昼も夜も若者で溢れる人気スポット!ティーン向けファッションあり、大人もウレシイ屋台&レストランありでとにかく安〜い。
こんにちは、台北ナビです。今回は台中市内でもとびっきりの若者向けスポット、一中街を歩いてみました。実は台中一中を中心としたこのエリアは、ずいぶん大人(?)のナビにはちょっと敬遠気味だったのですが、なんのなんの、行ってみると屋台やレストランも充実していて、と~っても楽しい!トコロでした。
一中街とは
一中街商圏といわれるのは、台中市の北区にある台中第一高級中学(台中一中)のそばの「一中街」という通りを中心とした幅350m、長さ500mくらいのあたり。両側を台中科技大学、台湾體育大學という2つの大学にはさまれ、多くの予備校も集中しているので、とっても学生密度の高~い地域です。朝・昼・夜と外食する学生のために、単価の低いレストランや屋台が集中、路地裏には若者ファッションのショップがひしめいています。もちろん地元の人以外にも人気で、毎週のように他県から遊びに来る若者や、観光客もいっぱい。今回ナビが歩いたのは3つのルートで、それぞれ思いがけない発見もあり、あっという間に2,3時間過ごしてしまいました。
たくさんのバス会社のバス亭が集中。
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バス停後ろにはミスドあり。でもテイクアウト専門。
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バス亭は、三民路にある「台中科技大学」で下車。通学路でもあり、一つ先には中友デパートもあるので、数分おきにバスが止まります。一中街へは校門の向かいにある道から。お昼時などは、いっせいに入っていく学生さんたちの流れに巻き込まれそう~。
ルート1 レストラン街を行く
三民路 → 育才街 → 一中街(北へ) → 育才北路
三民路から80m入った育才街と一中街の交差点にあるのは「鶏爪凍」で有名な「上和園魯味」。味付きの鶏の脚、見た目はちょっと~なんですが、クセになっちゃいます。実はナビ、最初にお土産にもらった時は電子レンジで暖めて笑われてしまいました。冷たいままゼリー状のにこごりを食べるのが正解なんですよ。コラーゲンたっぷりで台湾女性のきれいなお肌の秘訣はこれかも。
「上和園魯味」の角を左に曲がるとレストラン街。一中の塀にそって道の左側に300mくらいずっと続いています。和風、香港、イタリアン、中華と何でもあり、ほとんど店の前にメニューやサンプルが出ているので安心です。どの店も学生が主対象のせいか、セットメニューでも200元しません。うれしい~。ナビたちはとりあえず「拓海屋」というお店に入ってみました。店内も落ち着いていてトイレも清潔。お味は日本のファミレスの和風定食という感じでしょうか。トンカツラーメンは珍しいかも。
ちょっと行くと、ありました! ここも有名な「便所主題餐廰」。なんたってトイレがテーマのレストランです。使ってる食器もすべてトイレ型!! イスもなんですよ~。肝心の味の方はインターネット評価でも定評ありなので、ご安心を。美容室の2,3階にあるので、入り口が分かりにくいです。エレベーターで上がって、帰りは階段を下りてきたら、美容室の中に出てしまいました。
その数軒先にあるのは、20年以上歴史のある台湾オニギリの老舗「日日利海盗飯團」。普通の台湾オニギリとちがって玉子焼きや上等なロース肉が入っています。かなりボリュームあり。もっと路地を入ったところに本店があるのですが、そちらは朝6:30から昼まで。ここ一中店は11:00~20:00までという伝統的オニギリ屋さんとしては珍しい営業時間。
レストラン街を半分くらいきたところで、「日出広場」という看板を発見、ちょっと路地に入ってみました。細い道をくねくねと曲がると、ビルが出現。小さな入り口があります。中はステージや大スクリーンのあるちょっとしたフードコートでした。表通りからは全然見えません。トイレもあるので、緊急時には役に立つかも。
一中街にもどり、さらに進むと臭豆腐の店やカレー屋さんなどがありました。どこもかなりお客さんが入ってます。育才北路に出る一中街最後のお店は、今まで見た中で一番おしゃれなレストラン。でもメニューの値段はやっぱりウレシイ一中街価格でした。
