亀山島(ホエールウォッチング)

イルカとクジラに会おう!

閉店・移転、情報の修正などの報告

クジラにはなかなか会えないけれど、運よくイルカの大群に遭遇。船の近くで、曲芸さながらでした!宜蘭沖に浮かぶ亀山島にある海底温泉も圧巻!

こんにちは。台北ナビです。かねてから行きたかった宜蘭沖の亀山島ツアー。今回やっと念願がかないました。さて、温泉地で有名な宣蘭県礁渓へ向かうべく、台北市内を車で朝6時半に出発となりました。


「雪山遂道」を越えて

7時前には開通間もない「雪山遂道」に到着しました。台湾一長い、アジア一長いとされるこのトンネルは全長12.9キロ。今まで2時間かかっていた台北からの距離を一気に40分にまで縮めました。途中トンネル壁面には絵が描いてたりしますが、本当に長くて飽きます。走行速度は時速50km。だって、時速70kmを越えると罰金なんです。トンネル内では常に「走行速度注意」の放送が流れています。前車との距離も50mが必要。なので、週末はトンネルの中よりも入口付近の混雑が相当なもの。でもこの日は出発が早朝だったおかげで混雑なく、朝8時前には礁渓に到着。
◆ 雲が雪山のようなので撮ってみました(これは夕方撮影です) ◆ 雲が雪山のようなので撮ってみました(これは夕方撮影です)

◆ 雲が雪山のようなので撮ってみました(これは夕方撮影です)

このツアーって何は見える?

◆ ツアーなので迎えの車に乗り込みます

◆ ツアーなので迎えの車に乗り込みます

「亀山島めぐりとホエールウォッチングツアー」は6:00、9:00、12:30、15:30と1日4回、船がでています。実は鯨、鯨と現地の人たちも謳っていますが、鯨に会える確率はたったの10%!ドルフィンツアーという名に変えたほうがいいのにと思ったくらいです。大群のイルカ君たちに遭遇したんですから!でも、そのイルカとの出会い率も60%ほど。最悪は、船周辺の観光だけに終わるそうで「運に賭けるツアー」という別名がいいかもしれません。


申し込み方法

港は宣蘭県頭城鎮の烏石港から出航。ツアーの業者さんは宏棋号(電話:03-9772260)、北極星号(電話:03-9789126)などがありますが、日本語は通じないです。内容はどの業者も、亀山島めぐりと上陸、ホエールウォッチングツアー(所要時間4時間半/1600元/9:00、12:30出発)、亀山島めぐりとホエールウォッチングツアー(所要時間3時間/1200元/6:00、9:00、12:30、15:30出発)、亀山島めぐりと上陸ツアー(所要時間3時間/1000元/8:00、9:00、12:30出発)、亀山島めぐりツアー(所要時間1時間半/600元/出発時間不定期)の4種類(2006年8月現在)。亀山島への上陸は1日の上陸人数に制限があるため、3週間前からの申し込みが必要で、パスポート番号や連絡先を告げておかなければなりません。礁渓の大きめのホテルでもツアーを受け付けているので、直接お問い合わせを。英語は通じます。または、亀山島でサーチすると、申込受付業者もたくさん探せます。

台北ナビでは山泉大飯店でも受け付けています。
◆ 港でのツアー紹介写真

◆ 港でのツアー紹介写真

◆ 乗船

◆ 乗船

◆ 出発しました

◆ 出発しました

◆ 他の船ともすれ違い

◆ 他の船ともすれ違い

いいお天気で、気持ちい~い!

ナビたちが行ったこの日は、快晴。大いに日焼けしそう。朝9:00、船に乗ったら、まずライフジャケットを身につけます。船の中央には、ビニールの袋がたくさんひっかかっていて、なぜ??出発してから後でわかりました。。。

海に乗り出すと、船はどんどん速度が上がっていきます。10キロ走って約30分、前面に亀山島が見えました。ここでは、大砲が奥まっている要塞が海上から望めます。でも、イルカウォッチングの後に亀山島の説明はくわしくされるため、ここでは簡単にぐるっと回ってやり過ごしました。イルカ目指して、船はさらに突き進んでいきます。
◆ 船上にて ◆ 船上にて

◆ 船上にて

◆ 亀山島接近 ◆ 亀山島接近

◆ 亀山島接近

◆ 説明するおじさん

◆ 説明するおじさん

◆ 海上から見える要塞跡

◆ 海上から見える要塞跡

◆ 海も空も青いです! ◆ 海も空も青いです!

◆ 海も空も青いです!

