埔里、霧社の先の清境農場は別名「台湾のスイス」とも。素敵なコテージに花乱れ、羊も遊びます!
中部の空気はおいしい!
こんにちは。台北ナビです。あまり行けるところじゃないと思いますが、今回は台湾のスイスを連想させる清境農場をご紹介します。台中から山中に入り、まずは沿路途中の埔里へ。ここの名物で細くてコシがきいたビーフンを食べてお腹を満たした後は、さらに奥へ入った集落・霧社にも立ち寄りました。ここには抗日の英雄、タイヤル族のモールダオナオのお墓がありました。てっぺんまで登ると向こうの方に霧社小学校が見えます。事件があったのは、ここの運動場だったと近所の方から聞きました。
きれいです!清境農場
清境農場は海抜 1,700 - 2,000m のところ。気温は15-23℃。ナビたちが訪れたのは、11月の末でしたが、夜の気温は10℃にまで下がりました。桃や梨、すもも、りんご、キウイ、キャベツなどの産地で、花ではとてもいい香りがする香水百合が有名です。
さて、本日泊まったのは「摘星」。星を摘むという名の通り、天窓がベッドの上に位置されていました(すべての部屋ではなくスイートになります)。こんなロマンティックな部屋で毎晩眠りにつきたいです。でも、これも清境農場だからこそ!台北の家に天窓があっても果たして星は見られるのか!(とナビは叫びたい)まあそれはさておき、空気がほんとおいしいです。外のテラスでコーヒーしながら、サトウキビをかじり、しばしおしゃべりに興じましたが、ああ、なんという幸せなとき。山々も美しく、左の彼方には合歓山。驚いたのは野性の鷹がヒューっと飛んでいまして、なんと近くに棲家があるそうです。この周辺は山小屋風のコテージやスイスを思わせるおうち風ホテルが近年増えました。台湾の中の異国にいるような。
■吹き抜け6人部屋
「摘星」
住所:南投県仁愛郷大同村栄光巷51号
電話:(049) 280-2946、0910-543786
FAX: (049) 280-3536
名産、美食もありました
「摘星」に荷物を置いて語らった後は「青青草原」に出かけました。入場料200元(土日祝日)。草原の中に散歩道、展望台、子供たちが遊べるアスレティック場などがあり、日中は羊たちがトコトコ普通に歩いています。季節によっては羊の羽毛刈りショーもあります。
おもしろかったのは、雲南料理レストランがなぜ?か多かったことです。聞けば蒋介石が台湾へ来られた国民党時代に、多くの雲南出身の人たちが清境農場に移り住んだそうです。ここで本場の雲南料理がいただけるとは感激!
観光名所がたくさん
霧社まで下りて来ると、もうひとつの道は有名な温泉地「盧山」につながっています。ナビたちは車での移動だったので、この後あと戻りをせず、山中へと突き進みました。合歓山、大禹嶺、梨山など、中央山脈の絶景を堪能しながら、そして武陵農場へ。武陵農場は、台湾の国宝魚であるタイワンマス(サラマオマス)の生息地でもあります。武陵農場内の国民賓館で昼食をとったあとは、武陵茶荘でお茶を一服。ここからは雪山への道も伸びています。また、このまま奥に入っていくと、武陵山荘や滝、吊橋などもあります。ここでも一泊したくなるほどのすばらしい景色と空気。 以上、台北ナビでした。