台一レジャーファーム(南投県)

台一生態教育休閒農場

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食べられる花がテーブルに並びました!きれい!一体どんな味なんでしょう?

こんにちは、台北ナビです。台中からだと1時間ちょっとで埔里に着きました。昔から水がきれいで、だから紹興酒や製紙の里でもあり、美人が多いところとしても有名な台湾のちょうど真ん中に位置する町です。自然環境に恵まれたこの山の里も1999年の921大地震では震源地に近かったため、大被害を受けました。「台一農場」もそうです。翌年の台風ではさらに大きな被害が。そんな中でも植物は強し。人間の立ち直りよりも早く、新しい芽を吹いたそうです。ナビたちは、案内役の陳瑞蘭さんに連れられ、園内を回ります。

どの部屋も泊ってみたくなります

いきなり、宿泊施設を紹介してしまいますが、「台一」の中で宿泊施設は、3つのエリアに分かれています、どの部屋も一度は泊まってみたくなるような部屋ばかりでした。

浪漫水上花屋

黒鳥が泳ぐ池の上に、コテージが並んでいます。部屋の中は木がベースのアットホームムード。1戸建てなので、静かさと安心感をもたらせてくれます。部屋の中から池が見下ろせ、手を伸ばせば、黒鳥が近寄ってきたりも。ナビが行ったときは赤ちゃん黒鳥も数羽いました。夜は水の音を聞きながら、船上の客室にいる気分でぐっすり眠れそう。

花卉驛棧

2人部屋、4人部屋、ロフト式4人部屋、6人部屋がありました。3階建てで、一番上の階に行くと、天窓がありました。もちろんカーテンがあるので、夜明けとともに目がパッチリってことはないですが、窓が多い分一番明るくて、芝生の上にねっころがったような気分になれます。この「不思議の国のアリス」エリアといわれるこの建物の周辺は、花と植物の迷宮もあり、広い園の中には、食べられない大きなナスの木や、香りがプンプン漂ういろんな植物が植えられているので、この香りの出元はどこなんだろとキョロキョロしたりして、視覚と嗅覚、好奇心が思いっきりそそられました。

童話森林

ナビが泊まった部屋はここ。子供たちが喜びそうな童話の世界の庭の中に立つおとぎ話そのもののような建物。ここは「白雪姫と7人の小人たち」エリア。庭には小人やキノコのオブジェ、部屋の中も、ちょっとメルヘン、でも男性にも受け入れられる造りの落ち着ける部屋でした。バスルームが部屋の奥の一段下のほうにあって、掘りごたつ式浴槽の窓の外は、植物がいっぱい!建物全体は高床式で、浴室のちょうど下には、細い川が流れていました。

植物園内のカフェ

「白雪姫」エリアの後方には広々とした植物園が続き、樹木の幹に直接実を結んでいる葡萄、咲いた花がすでにドライフラワー状態になっている植物、亜熱帯にしかない植物楽園が延々と続き、行き止まりには、宮崎駿のアニメ「天空の城ラピュタ」に出てくるような巨人が植物で彩られ、そびえていました。この巨人は草花で覆われているため季節によって衣替えをして、今は赤と緑の模様の服を着ています。ここでちょっと朝食をいただくカフェで花茶をいただきました。

蜂と鳥

蜂蜜を採取しているところに着きました。赤い女王蜂の周囲に群がる無数の家来たち、毎日休むことなく働き続けているため、一つの網からはいつでも蜂蜜が採られます。蜂がついた花粉が粉状になったものに蜂蜜を入れ、水でとかし飲んでみたらおいしかったです!シャキッとなりました。ここの奥には、鳥園。まるで人間を同類と思ってるかのように、かなり近くにカメラを持っていっても、どの鳥も怖がることなく愛想を振りまいてくれました。

花の夕食

待ってました、夕食の時間です!遠いところからわざわざ「台一」に来る人たちの目的の一つに、「台一」の花料理があります。ナビも初めてだったので、「花を食べるのよ」と言われても、最初はどうもピンときませんでした。菊やバラかと思っていたら…見たこともない…。

☆花料理はテーブルセットメニューで3300元(9料理1スープ)~。単品でも注文でき、一皿400元前後~。

珍珠美人腿 カニみそと山粉圓のタレでいただきます。埔里名産のマコモは皮をむいてください。

珍珠美人腿 カニみそと山粉圓のタレでいただきます。埔里名産のマコモは皮をむいてください。

花寿司 バラ、ニンジン、アスパラ、キュウリ、刺葱、肉そぼろが入った巻きずし。肉そぼろが台湾的ですが、中身の組み合わせは美味でした。単品だと一皿300元。

花寿司 バラ、ニンジン、アスパラ、キュウリ、刺葱、肉そぼろが入った巻きずし。肉そぼろが台湾的ですが、中身の組み合わせは美味でした。単品だと一皿300元。

玖瑰烤肋排 後にも先にも肉料理はこれだけで、男性は物足りない?パッションフルーツで煮込まれたリブ肉でした。

玖瑰烤肋排 後にも先にも肉料理はこれだけで、男性は物足りない?パッションフルーツで煮込まれたリブ肉でした。

花彩和風 和風ドレッシングのサラダ、色どりがきれい!

