台湾の音楽を牽引するライブハウス!台湾のよりすぐりオススメバンドも、オレンジレンジやTRICOなど、人気バンドのライブが至近距離で見れちゃいます♪
台湾大学と師範大学分校のすぐ近くにあるライブハウス「THEWALL」人気バンドになるための登竜門なんだそう
老舗映画館の地下にあるこのライブハウス、昼間は全く目立ちませんが夜になると大きな看板が目立ってます
こんにちは、台北ナビです。
今回ご紹介するのは、数々の台湾バンドを牽引してきたライブハウス「THE WALL公館」!
MRT「公館」駅から徒歩10分、老舗映画館の地下にあるこちらのライブハウス、入口はこじんまりとしていてちょっと薄暗い…というのも元々は廃墟だった地下室を改造して作られたのでその時のイメージも残すためにこういったデザインになっているのだとか。
螺旋になった階段を下りてまず目に入ってくるのは落書き風の壁に囲まれた音楽スタジオ。奥に進むとタトゥー屋さん、BAR、CDショップと以外と広いのにびっくりします。
台湾のインディーズから日本、アメリカのバンドまでさまざまな音楽が楽しめます
今回「THE WALL」について紹介してくれた企画のMAYさんと広報のMAVISさん。台湾大学の出身だそうで学生時代からよくここに通っていたそうです。
2003年にオープンして、今年10年目になる「THE WALL公館」。
「観客に音楽の生の感動を与える」をコンセプトに、多くのライブを行っています。台湾の有名バンド1976や伍佰(ウーバイ)、蘇打綠(ソーダグリーン)など、今は台北小巨蛋(台北ドーム)などで公演をするバンドも来たことがある、台湾のミュージシャンにとってはあこがれというべきライブハウスなんです!
台湾のアーティストに限らず、日本やアメリカからもACIDMAN(アシッドマン)やオレンジレンジなどの人気バンドのコンサートも行っているので、音楽好きにはたまりませんね~
色んな色が混ざり合ってとっても綺麗!飲みやすいので女性にもオススメですよ~
BARを通りかかると「前見えてます?」というくらい、前髪の長ーいお兄さんがすごく綺麗なカクテルを作っていたので味見させてもらっちゃいました!DITAやミドリ、クランベリージュースなどの赤・緑・青、色んなお酒を少しづつ足して最後に火をつけたらできあがり!THE WALLオリジナルのレインボーショットです。
火がつくくらいだから強烈なのかな?とドキドキしながら味見してみたら・・・意外!とっても甘くて何よりお酒が層になっているから一口一口違う味がしておもしろい!
メニューの種類は多くありませんが、飲みたいお酒があったら何でも作ってくれるそうですよ。
毎週金・土曜日は夜23:30~05:00までパブタイムがあって、音楽好きの仲間たちの交流の場になっているそう。バンドによっては公演後のパブタイムに出てきてくれるので話をしたり、仲良くなっちゃえます♪(18歳以下は入場できません)
台湾の熱~いインディーズバンドのCDもそろってます♪
CD以外にもTシャツなどもグッズも充実しています
バーの隣にはTHE WALLおすすめのアーティストのCDを販売しているCDショップも。CD以外にもグッズもたくさんあって見るのが楽しいです。
「今、一番オススメのバンドありますか?」と聞いてみたところ、「TEAM滅火器」が人気だそう。ライブも満員になるくらいで、若い世代に大人気らしいです。台湾に来たときはぜひチェックしてみてください!ちなみにCDショップはお昼の15:00~23:00までの営業になっているので、ライブ目当てじゃなくても気軽に立ち寄れますよ。
一押しの滅火器(消火器)はバンド名にちなんだミニ消火器をディスプレイしていてかわいかったです
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一般のCDショップにはないコアな台湾インディーズのCDを買うにはココが一番!
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台湾中に音楽の楽しさを広めたい!各都市に展開するTHE WALL
こちらは去年行われた野外イベントのポスター。今年も盛大に行われるそうなので要チェック!
