李淵（リ・エン）占い

今回、占いをしてくださったのは、占い暦50年の、李淵(リ・エン)さん。ここ、占い横丁では20年、それ以前に自宅で30年されていたそうです。もちろん、日本語も達者で全く、会話の不便さは感じませんでした。占い師になるには、以前は師匠に付き、約3年間の修行が一般的だったそうですが、現在は専門の学校があり約1～2年勉強するとの事。どんな、勉強するんだろ？ちょっと、興味があるナビ･･･。そして、李淵さんの信念は常に修行(心がけ)を怠らない事。そして、占い師に必要なのは道徳心であり決して、「ここを直しなさい」などとは言わない、との事。真摯に占いと向き合い人に対して誠意をもって接している姿が印象的でした。この日は友達の徐さんも来店中。李淵さんは徐さんの日本語の先生だったそうですよ。（徐さんは以前、ナビも取材した天圃茶荘のご主人です）そんな李淵さんの人柄が呼ぶのか、以前にも、多くの取材が来ており、日本の有名どころの雑誌が多く紹介していました。以外(？)だったのは、女性ファッション誌が多かった事。この日も偶然、某日本の有名女性誌が取材にこられていました。

今回、ナビ1が占ってもらったのは「米粒占い」（500元）。比較的ごく最近の事を占う時に用いられ、例えば、健康や気になる相手との相性、適齢期の方は結婚など。3つまでリクエストできます。小さなお皿が3つ用意されており、まず始めに占う事を念じながら親指と人差し指で米粒をつまみ、各3つのお皿に入れるだけ。その米粒の個数で判断し占うというものです。もちろん、自分の名前や生年月日も必要ですよ。相性を占ってもらうには相手の生年月日もお忘れなく！易経（易占いの源の書）64経を元に李淵さんが米粒を数えて、まるで計算するかのように導いていきます。

そして、ナビ2は「四柱推命」（1000元）！この占いも有名ですよね。四柱推命は生まれた年、月、日、時、の4つの柱が基本となります。よって、この4つの柱は代わることはなく宿命を推し量れるものとなります。台湾では子供が生まれた時、まずこの四柱推命で占うとの事。例えば、学者向きだと判断されればその方向へ教育していくというわけです。5割、この運命は変わるものではありませんが、自分の行いや環境で残りの5割を変えていくことができるとの事。自分の将来、どのような方向に進むのがよい道なのか、自分にはどのような事が合っているのか、また、結婚や健康などなど広い範囲で占ってもらえます。

折角、台湾まで来てじっくり占ってもらうんです、ナビは断然、「四柱推命」がおすすめです！この場合、必ず、生まれた時間を調べておいてくださいね。

まず、ナビ１「米粒占い」ですが、ナビ1は結構、いい年なので･･･やはり結婚運が気になるところ。「出会いはあり結婚できるがそれを決めるのはあなたですよ。この口元のホクロ、最近できたでしょ。このホクロは、結婚しても食べ物には不自由しないよって事だよ。」そうなの、このホクロ、最近できたの！！結婚･･･まあ、できるのなら･･･

そして、ナビ2の「四柱推命」は、「お金には苦労しないし、結婚相手もお金持ちです！はじめはサラリーマンでも、その後独立して成功するような人！あなた自身が力を持ってる人ですよ！そして、あなたは頭がいいからこれからもっと、勉強するといいですよ！！」などなど･･･まだまだ勉強の意欲満々なナビ2。ずばり、心に響きました！占い最中、紙に書きながら分かりやすく説明してくれます。そして、その紙は最後に赤い封筒に入れて持って帰る事ができますよ。赤い封筒は「ご縁が来る」という意味合いもあるそうです。そして実際はもっと詳しく示唆してくれますよ。（プライベートも多々聞いたので･･･）ナビ1・2共にかなり、真剣に聞き入ってしまいました。

結局、自分次第！と感じてしまえばそれまでですが、今回の占いを機にナビは少し、勇気をもらったような気がしました。運命の岐路に立った時、結局、決めるのは自分。その方向次第でその後の運命は変わります。占いで方向を決められたとしても最後には自分なのです。だから、占いで傾向を知り、ナビ2のようにやっぱり、勉強したいと改めて思えたり、ナビ1はいつか来るであろう（？）結婚選択の岐路に立った時、自分の意思でしっかり見つめようと再度、思えたのでした。だから、自分次第といわれても決して、無責任にそう言っているのではなく、それが事実なのです。占いは指南してくれるもの。そして、占い同様、人生の先輩でもある李淵さんの話を聞くのも、かなりためになるはずです。

そうはいっても、やはり、占いは単純に面白い！根拠のある説明にやはり、納得なのでした。

今回、取材中に観光客の方で見学だけで占いは実際しない方も見受けました。すこしでも、興味のある方、是非、誘い合って占ってもらい、台湾のお土産として持ち帰ってはいかがですか？　以上、台北ナビでした。