釣って、焼いて、食べて…3拍子で楽しめるエビ釣りへ行きました!市民の憩いの場をご案内します!
こんにちは、台北ナビです。台湾観光のアイテムのひとつに数えられているエビ釣。実はナビもじっくりと腰を落ち着けてやってみたことはありませんでした。で、ちょっと見物がてら、ホントに釣れるのかどうか、エビ釣に興じる人たちに混じり、観察してみることにしました。
まずはエビ釣場の分布するエリアですが、まずは「台北市内にはほとんど存在しない」と考えてください。郊外、または中和、永和など、台北市の周囲で見かけることはありますが、観光客が発見することは不可能に近いですね。そこで、唯一便利な場所が、故宮博物院から更に山中に入った外雙渓というところ。橋のたもと、渓流が向かいに流れる自然豊かな場所に、エビの釣堀が数軒並んでいる場所があるのです。
奥から「車輪」「双城」などがありましたが、値段はどうやら同じらしいです。季節によっては鱒釣もやっているそうです。数軒並ぶ中で明るくて入りやすかった「車輪」の入口では、コンロが用意してあり、真っ赤に焼けた串刺しのクルマエビくんが…。そう。ここは釣ったエビを、そのままコンロにいれ、DIYで焼いて店内で食べられるんです。調理場には調味用の塩もおいてあって、ちょっとバーベキュー風。
休日の午後、さすがに家族連れが多く、「午後の時間つぶし」といった様子の顔が並んでいます。池の周りをぐるりと囲んでしまうくらい、客は案外多かったです。料金を払い、釣竿、エサ、釣ったエビを入れるビクを受取り、開始です。
「釣れているのかなあ」と10分ほど見ていましたが、意外にあちらでもこちらでもポンポン釣れあがっている、というわけではなく池まるごと「釣れんな~」といった空気が流れています。ちょっといった日がまずかったかな。BGMは台湾語演歌を流していたので、とってもローカルなムードでいっぱいでした。
焼きあがったエビをつまみに糸をたれている家族がいたので「こんなに釣ったんですか?」聞いてみると、あまり釣れないので、店からエビを買って焼いて食べているんだ、と言っていました。上手な人は1時間で何十匹も釣りあげるそうですが、初心者ではなかなか手ごわそうです。
こういうところは、あせらず、無心で糸を垂れるのがよいみたいです。台湾ビールなどを片手にまったりと……
針につけた餌に、エビがくらいついたそのアタリを読み、すばやく上げるのがコツだそうです。要領がよければ初めての人でも釣れるそうですが、どうも要領が分からない、という方は、お店の人が教えてくれるそうですので相談してみてください。
「双城」では、海鮮を中心に台湾料理のメニューも豊富でした。釣堀の端で食事、というのも和やかなものですね。
その他の情報
エビ釣料金 1時間300元、2時間500元、3時間700元
以上、台北ナビでした。