湧き水で育った台湾鯛料理は絶品!ロハスを感じられる気持ちいい場所見~つけた♪
こんにちは、台北ナビです。
今日は鯛がおいしいと話題の廣興農場にやってきました。食はもちろんゆったりとした時間が流れる廣興農場は何かと忙しい日本人には癒しの場所になること間違いなし♪ガラス工芸館も併設しているし、芸術も深めちゃいましょう!
牧場から農場への華麗なる転身
1977年養豚業を開始した曾さんご一家。順調に養豚業を歩んできましたが、1997年に豚口蹄疫が台湾全土で発生。この事件をきっかけに曾さん一家全員で話し合い考えぬき、養豚場を利用したレジャー農場を作ることを思いつきました。その後家族全員で協力しあい2002年3月に「鴨母寮豬哥窟」としてオープン。翌年にはレジャー農場の登記を得ました。昔使っていた「豚舎」の姿はそのまま残し、農村の生活や動物とのふれあいなどを提供しています。
水がプクプクしているのが見えますか?
入り口を入ると左手に鴨ちゃん。そのまままっすぐ進むと豚舎を利用したレストランスペースが!まるで豚ちゃんになったようです(笑)。と、左を見ると広大な池が!あれ?何だか池の下方から水がプクプクと・・・?そうなんです、ここは湧き水で作られた池なんです。透明度も高く、まるで水なんてないかのように透き通っています。ここで泳ぎ回っている鯉や魚、鴨ちゃんたちはなんて幸せなんだろ・・・。この池の奥には人間もこの湧き水を楽しめる池もあります。ちびっこも遊べるように水位を低くしてあるのも良心的!湧き水は21℃ということなので暑い夏に湧き水で涼めますよ~♪
マスト食べ台湾鯛!
ここの台湾鯛はおいしいのよ~!と地元民の熱烈なプレゼンを受けやってきた「廣興農場」。そう聞いたら食べないわけにはいきません。準備に1時間ほどかかるので、食事目的なら到着1時間前には予約を入れてくださいねっ!ナビはちゃんと予約を済ませ期待もマックス!醤油焼きや葱蒸しなどの調理方法でも楽しめますが、今回は台湾鯛の本来の味を味わうべく塩焼きをいただきました。
火が上がり何とも派手に登場した台湾鯛。塩釜焼きばりに塩を使用して焼いているので、皮は食べられません。皮をめくると・・・身がたっぷり!骨もするっと取れて魚の骨嫌いナビにも嬉しい。さて肝心のお味ですが、身が甘くて魚臭さはなし。なのに鯛のうまみがぎゅっと詰まっていてうまい!勢いよく3分の1ほどナビが食べ占めてしまいました。このためだけに遊びに来たいほどの美味度♪
その他にも「九層塔炒鮮河蜆」「鹽酥溪蝦」などビールに合いそうな台湾料理も!お料理に使われた蜆(しじみ)は湧き水で養殖されたものです。台湾バジルと呼ばれる九層塔の香りがよく、蜆と合って箸が泊まりませんでした。オーナーの曾さん夫婦が作るお料理はどれも心が温かくなりますよ~。
ナビは時間がなく体験することはできませんでしたが、廣興農場では動物にふれあえたり、湧き水を利用した蜆取りや、焢窯(土を固めて芋を焼く)、自分の手で天燈を作ることもできます。また台湾でよく食べられる「地瓜湯圓」や宜蘭三星の葱をたっぷり乗せた「蝦蔥餅」を自分でクッキングできるのもいいですよね。共通するのは昔なつかしの作業ばかりだということ。自然に帰り、ロハス体験!心が豊かになる、そんなDIYを体験しちゃいましょう♪
10年の記念日にガラス工房オープン!
周邦胤さん
曾さん一家は様々な人に支えられレジャー農場を経営も波に乗ってきました。新しいものも柔軟に取り入れてきた廣興農場。10年のお誕生日にはガラス館「藏晶閣琉璃」をオープンさせました。曾さんの親戚である周邦胤さんは台北でガラス工芸を学んできた本格派。MRT關渡駅近くにある「琉園水晶博物館~Tittot Glass Art Museum~」で働いていた周邦胤さん。tittot作品を彷彿とさせる繊細で色鮮やかなガラス工芸は必見です。
ここでもガラス工芸を気軽に体験しちゃいましょう。彩繪(グラスの絵付け)と噴砂を体験できます。噴砂とは特殊なシールに自分の好きな絵を切り取り、そのシールをグラスに張り、その後特殊な砂を吹き付けるというもの。クリエイティブ感覚をフルに活用し、自分だけのグラスを作っちゃいませんか?
ガラスDIYにアフタヌーンティがついたお得な半日ツアー(価格は取材時のものです)
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テーブルの上にはDIYで使用する道具が準備されています
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レジャー農場としては決して大きくはない廣興農場ですが、若者と曾さん一家が力を合わせて訪れた人に楽しんでもらおう!という姿勢を見ていると何だかナビも元気になれちゃいました。DIYに参加せず湧き水の池を見ながらぼ~っと過ごすだけでも、体と心がふっと軽くなるに違いありません。その時は必ず絶品台湾鯛を食べるのをお忘れなく!
以上、絶対また台湾鯛を食べにいく!と心に誓ったナビがお届けしました。