「台湾のサツマイモって最強においしい~♡」が体感できるサツマイモ館!
こんにちは、台北ナビです。
突然ですが、台湾の地形は何に似ていると言われているかご存知ですか?正解は……サツマイモ!というわけで、(ん?強引?!) 今回は台湾のサツマイモを楽しく知って、サツマイモ商品を一度にたくさん購入できる「瓜瓜園観光工場 地瓜生態故事館」をご紹介します。
台南新化は日本統治時代、その土壌がサツマイモつくりにとても適していたことから、サツマイモの生産地として名を馳せた場所です。「瓜瓜園」の邱木城董事長は北部で仕事に就いていましたが、縁があって地元の新化に戻ってきて、サツマイモ販売を始めました。
友人達の助けがあったことから、1992年に「瓜瓜園」のブランドを設立したときも、その友人達と共に手を取り合いました。実はその時の仲間達のご子息達も現在「瓜瓜園」を仲良く助けあっています。
見かけたら試してみて!ハマりますよ~!
安くて気軽に食べられるサツマイモを使った商品が、『簡単に栄養を摂取できてしかもおいしい』と人気になり、「瓜瓜園」は『サツマイモ王国』と呼ばれるほど台湾で有名になりました。
そして「瓜瓜園」の人気を決定付けたのが、『冰烤地瓜(冷凍焼き芋)』。そう、台湾のファミリーマート(全家)の焼き芋がこれなのです!実はこれ、日本にも輸出されているほどの看板商品です。家庭用も販売されていて、焼き芋として食べるのですが、台湾は暑いので、冷たいまま食べてもおいしいと、1年中カルフールなどのスーパーでも見かけます。小パックは40gとちょっと試してみるのにいいサイズです。是非試してみてくださいね。
瓜瓜園、進化の歴史!
ブランドの精神は「
心をこめる」「
イノベーション」「
安心安全」。
それを実現させるため、台湾で唯一サツマイモを自ら生産・加工・販売を手がけています。しかも科学技術をサツマイモ生産に取り入れ、広大な農地に品種、識別番号が育てられているかなどが一目瞭然となるようになっています。
台湾でサツマイモを食べたことがありますか?簡単に食べるなら街中で売っている烤地瓜(焼き芋)がありますし、夜市に行けば、ナビが大好きなモチモチの地瓜球(サツマイモボール)や豆花などのトッピングにする地瓜圓(サツマイモ団子)など……。レストランに行けば、地瓜葉(サツマイモの葉)をさっと炒めた料理も人気があります。実は台湾でも日本同様にサツマイモはよく食べられるのですが、台湾のサツマイモって多様で食感、味に様々な特徴があるのです。
その中でも台湾のサツマイモ四天王と呼ばれるのが、「台農57號」、「台農66號」、「台農73號」「西蒙一號」で、これを食べれば台湾のサツマイモのおいしさに感動するはずですが、少しずつ特徴が違います。
台湾で最もよく見られるのが、黃金蕃薯(黄金のサツマイモ)の別名を持つ「台農57號」。蒸す、煮る、炒める、揚げるのに適していて、甘くもっちりとしています。ちなみにガイドさん曰く、一番おいしい品種なのだとか。紅心蕃薯(赤いサツマイモ)とも呼ばれる「台農66號」はベータカロチンが多く含まれ、蒸す、煮る料理方法に適しているといわれています。オレンジ色の身が特徴的で、糖度が高く、柔らかく、最もおいしいとも言われています。紫心蕃薯と呼ばれる紫色の身をした「台農73號」は、ポリフェノールを多く含み、抗酸化作用があります。アントシアニジンも含まれることから、とても高価なのだとか。「西蒙一號」は身が白く、ドリンクにして飲むことが多い種類です。
サツマイモの構造大公開!
ちなみに身がおいしい上記の4種の地瓜葉(サツマイモの葉)はそこまでおいしくないのだとか。サツマイモの身が甘くてもサツマイモの葉がおいしいとは限らないというからおもしろいです。
分かった風なことを書きましたが、これは全部ここで学んだこと!日本語はありませんが、写真や実物を多く使い、子どもでもわかりやすい展示を心がけているので、見ているだけでも何となくわかるはずです。しかも、ちょくちょく写真スポットを用意しているので、サツマイモフォトを撮るのも楽しいですよ!
サツマイモDIYにも参加できます
DIY教室に入った瞬間甘~い香りに誘われた私はカブトムシ……♪
今回ナビは地瓜蛋糕(サツマイモのカップケーキ)つくりに挑戦!ひとり120元で楽しめます。
ホットケーキミックス、牛乳、黄身の順番で容器に入れて、滑らかになるまで混ぜます。自然解凍した冷凍焼き芋の皮を剥いたものとバターを追加して、混ぜ合わせて型に入れます。この時、かなり不細工になるのですが、型を載せたトレーを机に何度か叩きつけて、表面を水平にして、オーブンで焼けば完成です。
ひとり4つ作るのですが、プラスチックのパックに入るのは3つ。残りの1つはその場で食べる分!笑
超絶簡単すぎて、DIY、ハテ?という感じだったのですが、完成したサツマイモのカップケーキを一口食べて、その素朴で優しい味にほっこり。サツマイモの栄養をこんなにおいしくいただけるなんてなかなかいいこと教えてもらったなぁと感じました。
このほかにも、個人ツーリスト向けに、「地瓜葉筆袋拓印」と「軟心Q球」は予約なしで体験できます!
スタッフは商品補充に大忙し!飛ぶように売れていました
館内には「瓜瓜園」ブランドのお土産ものが壁一面に並べて売られています。もちろん先ほどお伝えした売り上げナンバー1の冰烤蕃薯も各種大きさを揃えて売られています。
サツマイモチップなど、よく見かけるお菓子はもちろんですが、地瓜鬆(サツマイモデンブ)なるものも発見!台湾のサツマイモから作られた芋焼酎などのアルコール類まであるのにはビックリ。
ちなみにナビのお気に入りはサツマイモのアイスキャンディー!これはあの冷凍焼き芋の身が入っているのです。滑らかなミルクとサツマイモの甘みが合わさってうまい~♪
屋外にはちょっとしたイートインスペースがあり、その場で食べられるサツマイモ商品を販売しています。
ナビは地瓜薯條、甘藷球、雙色地瓜球とコーラがセットになった「瓜瓜拼盤89元」と「焗烤地瓜燒60元」を注文!揚げ物系は作り置きしているのかなぁと思ったら、2度揚げしてくれる親切さで、どれもアチアチでカリカリ~♪特にナビが愛する地瓜球は食感・甘さ共にナビ好みでパクパク食べちゃいました。そして地瓜薯條とはサツマイモのフライのこと。つまりフライドポテトならぬフライドスイートポテトなのです!日本ではなじみがないですが、台湾では色んなところで見られます。デザート感覚で食べられるので、是非試してみて欲しいです。サツマイモ好きならハマルこと間違いなしですよ~。