組が…「オシャレな店だったのでプラリと立ち寄ってみました」と入ってきました。
Doctor-Teaってお茶のお医者さんってこと???
「振信茗茶」の英語名は「DOCTOR-TEA」。どうして~?ナビはてっきり茶葉の品質をチェックしたり、管理したり…というそんなお仕事の方と関連があるのかな?と思っていたのですが…実は、オーナーは本物のお医者さんでした。医師として成功した後、それだけに留まることを知らず、副業として小さい頃から慣れ親しんだ「茶葉」の販売をはじめたのだそう。「茶葉品質管理人」ではなかったけれど、ナビの勘もまんざらではなかったことデスネ。
こちら「振信茗茶」のお茶は台湾行政院農業委員会で管理する安全追跡システム(トレーサビリティシステム)を使って、いつ、どこで、誰が、どのようにしてお茶を作ったのかを調べることができます。日本でもスーパーに行けば「この野菜は○○県の○○さんが作りました」なんていう顔写真を見かけたりしますが、それのもっと細かい版。消費者にも手軽に、簡単に、茶葉の品質や安全性が確認できるシステムなのです。
このオジちゃんが育てたのね…と思うと感慨もヒトシオ!顔を出せるのは商品に自信と誇りを持っているから。何月何日にどんな肥料をまいたとかヒジョーに細かいことまで生産日記のように読めちゃうんです。感激☆
○茶葉の身分証をチェックしよう!○
・振信茗茶「台湾第一」系列のお茶缶の底にある「追溯號碼(追跡番号)」がその鍵
・振信茗茶のサイトか行政院農業委員会のサイト内の「産銷履歴」に番号を入力
・あなたが飲んでいるお茶の情報がでてきます。
「振信茗茶」ではもちろん、試飲をしながらお気に入りのお茶を選ぶことができます。町中のお茶屋さんにありがちな「さあさあ、まずは座ってゆっくりと…」というお家に招かれたうような感じはないのですが、逆にそんなあっさりとしたビジネスライクさがナビの肌にはあっていたよう。気になるものだけ試飲をして、質問して…お茶は量り売りではなく、すでに素敵な缶に入ったものなので、アレ、コレと指差しで(^^);買い物しやすかったのもポイントでした。そんなナビにつきあってくれた優しい笑顔の店員さんおすすめを紹介します~。
<お茶(値段はどれも1缶150グラムのもの)>
山中傳奇(高山茶)
阿里山高山茶 嘉義県阿里山の海抜1600メートル以上のところで採れたお茶。
争奇鬥艶(工芸茶など)
賽貂蝉 150g
キンモクセイの香りの工芸茶。丸い茶葉が開くと赤い花が広がります。香りは弱め。
七仙女 150g
工芸茶葉にお湯を注ぐと白い花が上へ上へと伸びてきます。ジャスミンの香りがさわやか。
台湾第一産銷履歴優質茶(トレーサビリティシステム)
不知春 旧正月後に摘み取られた茶葉で春の訪れを知らないことからこの名がつきました。口当たりのよい甘い味が人気です。
冬片 冬至~旧正月までの間に生産される、いわゆる冬茶。こちらも人気があります。
<お茶請け(値段はどれも1缶のもの)>
高山緑茶蛋捲
健康香茶梅
ギフトを想定して缶のデザインにもこだわっているそう。そのまま置いておいても絵になる~
日本の若い人に人気なのが「争奇鬥艶系列」。目でも楽しめる工芸茶なんですって。
メインは缶に入ったものでしたが、小袋入りの茶葉も。こちらはおみやげにしやすいですね。台北ナビでした。
取材時の参考価格です。ご参考まで~!