日本語通訳ありの占いの館。四柱推命・タロット・オーラソーマ等、各種占いを、明るく優しい笑顔あふれる先生たちが占います。
こんにちは、台北ナビです。「旅」は人生の分岐点。よく、自分を見つめなおしたくて、もしくは現実を離れて冷静になるために、飛行機にのってどこか知らない国に向かう人がいます。もしあなたが、そういう思いで、今台湾に行こうと思っているならば、ぜひその気分のまま、「占い」の館へ行ってみましょう。新たな人生のドアが開かれるかもしれません。
数々の占いができます
台湾では占いが非常に盛んなわりには、日本によくあるような「占いの館」が多くないのは特筆すべきところでしょうか。台湾の占い師はそれぞれ自分の占いに自信を持っているのか、誰かと組んでお店を持つというより、自分ひとりでお店を開いてしまうことがほとんど。有名な占いストリート行天宮地下には行かれたことがありますか？あのちょっと薄暗くて怪しい感じが、「神秘的」かつ、ちょっとうさんくさいような雰囲気でもありますが、そこで占える占いのほとんどは、中国系の四柱推命や易経。確かに雰囲気はあるかもしれないけど、地下ではなく、もっと明るい場所で、おじいちゃんおばあちゃん占い師ではなく、比較的若い笑顔あふれる占い師とフレッシュに占いたいなんて思う人もいます。かくいうナビもそういう人でした。
そんななか、リージェントホテルのすぐ隣の小道に立っているこの「龍の羽」は、2008年OPENの“占いの館”。台湾にはあまり存在しない日本的「占いの館」を踏襲し、在籍占い師の数は十数人。中国伝統の易学だけではなく、タロットやオーラソーマ等の西洋の占いもあり、その日の気分で好きな占いにトライすることができます。お店自体もきれいで明るく、占い師の先生も比較的若く、笑顔が素敵な人ばかり。リラックスして占いに臨むことができます。
雑誌にもコメントを投稿している日本人オーナー。
さて、オーナーの龍羽さんとは以前から顔見知りで、ナビの中でヤリテの中のヤリテの美人ビジネスマンいう印象が強かったのですが、そんな彼女が「占いの館」をさらにOPENさせるなんて、まさに目から鱗、晴天の霹靂でした。キャリアウーマンと占い。この意外な組み合わせ、非常に興味をかき立てられました。
それが、龍羽さんと話してみると、予想に反して、とても親しみやすい明朗快活でほがらかな懐の広いお姉さんだということがわかりました。さらに、人の話をしっかり吸収し、相手の意思をくみとるその会話術は、一般社会のヤリテビジネスマンにも必要なスキルどころか、言われてみれば「占い師」に必要不可欠な才能です。話を聞くと、もともと昔から「占い」に興味があった彼女は、実は「何か人を助ける仕事をしたい」と長い間考えていらっしゃったんだとか。それが2008年になってようやく形となったのが、この「龍の羽」です。
龍羽さん自身も、もちろん占い師として働いていますが、何分他のお仕事などでもとてもお忙しい方です。なかなか指名の時間にこたえられないことが多いんだとか。ということで、通常はご友人や、友人の紹介の人しか占いを見ないそうですが、NAVIのお客さんなら、できる限り都合を合わせますとのことです。一度電話で龍羽さんの予定を確認しましょう。ちなみに龍羽さんは手相・水晶粒占い（易経）・カバラ数秘術が占えます。
霊気がつかえる龍羽さん。手から気のようなビリビリとした震動がでて、体を癒してくれます。
運気を呼ぶために、いろいろな開運グッズが入口のロビーにおいてあります。まず、目についたのが、この豪華な石のローテーブル。大きな穴の中には、ピカピカと光り輝く水晶たちが。この石の形、ちょっと珍しい形をしてますが、気づきました？実は台湾島の形にそっくりなんです。この石を見た瞬間に一目ぼれした龍羽さん、すぐその場でお買い上げ。何がそんなにすごいかって、この水晶の穴に手を入れてみると、静電気みたいに、モワッとビリビリ刺激が手につたわるんです。これが水晶のパワーなんだとか。
さらにもう一つ。この水晶ボールを見せてもらいました。ボーンと音を鳴らした後に、バチで水晶ボールの淵をグルグルとなぞると、ボーンという音がワワワ～ンと変化するんです。そしてその音の変化とともに、自分の体も芯から響いてくるのが伝わります。龍羽さん曰く、この振動は空気の浄化作用があるらしく、しかも水晶の振動によるもの。この音を聴くだけで、健康も倍増しそうです。
ご自分の身につけているネックレスや指輪をこの水晶の穴や、水晶ボールの中に入れておくだけで、その宝石のパワーが増すそうです。また、占いに来るお客様ではなく、できる限り多くの人に開運を授けることがコンセプトなのだそう。近くを通りかかった際には、この台湾島の水晶と水晶ボールを見に来てみるのはいかがですか！？台湾滞在の運気もUPしそう！
肝心の占いは
