ミカンと自然、家庭料理に木工、名産もたくさんあるのです
こんにちは、台北ナビです。
大自然を満喫できるレジャーファームエリアの大進。まずはミカン狩りへ出発~!のどかな道をどのくらい走ったのかわからないところに、福柑果樹園はありました。
果樹園オーナーの蔡松茂さんは、ミカン以外にグアバなども栽培しています。ここでは1キロ80元でも販売もしていて、ミカン狩りをしたい人は、150元/一人。11月の2~3週間のみになります。福柑と呼ばれるこのミカンは、小さくて、皮が薄くて、甘味があり、色が濃いのでめでたいとされています。ここは、緑竹筍も有名で、5~10月には120元/一斤の安値で買えます。
ミカンの重さに枝が曲がる~
九寮聚落
ミカン園の近くに、奉茶亭という景色のいいところや清朝時代に造られた石板屋がありました。石板屋のあたりは九寮聚落といい、家屋は100年以上前に造られたものですが、こんなところに人が住んでいたのか、という驚きのほうが先に来ました。が、ここからさらに山の方へ向かうと、約100戸のタイヤル族の寒溪部落があります。タイヤルの子供たちの通う小学校もあり、1933年(昭和8年)に建立した神社跡と石灯籠が残っているそうです。山間部は樟脳の樹が多く、日本統治時代は山で伐採した樟脳を処理する木工房もこのあたりに存在していました。石板屋は、国民党時代に廃墟となりました。
奉茶亭の方向
|
|
のどかないいところです
|
石板屋
|
|
台所があった場所
|
大進レジャーファームエリアでは、自転車案内の半日コースがあるので、それに参加すると、案内人が一緒に自転車で回って紹介してくれます。
美食とはこのこと
すべてが自家製の野菜と自分たちが飼っている地鶏の料理。
味も雰囲気も家庭的なムードの中、皆大満足でした。
台所を見せていただきました
|
|
家庭の味です
|
テーブルに運ばれる前
|
|
チキンの丸焼き用缶
|
丸焼きになったチキン、皮のてかり具合でおいしいとわかります
|
|
食べる前にちぎってくれます
|
チキン汁。これをご飯に掛けながら食べるとたまりません
|
|
台湾人のソウルフード、チキンスープです
|
大進休閒農業區旅客服務中心
住所:宜蘭縣冬山鄉大進村大進九路56號1、2階 電話:(03)961-2735
大鼻子的木工DIY
ここでもDIYを行っています♪先に大自然を案内してもらったので、ここのレジャーファームエリアはまだまだこれからだなあと思ったのが、なんと立派な建物で、もう数年やっているということでした。ナビたちがしたDIYはとても簡単で、4枚の板に色鉛筆で自由に色を塗り、その後板をくっつければ出来上がりというもの。不思議なのは、完全に子供向けのDIYなのに、大人も作り始めると皆完全に無口になって、色具合を考え込んだりして夢中になってしまうこと。台湾のDIYは本当に簡単なものが多いので、つまんないでしょ?と思ってしまいがちですが、いやいや、昔やったよなあと完全にすぐ童心に戻ることができ、この感覚、なかなか楽しいものですよ。
★実はここには難度の高いコースもいろいろあるので、木工好きの方はぜひ!!
住所:宜蘭縣冬山鄉大進村大進九路56號(大進休閒農業區旅客服務中心内)1、2階
電話: (大鼻子老師.DIY予約) 0933-103-667
営業時間:13:00~17:00(休日:9:30~) 定休日:火曜日
費用:150元~(コースによって費用が変わります)
春記麥芽酥
エリア内には、名産店がいくつかあります。店先の製作現場にまず見入ってしまい、見れば見るほど買いたくなります。試食もどうぞ。お店は清潔で、ちょっと座って休むこともできます。近くには、蜜餞や昔ながらのアイスクリームの名産も同じ通りに並んでいますよ。
住所:宜蘭縣冬山鄉大進村大進路450號 電話:(03)951-0015
台湾も若者は都会に出てしまい、地方は高齢化という日本と同じような状況です。が、そんな中、レジャーファームエリアは、あの手この手で国内外の観光客を呼び寄せています。少しずつでも潤ってきたら、若者も地方に戻ってきて、更に地方は活性化。台北では味わえない人情味のある人たちとの交流もでき、食べ物はとにかく何でもおいしい。台北ナビもいろんな形で応援してきたいと思っています。
以上、台北ナビでした。