爽やかに、東海岸の自然を肌で感じるアクティビティ。インストラクターもいるので安心。さらにチャレンジ性たっぷり。
タロコ峡谷はじめ、大自然に恵まれた東海岸エリア、
花蓮にやってきました。ここでは、豊富な水脈を利用した「ラフティング」が花蓮県の南部・瑞穂でできるのですが、ナビが今回チャレンジしたのは「沢登り」。思い起こせば…学生時代、山岳部で丹沢の沢登りに何度も行ったものです。実はそれ以来、20数年ぶり?!さあ、台湾の渓流はどんな試練をナビに与えてくれるのか…。
早朝8時ちょうどに台北駅を発車する
1091号太魯閣號(タロコ号)に乗車して花蓮入り。在来線ですが、車両は日本の日立製の最新車両で、
花蓮までを最速の130分で快走。さすがに、導入して間もない車両、新しくて気持ちがよかったです!トンネルは多いのですが、迫る山々を感じ、遠くに太平洋を眺めながら、花蓮に到着したのは10:09の定刻通り。ホテルのバスに迎えに来てもらい、市内の宿にチェックイン。まずは花蓮の港を遠くに眺めながら、ひと息入れます。
で、ここから渓流下り。簡単に説明すると、このアクティビティ、数年前から始めているらしく、もともと東海岸エリアでダイビングスクールを開いている「和平潜水」が、花蓮に点在するいくつかの沢登りのコースをオリジナルで作り、難易度で簡単な方からA、B、Cランクに分けて一般の観光客を案内しています。誰でも気軽に楽しめるよう、コースが整備された景観のよい場所が選ばれています。インストラクターたちが安全性を確認したうえでコースを設定しているので安心、ということです。
ちなみに、Aコースは子連れにぴったりのファミリー向け、Bコースは40-50代でも安全な初級コース、Cコースは学生グループたちに人気のある、チャレンジ性あふれるコースになっているとのことです。
ナビ一行は半日で終了するBランクの渓流にチャレンジすることになりました。場所は、中央山脈から流れ出し、海まで流れる「娑婆礑溪(サポタン渓)」。花蓮市内から車で20分ほどの場所です。
まずは迎えに来てくれたマイクロバスの中で、この沢登ツアーの監修をしているインストラクターの張冠正さんに、注意事項などを指南してもらいました。そして、到着したのが先住民村落の広場のような場所。車が停まると、そこにボディスーツを着た若い男女インストラクターが私たちを待っていてくれました。基本的に4人グループに2人のインストラクターがつくそうです。
冬季はボディスーツ、救命胴衣必要(夏季は救命胴衣のみ)で、ゴム靴、ヘルメット、バスタオルはレンタルしてくれます。自分で用意するものは水着、下着などの着替えのみ。水中メガネもあったら便利(特にコンタクトレンズを着用している方)みたいです。水着も用意していなくても「ずぶ濡れになっても構わない」とTシャツ、短パン姿で参加する人もいるのだそうです。
沢登りエリアは安全上の考慮から、入山許可届けが必要です。が、インストラクターにまかせれば、面倒な手続きはありません。
結局、往路1時間半くらいをかけて、みんなのペースに合わせてのんびりと登って行ったので、それほどの疲労感は感じませんでした。その後、折り返しポイントで30分ほどのブレイクタイムになりました。ナビが行った時期は肌寒い時で、少し体が冷えたので、熱いコーヒーで温まり、クッキーで栄養補給しました。その折り返しポイントは、ちょっとした深まった場所になっていて、飛び込み台もあり、遊びたい人は何回も飛び込みに熱狂していました。
帰りは、往路よりもスイスイ降りてこれた、という印象。が、終わった後は、雨も降ってきたせいか、肌寒く、疲れ果てていたのでした。
往復3時間強のこのコース、ナビは正直言えば「沢登りなんて、簡単なはず」とタカをくくってたのですが、やってみると、どうしてどうして、瑞穂のゴムボートでの川下りよりも刺激的。すごい勢いで流れ落ちる冷たい水を浴びながら岩伝いで登りきった時には、ある種の征服感を味わえました!
参加する人が外国人だったら?という質問には「欧米人がよく利用しているので、英語は問題なし、どうしても日本語インストラクターが必要、ということでしたら、リクエストしてください」とのことでした。日本のみなさんにも、こんなふうに花蓮の自然を肌で感じてもらいたいです。
以上!花蓮からお届けしました!