スパンコールやビーズを散りばめたPOPアートな流行世界を体験。
こんにちは、台北ナビです。
最近どんどんお洒落度が高まっている台北ですが、今日はファッション界の最先端、デザイナーブランドショップをご紹介します。現在は台湾のみで活動していますが、いずれは日本に進出することも?!
「イザベル・ウェン」デザイン工房にてファッションショー
MRT信義線が開通してますますオシャレ度がアップしている信義安和エリア。この辺りはお洒落なブティック、バー、レストランなどファッショナブルな店が多く、その中でも、きちんとデザインされた店構えのブティックが「温慶珠・流行実験室」です。1987年にブランド「イザベル・ウェン」を成立しオープンさせた一号店はこの近くの大安路にありましたが、こちらへ引っ越してきました。
毎年2回行われる、春夏と秋冬コレクションのファッションショーは、中山北路五段にあるオフィス兼デザイン開発工房で開かれています。ここも、異国情緒漂うガーデンは緑と自然があって、とってもステキな空間のようです。2004年3月に行われた春夏コレクションのテーマは「プリンセス・モナコ」ということで、白ベースに金のアクセントといったデザインが目立ちました。ファッション関係者や芸能人たちもショーを見に来て、その後のパーティーにも参加したようです。
遊び心がPOPにはじけた素材の組み合せ
ビーズ、スパンコール、ファー、シルク、エナメル、スウェード、皮、綿、毛、デニム、レースなどを、自由にその時思ったままに組み合わせたようなサイケデリックさが特徴です。素材は、ヨーロッパやインドなど海外から集めていますが、デザインと製造はすべて台湾だそうです。なかなか普段着にはもったいないので、何か特別なときに身に纏いたい一着です。アクセサリー、バック、ベルトもひとつひとつ特別な感覚があるので、じっくりチェックしてみてね。ここでちょいとデザイナー自身のコーディネートを盗んでみると、違うタイプ(銀と黒、大と小)のクロスのネックレスを重ねづけしたり、その上にまたパール系のネックレスをしてもOK!
また、本業のほかに、MRT忠孝敦化駅附近のカフェSOFAやレストランFiFiもこの温慶珠さんが手がけているそうです。分野の違うものを何の抵抗もなくポンッと自然に当ててしまうところが、ニクイ!どこか洋服のデザインにも似た所を感じちゃいます。
ファッション (コレクションにより異なります。取材時の参考価格です)
ラメ入りニットベスト: 2,980元
半袖トップ(スパンコール、ビーズ付): 3,680元
ジーンズ(スパンコール模様): 8,980元
コート(綿): 9,780元
パーティードレス(黒、茶、白のスパンコール): 18,780元
ベルト: 7,380元
バック(スウェード): 12,980元
パール風5重ネックレス: 3,980元
服の大きさはワンサイズでMといったところです。アジアのMなので、割と小さめでしょうか。ひとつのデザインはだいたい20~30着くらいしか作らないとのことです。現在、台湾各地に約20店舗ほどショップがあるので、一店舗につき約一着という計算になります。
また、市内から車で20分ほどの天母にはアウトレット店が。ちょっと前のデザインになりますが、定価より安く購入できるので、時間に余裕のある方は訪れてみては?
訪れる人はお洒落人:もしやデザイナー本人では?!
お客様はだいたい、ここのデザインのファンである地元の人たちで、海外に住んでいる台湾人や有名人も多いとか。店に入ってくる人たちは、どことなくお洒落!と見ていたら、取材中に思いがけず、デザイナーの温慶珠さんご本人が登場♪瞬間ナビを外国人と察知して、すぐに英語で挨拶が出てくるあたり、スマートですねぇ(でも日本人だって!っといきなり要求が高くなる)。最後に写真を撮らせてくださいとお願いしたところ、すぐにOK!颯爽とサングラスを取り出し、ショット毎にポーズを変えてくれるあたりもまた、さすがに慣れてますねぇ!と感心するナビでした。
ファッションショーで使用したCDやショーの映像DVDが流れている店内で、ポップアートな服を見ていたら、もれなく気分はモデルです!店を出てからも思わず、モデル歩きをしてしまいそうでした(ちょっと言い過ぎ?)。
以上、台北ナビでした。