公館にあるTHE WALL以外にも高雄に「THE WALL PIER-2」という野外ライブステージ、そして宜蘭に日本統治時代にタバコの販売をしていた建物をそのまま改築した「賣捌所」(売りさばき所)というカフェと、3軒展開しているTHE WALL、今は台中に4軒目のライブハウスを展開する予定だそう。
ライブハウス以外にもフェスの開催にも力を入れていて、2013年には8月8日から3日間、花博公園で7つのステージを用意しての「野台開唱」フェスが開催され、日本からはきゃりーぱみゅぱみゅやポルノグラフティ、パフィーが参加して大人気だったそう!そんな楽しそうなイベントがあったなんて!ちょうど夏休みで帰国していたナビは全く知りませんでした~(涙)今年も開催するそうなので、楽しみです!
LIVE開始~★
ライブの受付やチケット販売などなんでもこなす音楽好きのスタッフさん達
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20:00~始まるライブ。取材日は2バンド出演するみたいです
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ライブ会場入口でチケットを見せて、入場スタンプを押してもらいましょう!
地下の一番つきあたりにあるのが、ライブハウスのチケットカウンターです。THE WALLではライブは毎週水曜~日曜日開催で、WALLスタッフがオーディションで厳選した多種多様なジャンルのバンドが公演を行っています。
最近は日本のバンドも沢山来台していて最近だとオレンジレンジ、プラスチックツリー、TRICOなどのバンドがここでライブをしたそう。今年はPERFUMEやきゃりーぱみゅぱみゅが予定に入っているとか・・・!?ファンの方は要チェックです!
チケットは当日販売以外に先にセブンイレブンなどで購入することも可能です。公演スケジュールはHPでチェックできますよ。
中は飲食品の持ち込み禁止です(WALL BARでの購入品は可)
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入口でスタンプを押した後にこの重い扉をあけて中へ入ります~
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入口にある注意事項を守ってくださいね♪
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台湾のバンドは撮影可能なのですが、海外のバンドの場合は撮影禁止、荷物検査などがある場合もあります |
DJブースは会場の真ん中に。カーテンになっている部分を開けるともっと広いそう!
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ステージとお客さんとの距離が近い~!この近さで好きなバンドが見れると思うとドキドキです
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開始前の会場はガランとしていて思ったよりも広いです。なんとこの会場、横の壁をとりはずすともっと広くなるそうで、最大収容人数なんと700人!
ポイントはなんといっても舞台にすごく近寄れる所!ナビは一年前くらいに日本のバンドのライブを見に来た事があるのですが、日本だったら米粒サイズでしか見れないのに、触れるんじゃないかと思っちゃうくらいの近さで見られてドキドキでした~。
ポップな音楽とライトやスモークが合わさって不思議な雰囲気でした
取材日は2バンド両方とも台湾のバンドでした。ライブに来るのは1年ぶりのナビ、わくわくです~!
最初の「easy」はまだ新しいバンドだそうですがすでに香港などで海外ライブをするほど人気の高いバンドです。
MCで喋ってる時は普通の低い声なのに、歌うとまるで女の子みたいな高い声!透明感がある声とポップな音楽がとてもマッチしてましたよ
歌の雰囲気に合わせたスモークやライトの演出も歌にぴったりで、ちょっとさみしげな雰囲気をさらに引き立ててました。
一曲目からインパクトがすごい!さすがのベテランを感じさせるバンドです
2つめのバンドはまるでビートルズ???というようなちょっとレトロポップな洋服に、マッシュルームカットのヘアスタイルが特徴的なバンド「拾参樂團(13楽団)」。2001年に結成した実力派バンドです。メンバー全員が大学の美術科出身なので毎回衣装などにもこだわっていて、ライブでも曲と映像を合わせたパフォーマンスがあったりと、とってもおもしろいバンドです。
途中で来場してくれたお客さんにお菓子をくばったり、さすが14年のバンド!4人のメンバー全員MCが上手!お客さんもとっても盛り上がっていましたよ
音楽と共に週末を♪
皆で一緒に聞く音楽は一体感も加わって別格の楽しさ!週末はぜひ音楽と共に過ごしてください
中国語の歌詞で、わからない部分も沢山あったのですが、音楽って言葉がわからなくても楽しさや熱意を感じられてとっても素敵だなぁと改めて思わせてくれるとっても楽しい3時間でした。
台湾音楽から久方遠ざかっていたナビですが、こんな風に知らないバンドでもふらっと聞きに来て音楽を楽しむ週末っていいな♪台湾ならではの地元バンドもですが、特に日本のバンドは至近距離で見られるので、とってもオススメですよ~。
以上、台北ナビでした!