台湾東部の宜蘭にある「頭城農場」内に、酒倉とそこで造ったお酒や酒料理を楽しめるレストランがありました!
こんにちは、台北ナビです。今日、ナビは台北から車で1時間ほどの頭城というところにやってきました。まずは「頭城農場」へ行ってみます。広い敷地には、野菜畑や水田、牛の飼育場、バーベキュー場所、DIY広場、池、4棟の宿泊施設などがあります。1日では足りないようなところなのですが、農場へ行かないで、農場内の「蔵酒酒荘」にだけ行くという人も増えています。ここが…、ちょっと都会にはない、秘密にしておきたいような場所だったんです。
「蔵酒」
「蔵酒酒荘」という名前の酒造所とお酒レストランは、頭城農場の奥の方にありました。ここでのお酒の種類は金柑酒、梅子酒、赤ぶどう酒、白ぶどう酒の4種類。どれもおいしくて飲みやすいのですが、特におすすめは金柑酒と赤ぶどう酒。1Fがショップで、奥が酒造りの場所。大きな場所ではないので出荷量も多くはありませんが、始めてからまだ2年満たないのに、口コミで徐々に固定客がつき始めています。台北などから食事目当てで来る人たちも増えていて、ナビたちも2Fのレストランで食事をいただいた後、確かに遠くから来る価値のある料理内容だと納得しました。シェフは、台北のリージェントホテルにいた人で、宜蘭出身というので、故郷に帰ってきたのだそうです。ここで5星ホテルの味が楽しめるとは、感激でした。
★こちらで食事だけの場合は、頭城農場とは別の入口で、入場料が100元かかります。が、ここで食事をすれば、その分は引いてくれます。また、頭城農場に宿泊の場合は3食ついていますが、一食だけこちらに変更の場合は食事の割引があるそうです。
コースメニュ-(これだけあって500元!だけ、事前予約必須です)
季節のサラダ
ほとんどの野菜が農場で採れたもので、ドレッシングが蔵酒特製の五糧液を加えたソース。さっぱりしています。
金柑パン味がとても気に入ったので、10個ほど買って帰りました。金柑のほのかな香りと味が上品で、こんないい味のパン、初めて食べました。シェフの手作りだそうです。
酒漬梅酢トマトとヤマイモ ミントがのっかっています、2日間赤ぶどう酒に漬けこまれた宜蘭名産のトマトにシャキッとした細切りのヤマイモ。甘酸っぱいトマトとニンジンのソースをかけて召し上がってください。
紅麹千層飯赤いのは紅麹、緑は野菜、黄色はかぼちゃ、一番上にシラスがのっかり、色彩的にきれい、食べたら、いろんな味が口の中で交差しておいしかったです。
鼠尾草雞捲
チキンには、農場で栽培されているハーブのセージの葉っぱが混ぜ込まれています。香よく味よし。もちろんここのお酒にも少し漬けこまれたので、肉は柔らかく、全体的にさかやかさがある料理でした。
酒粕味噌鳳筍湯
農場の有機野菜であるたけのこに、農場の酒、そして酒粕を加えて煮込みました。アスパラを添えて、スープとしていただけます。
白玉鮮魚捲
宜蘭の漁港で収穫された魚を白葡萄酒で蒸しました。なめらかな豆腐が白身の魚の食感にもピッタリ。宜蘭名産の温泉空心菜も色彩を加えるために飾られていますが、ぜひ野菜や魚と一緒に試してみてください。
コースではなく、セットメニュー(サラダ、パン、飲み物がつきます)
紅麹雞腿排 紅麹のいい味がチキンにしみ込んでいて美味。麹とチキンって合うんですね。また食べてみたい味です。
黒胡椒雞腿排 辛いんですが、なぜだか止められない味です。パンより、白い御飯がほしくなるいい味付けでした。
蔵酒牛排 牛肉を蔵酒特産酒に漬けこんでから焼きました。肉が柔らかい!ナイフでスッと切ることができ、口の中で牛肉のお味がフワッと広がった感じです。
蒙古汁羊排 マトンの臭みがまったくなく、これも柔らかくていい味。マトンは脂肪も少ないので、女性向きなんですよね。
アフタヌーンティー(14:00~17:00) 特にオススメは?と聞かれたら、お餅ワッフルでしょうか。かなりボリューム感があります。お餅は柔らかくて、ワッフルと一体化したような食感でした。
手作りクッキー3種
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インドネシアエビせんべい
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フライドポテト
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お餅ワッフル
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コーヒー/ティーもいろいろ どれもおいしかったです。ここ「蔵酒酒荘」ならではの飲み物ですよね。しいて言えば、「棗不到コーヒー」(金柑の香りと味がするのに、金柑がコーヒーの中に探せないという意味のコーヒー)がナビベスト①かな。
蔵酒珈琲、ブランデーを加えて飲みます
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棗不到珈琲 金柑の香りがするコーヒー
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美酒加珈琲 蔵酒で2,3年以上ねかせた酒を加えています
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金柑茶
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販売しているお酒は以下のとおり
蔵酒38度 五糧液 /550cc
赤ぶどう酒 /750cc
白ぶどう酒 /750cc
梅子酒 /375cc
金棗酒 /375cc
蜂蜜酒 /375cc
機会があれば、またぜひ訪れてみたいレストランの一つになりました。
台北ナビでした。