ナビが来たときは、3人の占い師さんが控えてくれていました。登録されている占い師は15名前後いらっしゃるということですが、毎日その先生がいるわけではありません。もしお目当ての占いがあるのでしたらあらかじめ予約をしたほうがいいでしょう。基本的な料金体系はとても単純。一コマ（20分）1000元。日本語通訳をつけると一コマ（30分）1300元です。たとえば、占いが白熱して、もっともっとたくさん占いたくなっちゃった、って時は、その場で延長することもできます。とにかく、日本人オーナーが経営しているお店ですから、占いに通訳師がいるのは心強いです。
女性らしい柔らかい光を放つEVA先生
さて、一番目の先生は、EVA先生。丸くて大きな目と、優しそうな顔立ちが、占い前の緊張感をときほどいてくれます。専門は「膳カード」、オーラソーマとカバラ数秘術。この中から一つを選ぶのではなく、この3つを使って、総合的に占いをしてくれます。5年前から占いの勉強を始め、最初はオーラソーマから始めたんだそう。その後禅カードと出会い、現在は日本の霊気も勉強しているんだそうですよ。占いを通して、自分も助けられたことが多いと、柔らかい口調で話してくださいました。
オーラソーマは2色の色が組み合わさった104本ボトルから気に入ったボトルを4本選び、その組み合わせから、現在の心理状態、未来の使命、才能などのヒントを得る占い。ここに104本のボトルはありませんが、壁にあるボトルの写真から、好きな色の組み合わせのボトルを4本選びました。そして、次は禅タロットを好きなだけ切り、4枚カードを抜きだしました。きれいな色のカードがたくさん出てきます。
そして最後に、ナビの生年月日から得られた数秘術結果をもとに、総合的にナビの現在の問題点、そして今後の過ごし方などについてアドバイスをいただきます。
余談ですが、ナビはこの一番下にある禅カードの「冒険」のカードが忘れられません。実はもう一度占いをしたときに、またこのカードが一番に出てきたのです。その時に先生が笑ってこう言いました。「やっぱりまたこのカードが出てきたわね。あなたはこのカードの意味と縁が深いのかもしれないわ。」魂の冒険が私の成長につながる…かぁ。イミシンです。
元琪先生 快活なその舌先から、慈愛と活が感じられます
2番目の先生は元琪先生。顔立ちがはっきりしていて、笑顔にとても華がある方。占いの結果に対して、自信を持ってストレートにはなしてくださります。先生の専門は人相学・姓名判断・易占い（水晶占い）です。先生曰く、たくさんの占いが存在するように、それぞれの占いは、その悩みの解決に対してに対して向き不向きがあるんだそう。たとえば、二者択一で悩んでいる時は、「易占い（易経）」という種類（亀の甲羅占いや米粒占い）などが良いんだそう。さらに言えば、将来の全体的な方向性などを占いたい場合は、姓名判断（四柱姓名）やタロットが向いています。
さて、ナビは今まで「水晶占い」というものを見たことがなかったので、今回は水晶占いにトライです。目の前に、赤いふわふわの袋が出てきました。この中に、数字が書かれた水晶が合計30個入っているんだそう。その中から3つを選びだします。その数字の選ばれた数を見て、お願いごとに対する是非を問います。基本的に占いは、3ヶ月様子を見たほうがいいそうです。続けて同じような悩みで占いをしても、効果がない場合があるんだそう。どうしてももう一度占いたいのなら、3ヶ月待って、再度占ってくださいとのことでした。
まるで親友のような視線で占いを介助してくれます。ベネッサ先生
最後の先生は、若くてとっても美人なベネッサ先生。どうやらナビと年齢は近そうです。そのためとても親近感を覚えて、いささかの緊張もなくなったナビ。ベネッサさんは、高校ぐらいから、友達同士、興味本位でタロットを始めたのをきっかけに、いつの間にか本業となりもうこの道10年以上といいます。さらに、プラス四柱推命などを合わせて、タロットで総合的に判断してくれます。タロットのほかに、水晶の粒を使った占い（易経に入ります）などもできるベネッサ先生。べネッサ先生に占ってもらったタロット占いが、面白いほどナビの現在の状況や心理状況、人間関係を表していました。あまりにもあたるので背筋がぞくぞくしたほど。でも先生が言うには、「カードはすべてあなたが選んだもの。私はその結果をサポートしているだけです。私が答えを出しているわけではありませんよ。ただ、大切なことは、よく神様に祈ることです。」と最後にそういっていました。
実は、ナビ今回の3度の占いを通して得られた答えは、すべて一緒だったんです。何を占ったかは、ちょっとここでは教えることはできませんが、すべての占いの結果で言えることは、
「自分が信じた道、自分が好きだと思えることがあるならば、それを大切にし、あとは流れに任せていきなさい。他の人の意見に惑わされがちかもしれないけれど、大丈夫。とにかく、自分に正直にありなさい」というものでした。3度も同じことを言われたナビ。改めて自分を信じることの大切さを学びました。
帰り道は、ルンルンで、スキップまでして帰ってしまいそうなほど、気分が高揚したナビ。今度はぜひ皆さんに行ってもらって、良い人生を歩んでもらいたいなと思った台北ナビでした。
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