花彩和風 和風ドレッシングのサラダ、色どりがきれい!

刺葱烤軟絲 埔里にしかないネギと花弁がかかったイカの料理

刺葱烤軟絲 埔里にしかないネギと花弁がかかったイカの料理

薄荷蓮霧蝦球 デザートか新種のケーキかと思ったら、レンブ。中に芋とエビが入っていました。食べるのがもったいないよう。

薄荷蓮霧蝦球 デザートか新種のケーキかと思ったら、レンブ。中に芋とエビが入っていました。食べるのがもったいないよう。

金蓮花 花畑ででてきた料理です、花を蜂蜜につけて食べてみました、最後にワサビの味がするのがちょっと不思議。一皿300元 金蓮花 花畑ででてきた料理です、花を蜂蜜につけて食べてみました、最後にワサビの味がするのがちょっと不思議。一皿300元

金蓮花 花畑ででてきた料理です、花を蜂蜜につけて食べてみました、最後にワサビの味がするのがちょっと不思議。一皿300元

海棠花手捲 一番おいしかったです!花をパクッと食べた時には、幸せな気分になれました。単品で一つ30元

海棠花手捲 一番おいしかったです!花をパクッと食べた時には、幸せな気分になれました。単品で一つ30元

それ以外にも南瓜海鮮盅(かぼちゃのスープ)や刺葱煎蛋(埔里にしかない香り高いきざみネギが入った卵焼き)、季節水果(旬の果物)、ローズゼリーがでてきました。

それ以外にも南瓜海鮮盅(かぼちゃのスープ)や刺葱煎蛋(埔里にしかない香り高いきざみネギが入った卵焼き)、季節水果(旬の果物)、ローズゼリーがでてきました。

おみやげを買うなら

園には大きな売店もあります。入口にある売店と旅行案内所は8:00~17:30、園内の売店は22:00まで。タイヤル族の民芸品を売っているショップは17:30で店終いでした。ここでは、「台一」オリジナルの花茶の他に、アロマオイルやクリーム、そして、しいたけやお茶、スープに入れる金針花など、埔里の名産なら何でもありましたね。

朝ごはんを食べて花農場へ出発!

朝ごはんは、マントウ、おかゆ、トーストが主食で、おかずは中華でした。昨晩の花料理が素晴らしかったので、見た目を比較したらちょっとカクッとなりますが、戸外で山の景色や花、植物を愛でながらゆっくりいただくと、これもまたお金では買えない贅沢かと思えてきます。台北ではこんなところ探してもありません。さあ!ずっと座っていたい気持ちを切り替えて、「福興花卉培育場」に出発です!「台一」は、7つの花農場を持ち、清境農場に近いところは海抜2300メートルにも達しています。季節ごとに、各花農場で咲く花は異なっていますが、一番大きなところはここ「福興」。30万坪はあるでしょうか。車に乗って移動しても迷います。案内役の黄淑麗さんは以前ここで仕事をしていたということで、車の中から花の紹介をしてくれたのですが、ナビたちの気付くのが間に合わないほど、花の名前がポンポンと飛び出してきます。ナビたちは案内に追いつこうとキョロキョロ。遠目で見たら同じように見える花も一つ一つ名前をあげてくれ、何がどこにあるのかよく覚えていて、驚きました。日本から来たら絶対買って帰りたくなると思いますが、持って帰れないんですよね…残念。

「台一」にまた来たくなる理由

1、違う部屋にも泊まってみたい、2、また花料理が食べたい、3、植物園をもう一度歩きたいなどなど。日本では見られない植物があちらにもこちらにも。、これだけ多くの花や植物があると、自然と植物の勉強をしたくなりますよ。それに、花を見て顔をしかめたり、不快に思う人はいません。花はすべての人を幸せにしてくれますね。最後にナビが強調したいのは、張国禎董事長のポリシーでしょうか。これだけ広い土地を美しく整えあげ、維持していること。さらにもっと良いものにしようと努力していること。花園のスタッフには障害を持っている人も多く、張さんは埔里という田舎町で多くの人たちに就業の機会を与えようとしています。花農場で働くのは女性たちばかりですが、彼女たちは皆シングルマザーなのです。この土地で仕事を探すことの難しさ、女手一つで子供を養っていかなければならない大変さ、少しでも彼女たちの助けになるよう、子供たちがのびのびと育っていけるように、「台一」はこの土地に根ざして、ここに住む人たちと一心同体で、がんばっているのです。

台北ナビがおとどけしました。

記事登録日:2009-04-21

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スポット登録日:2009-04-21

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