ルート2 屋台めぐりと路地裏ショップ
育才街 → 一中街(南へ) → 育才南街 → 尊賢街 → 太平路
次は「上和園魯味」の角から右に行くコース。両側にずらずらずらっと屋台がならんでいます。多すぎて目移りしてしまうのですが、とりあえず右側にある「
打餅舗」という烙餅の屋台へ。烙餅は小麦粉で作ったシンプルな食べ物ですが、フワパリの食感がいいです。ナビはおやつ代わりに練乳がけのを注文。そのすぐ近くで行列ができていたのは有名な「一中豪大雞排」。特大の鶏のカラ揚げが有名。他にもいろんな揚げ物があるようです。
そして!屋台と屋台の隙間に隠れるようにショップがひしめく路地裏があります。屋台は午前中から出ていますが、路地裏がにぎやかになるのは昼すぎから。夜と昼の写真を比べてみるとにぎやかさの違いが分かりますねー。
では路地裏のショップ探検に出発~。ここからは夜に行った時の様子も交えてご案内します。
Tシャツも100元とか150元とか
路地裏ははっきり言って迷路!ナビも歩いているうちにいつのまにか三民路に出たり、太平路に出たりしました。地区としての面積は小さいのですが、2階や地下にもお店があるので、真剣に攻略するには時間が必要。おしゃれ小物を売ってるところなども多く、女の子たちはじっくり腰をすえて品定めしています。
品定めが楽しいんですよねー。
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男の子の時間つぶしはクレーンゲーム。
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再び育才南街へ
ようやく路地裏探索を終了し尊賢路へ。ここも屋台が続いています。予備校ビルの庭園を囲んでベンチや階段があるので、座って食べてる人たちも。尊賢路の角には「一中2街」という屋台とショップのあるミニモール。予備校ビルの一階も「一中1街」というショップ街でした。
予備校ビルにあるヘルメット専門店。かつら付きメットがすごーい。
歩きつかれてちょっと休憩したい、という時には尊賢路と太平路の角にマクドナルドがあります。また太平路から三民路に出る数軒手前に、おイモ系スイーツが人気の「鮮芋仙」があり。
そのまま三民路の交差点を過ぎて50mくらい行き、左側の路地を入るとアンニン豆腐の隠れた専門店「三時茶房」があります。
どこでもかわらないマクドナルド
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台湾スイーツのニューウェーブ「鮮芋仙」
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ルート3 雙十路に出て、付近の観光スポットへ
育才街 → 台中 一 中校門前 → 雙十路
ナビが最後に歩いたのは台中一中の校門前の道。日本時代に創設された男子高校です。当時、一般に日本人が学ぶ学校が「第一」、台湾人が学ぶのは「第二」という名前だったそうですが、台中では台湾人の有志が台湾人のために学校を作り、「第一中学」という名前を譲らなかったとか。こんな歴史もあるためでしょうか、台中人の誇りとなっています。校門のまん前、ということでさすがに屋台は少なく、バイクがいっぱい並んでました。そのまま進むと右側に、歴代の学生さんに愛された「
一中豐仁氷」。そのとなり、雙十路との角には、日本時代の西洋建築で、現在はレストランとイベントハウスになっている「
台中市長公館」があります。
一中街の近くにもいくつか歩いていける観光スポットがあるんですよ。一中街があまりに若者向けすぎる!という方にピッタリのもっと落ち着いたコースです。育才路から雙十路に出て左方向、台中体育場沿いに250mほど歩き、水道会社の角にある電台街を右に入って250m行くとあるのが、「台中放送局」。これは市長公館と同じく日本時代の建物ですが、現代でもローカルのFMラジオ局として使われていて、レストランもあります。また電台街を曲がらずに、雙十路をそのままずっと350mほど行くと、「孔子廟」とその隣の「忠烈祠」に出ます。逆に「台中市長公館」の角を右方向に雙十路を300m進むと、「台中公園」があります。もし体力が残っていたら、こういったところまで足を伸ばすのもいいですね。以上、台北ナビでした。