「女子十二楽坊」の活躍で日本でもよく聴かれるようになった中国音楽。その楽器の専門店。
こんにちは、台北ナビです。みなさんは中国楽器をご存知でしょうか?2003 年日本で一大旋風を巻き起こし、NHK紅白歌合戦にも初出場を果たした、女子十二楽坊。彼女たちが奏でているのが、まさに中国古来の楽器なのです。一口に中国楽器と言っても、いろいろな種類がありますが、今まさに人気は二胡に集中しています。台湾では、二胡の他に琵琶や古筝、 笛子も人気があるそうです。今日は、それらのレッスンも受けられる、中国楽器のお店へおじゃましました。
思わず欲しくなるミニチュア楽器
MRT 「古亭」駅 6 番出口を出てすぐ横のビル入り口に「先進精品國樂」とポスターの看板、そのビルの4階に上がって行くと、壁が紅色のちょっとモダンな感じの楽器店と奥にいくつかのレッスンルームがあります。最近、信義路から引っ越してきたばかりという店内には、二胡、琵琶、揚琴、古筝、柳琴、また、バイオリンやチェロ、フルートまでもが店内を囲むように四方に並んでいます。そして、中央の棚には、CD・VCD・楽譜・教本などがびっしり置かれ、飾り用ミニチュア楽器模型もありました。京劇で使われる、シンバル・笛・太鼓もあり、中国ムード満点です。
お土産に最適なのは 、何と言っても日本と比較して安値の CD で、約 350 元ほどで購入できます。楽譜は中国語ですが、音を表示は数字なので十分役立ちそうです(200元くらい~)。またミニチュア楽器は、特に中国楽器を知る人でなくても、細工が素晴らしく、とってもかわいいので、思わずお土産にほしくなってしまいます。
二胡を日本へ持ち帰る方へ
二胡には蛇皮が使用されていて、中国大陸やアメリカなどは関係ないようですが、日本へ持ち込む場合、ワシントン条約にひっかかってしまいます。そのため、黙って持ち込こんで皮をはがされ「ショックゥー」ということのないよう、前もって持込申請書の準備が必要になります。この蛇皮はワシントン条約で規制されている種類のものではありません、という証明書だそうです。この申請書は千元で全て用意していただけます。土日を除いて2日かかるので、二胡を狙って台湾へお越しの方は、初日にこちらのお店へ直行してくださいね。
日本からのお客さんは2~3万元台の二胡を購入されるそうです。台湾では高価ですが、もちろん素材もよいし、きちんと作者の名前がついているものになるので、日本で買うよりかなりお得でしょう。二胡の値段はピンキリで、だいたい2,500 元~35,000元。先進樂器の楽器工場は、中国大陸・上海の北方に位置する蘇州にあるそうです。
中国楽器を習ってみる
通常 1学期は3ヶ月(12レッスン)なので、旅行者には無理ですが、台北にちょっと長居される方へ朗報です。特別に1ヶ月(4レッスン)を先生の都合が合えば、開いていただけるとのことです。
また、中国楽器だけでなく、西洋楽器のレッスンもあります。興味のある人は、先生のスケジュール調整などが必要になるので、早めに連絡して聞いてみるとよいでしょう。また、ここのホームページも充実していますので、どの形の楽器が何という名前なのかなど、チェックしてみてくださいね。
先進音樂教室紹介
二胡(南胡)、古箏、中國笛
二胡(南胡)、古箏、中國笛
個人レッスン 7,200元 / 毎期
二人レッスン 4,200元 / 毎期
中級レッスン 8,400元 / 毎期
琵琶、揚琴、柳葉琴
琵琶、揚琴、柳葉琴
個人レッスン 7,600元 / 毎期
バイオリン(小提琴
バイオリン(小提琴)、フルート(長笛)
個人レッスン 8,000元 / 毎期
二人レッスン 4,800元 / 毎期
古琴
個人レッスン 18,000元 / 毎期
★上記料金の他に報名費として 50 元かかります。
取材の途中、ここで二胡のレッスンを3年間続けていらっしゃる日本人マダムに遭遇。先生によって違いはあるそうですが、中国の伝統曲から SMAP の流行曲まで、希望の曲を弾けるように指導してくださるようです。「気持ちよく弾けるようになるまでには、思ったよりも難しく、奥が深いですよ」と言いながら、先生とも和やかな雰囲気で何やら楽しそう、キラキラ輝いて見えました。ナビも習って二胡でも始めようかと、お店の方に持ち方を教わり、格好よく構え、ちょっと弾かせてもらいましたが、「♪?#?♭?♪?#?♭?」、女子十二楽坊はやっぱり上手いというのがよ~く理解できました。
以上、台北ナビでした♪♪♪