すっごい~水族館のショーなんてなに?って感じ

さらに約30分、船の前方にいると思いっきり日焼けします。でも陰になっている後方に座ると、揺れはかなりのもの。気がついたときには、ビニール袋を抱えている人を多数発見。そういうことだったのかー、とわかりました。説明のおじさんが今日の海は穏やかです、なーんて言ってますが、じゃあ穏やかじゃない日に乗った場合は、どうなるんだろって風です。船酔いの皆さん、お気の毒。

と、船は徐々に速度を緩めてきました。オオ、前方に黒い海を発見!あそこです!なーんて言われてもよくわかりません!海が黒いけど。。。えっ?ウソ。あれ?エッーーー!黒いものが押し寄せてくるかと思うとイルカの大群でした!船の近くまでくると、ピョンピョン飛び始めます。しばし、カメラの手が止まってしまった。だって、すごい!30匹くらいいるんだもの!まるで、船上の人たちを歓迎してくれているみたい。説明のおじさんも興奮状態で、最初北京語で真面目に説明していたのが、興奮のあまり、いつの間にか台湾語になってます!イルカは、右から左から、いろんなところから出没。跳ねるたびに皆が「あそこだ!」と大はしゃぎ。子供連れも多くて、皆とても楽しそうでした。
◆ おっ何かが見えます

◆ おっ何かが見えます

◆ あっ!かすかに黒い物体が!

◆ あっ!かすかに黒い物体が!

◆ います!向こうのほうに数匹!

◆ います!向こうのほうに数匹!

◆ 跳ねてる!跳ねてる!

◆ 跳ねてる!跳ねてる!

◆ クッ、デジカメが高性能でないため、シャッターを押した時には、あれ?

◆ クッ、デジカメが高性能でないため、シャッターを押した時には、あれ?

◆ 押したらもぐっているのがくやしいです

◆ 押したらもぐっているのがくやしいです

◆ かなり近くまで接近してきました!

◆ かなり近くまで接近してきました!

◆ うーん、ハッキリしてますよ

◆ うーん、ハッキリしてますよ

亀山島へ

◆ 船は亀山島へ戻っていきます

◆ 船は亀山島へ戻っていきます

ひとしきりワーワー騒いだ後、船は向きを変えました。亀山島へ直進し始めると、興奮も冷めたのか、ガイドのおじさんは北京語にもどりました。確かに戻りのほうが、島が亀の形にそっくり、というのがよくわかります。亀のしっぽや頭、よく似ています。途中上陸した人たちを船で拾いました。島は「火山島」とも言われますが、かつては小学校もあったほどで、数百人の人たちが生活していたそうです。

「亀山八景」ともいわれるこの亀山島めぐりツアーは『亀山の朝日』『亀島火山噴煙』『亀岩』『亀の卵』『亀の尾』『かさを被った亀山』『眼鏡洞の鐘乳石』『海底温泉』の八大自然の大不思議のことを指しています。
◆ カメの頭

◆ カメの頭

◆ カメのしっぽ

◆ カメのしっぽ

◆ 上陸した人たちが乗船、半ズボンは島で兵役についてるお兄ちゃんたち

◆ 上陸した人たちが乗船、半ズボンは島で兵役についてるお兄ちゃんたち

海底温泉

島八景の最後は「海底温泉」。紺碧のエーゲ海を思わせるようなきれいな海の一部分が、丸―く白くなってるので、あそこ、と言われたらすぐわかります。それに、船が近くまで進んでくると、硫黄の匂いがかなり強烈になってきます。海底火山から吹き上げてくるその場所は温度が110度。その周辺もあちこち白くなってますが、とくにその丸まってるところに集中しています。夜中にはブクブク泡が出てゆだっているそうですが、夜出発の船はないから、見られないのが残念。こんなところで落ちてしまったら、なんて考えるとゾッとします。この日の気温は32度くらいだったけど、この周辺はもっと熱いのです。ナビ、自然の不思議に感動してしまいました。
◆ このあたりの海水はもう温泉です

◆ このあたりの海水はもう温泉です

◆ 見えました!これが海底温泉!

◆ 見えました!これが海底温泉!

充実したツアー、帰港

船は港へ戻っていきます。1/4くらいの人たちがビニールを抱えていました。船酔いしやすい人には、ちょっと大変かも。前方へ乗ることをおすすめします。9時出発でお昼前には帰港しました。港にいるおっちゃんたちが、イルカは見えたか?なんて聞いてきました。「いーーっぱい、見えたよー」と言うと、「昨日出発の人たちは全く見えなかったそうだよ、運がよかったねー」なんて言われました。次回は、島への上陸もしたいものです。今回の旅で台湾の東部って、おもしろいものがたくさんあるのだというのも知りました。

ここまで来たら地方の名産は食べなきゃ。まず「鴨賞」。鴨の燻製をスライスしてねぎとあえたものや、茎が太い「空心菜」、魚のスープを夕食に食べました。ビールも忘れずに。「空心菜」は台北では見られないし、シャキシャキと歯ごたえもいけます。

ホテルへ戻ったら、ゆったりと温泉に浸かります。台北から近くなった礁渓は、台北県の烏来や北投みたいな感覚で、気軽に温泉だけ入りに来るっていうのもいいですね。以上、台北ナビでした。

※上記内容は取材時のものとなり、実際とは価格・時刻等異なる場合がございますのであらかじめご了承ください
◆ サメ肉

◆ サメ肉

◆ 鴨の燻製(うまい!)

◆ 鴨の燻製(うまい!)

◆ 空心菜(礁渓名物でこれまたうまい!)

◆ 空心菜(礁渓名物でこれまたうまい!)

◆ 魚のスープ

◆ 魚のスープ

記事更新日:2006-08-29

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-08-29

スポット更新日:2014-09-30

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供

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