発8家有機農場（宜蘭県）

青い空の下、緑の葉に紅いフルーツが映えていました

葱で有名な宜蘭の三星にドラゴンフルーツ農園はありました。中国語で「火龍果」といい、その昔、台湾では果肉が白いドラゴンフルーツしかなかったのですが、フルーツ改良王国の台湾が紅肉を作りました。紅いのは「紅龍果」と呼んでいます。ジュースにしたらとてもきれいですが、色素が服に着いたら落ちにくいのでご注意を。

ここは3面が山に囲まれ、豊富な天然の山水で、おいしいドラゴンフルーツが収穫できます。朝晩の気候の変化は激しいのですが、それも栽培には必須の条件なんだそう。すべて有機で、5～11月の収穫期にはフルーツ狩りも行っています。鉄分を含み、ピタミン豊富、血圧も下げる効果があるというので、近年ヘルシーフルーツとしてますます注目を浴びている紅いドラゴンフルーツ。

若きオーナーの李智勝さんは、品質の良さを保つため、1本の茎にドラコンフルーツ2個をキープしています。小さい実には必ず黒い虫がついているのですが、この虫こそがフルーツを甘くしてくれているそうで、共存関係を結んでいるというわけですね。ある程度の大きさになって来たら、一個ずつにカバーをかぶせます。茎にくっつく果実のあたりがシワシワになってきたら、収穫期だそうです。