台東で、思いっきり自然を満喫するには、ここが一番!究極のリゾート地にたどり着きました!
こんにちは、台北ナビです。
台東は、とても遠く感じられるところですが、行ってみたら100人中100人が大好きになるところです。一面の緑の地とどこまでも青い空を目にしたら、気分も一気にすがすがしくなれます。
太平洋も望めます、この日はあいにくのお天気でしたが、快晴ならどんなに気持ちがいいことでしょう
東河集落へ
今日の太平洋は波が高い
今回ナビたちは、台東のもっと南にある「東河集落へやってきました。ここは、花蓮から南へ下ってきたら、台東へ着くまでのところにあるアミ族の集落です。この地方を流れる河は「marongarong」「瑪路啊瀧」といい、日本統治時代は、日本の警察に「馬武窟溪番社」と呼ばれ、民国20年には、「大馬部落」に改名しました。国民党時代になってからは、「東河村」。現在は人口1000人強のうち、ほとんどの人がアミ族です。
★「marongarong」マロンアロンは、アミ族の言葉で、激しく揺れる河という意味です。
茅葺きの食堂は、味わい深いですね
右の太平洋と反対の左を望むと、竹いかだで遊べる河が見えます
海を見てぼおーっと何時間も過ごせる場所
車は、田圃道をいきなり右に曲がりました。標識も何もなく、電柱に藁板のようなものを取り付けてあるところを右に曲がるというのが目印でした。
しばらく行くと眼前に太平洋が広がりました。遥か、でもすぐそこという形容がぴったりなくらい、この集落は、そして、この土地は、太平洋と直接つながっていることを感じさせてくれる場所です。
この集落の主人は林榮章(アミ族名は、Akira)、処長さんと呼んでもOK。老板と呼ばれるのが一番嫌だそうで、老板と呼んでしまった他の記者さんが「間違ってる」と怒られていました。ここの土地料理は彼の奥さんが担当しています。おいしい料理は、この後で紹介するとして。まずはAkiraが、東河集落での楽しみ方を紹介してくれました。
宿泊施設もあります
ここは、景色を見に来るだけ、いかだ遊びをしに来るだけもできますが、せっかくだから宿泊して、 大自然と一体化したいもの。Akira曰く、まずはいかだ。そして、魚釣りなどの河遊び。夕方になって原住民料理をいただいた後は、米酒を飲みながら歌ったり、踊ったり。
空いっぱいの星空を眺めながら、次の日は自然に目覚め、今度は山へ入ったりするそうです。茅で覆われた原始的な民宿の部屋は、8人部屋が2つと12人部屋が2つあります。理想的なのは、4,5人の家族やグループ。1泊2日で、1人1750元は、宿泊や食事、遊びが含まれています。
★食事だけ、いかだ遊びだけなどの料金もいろいろありますので、先に連絡してご相談ください。
民宿の横には、昔ながらの井戸もあります。野外シャワーも設置されているのが、見えますか?
子供たちは、これだけでも十分遊べるんです。
竹いかだで遊ぶために
この細い道を河の方へ降りていきました。
雨の後は滑ることがあるので、下りる時はご注意ください。
漕ぎ始めました
河に下りる前の小屋に立ち寄り、救命具をつけ、オールを持ちます。
手造りの竹いかだは、アミ族が古来から使用しているもので、昔ながらの手法で作られています。1人では作れません。詳しい造り方は、東河集落のWEBサイトにあるので、興味がある方はご覧くださいね。
いかだの上に、幼稚園の椅子のようなものを2つ入れ込むと、ピッタリとはまり、前後に2人で乗るのが決まったスタイル。
2人が同じ方向に漕ぐとスイスイと前へ進んでいきます。河は海につながっているので、水位が高い日はお勧めしません。この日も大雨の後で水位が高かったため、Akiraとナビたち一行の中の一人が、デモンストレーションを行ってくれました。水の深さが気になるところですが、大体どこも60センチほどです。
乗ってみるのを見るととても楽しそうで、ナビも乗りた~いと思ってしまいました。
昔アミ族の成年祭では、いかだ漕ぎも成人になるための儀式の一つだったそうです。東河には巨大な石が多いのですが、その間をいかだを漕いで渡っていくというものです。
たのしい!!
原住民料理
さて、お待ちかねのお昼の時間!
料理が出てくる前にAkiraのギターと歌が始まりました。皆も一緒に歌います!ここに泊まったら、夜はこうやって過ごしたりするんです。もちろん米酒付き!
料理の食材は、すべて大自然の恵みを受けたものばかり。新鮮な食材の旨味をうまく引き出した豪快な料理の数々でした。
他の遊び方もいろいろ
東河の山には、サファイヤが眠っているそうな。この話ウソじゃないです。以前も数回ナビは聞きました。なんとその山が近くにあるとか!
また、昔空襲の避難所だった「小馬」トンネルも近くにあるので探検できます。
登山橋は、昭和4年に建設された橋、この橋の上にサルがよくやってくるそうで、サルにエサを与えることもできます。
サルにエサを与える時のコツとして、目を見合わせるのはダメ。サルは目で人間の心を見抜くそうですよ。敵意を見せたら攻撃されるので危険だそうです。
南国の風、お天気がよければ、ここは究極のリゾート地なのです
台湾は小さな国ですが、いろんなところがあるもんだと、特に台東へ来た時は強く感じます。
以上、台北ナビがお届けしました!