中山北路にある印鑑を作ってくれるお店。字体も様々、各種素材がそろっています。
こんにちは、台北ナビです。印鑑のお店、展文堂は、中山北路と長春路の交差点のすぐ近く。立地条件はきわめてよいといえます。店のショー・ウインドウには翡翠や水晶、玉などが飾られていて、それだけでも豪華に写ります。
ハイテクと伝統、技のミックス
お店の中に入ると、ご主人の曹勝治さんと奥さんが出迎えてくれます。外から見ると狭そうなお店ですが、中は意外と広め。印鑑をつくって40年以上という、超ベテランの曹さん。行書、楷書、添書、字体は自由に選べます。大きさや材料に対するリクエストにも応えてくれます。また、コンピューターを導入して、印鑑のデザインをするなど、ハイテク技術も導入しています。
お好みの材料で印鑑を
素材選びも印鑑づくりのポイントです。貴重な象牙で彫ってもらえば?万元!なにもそこまでしなくとも、水牛の角、琥珀、アクリル、合成ガラス、木材など各種素材がそろっています。合成ガラスでつくった印鑑は女性にも人気が高いのだとか。日本からビジネスで来た人の間では水牛の角に人気があるそうです。「開運印鑑」を求めるお客さんも少なくないとのことで、相談すればきちんと「吉相」の印鑑を作ってくれます。また、とにかく「安く」あげたければ、木版(三文判)もあるんです。
「はんこ屋さん」は、お宝の山だった
台湾の印鑑のお店は、ただ字を彫るだけではありません。翡翠や玉などで作った置物がところせましと並んでいます。ガラスケースの中には天女様が。こちらの三体は左から「福・禄・寿」。これらの置物がニコニコ笑って待っています。ここは極楽。蓬莱山か。ありがたや。ありがたや。
このほか、文鎮、毛筆、掛け軸など、まさにお宝の山であふれていて、全て売り物。画の落款に使う石なども売っています。チャイナテイストのおみやげを求めているという旅行客にぴったりですよね。
同店で注文した印鑑は、大体、翌日仕上げになるので、旅行の日程をよく考えて注文することをおすすめします。ホテルの名前と部屋番号を知らせておけば、翌日にはそのホテルのフロントに配達してくれるというサービスもあるので、出発時刻が遅ければ帰国当日に手に入れることもできるでしょう。
以上、台北ナビでした。