台湾煤鉱博物館に行ってきました。帰ってきてからナビに取り上げられていることを知りましたが,誰も口コミを書いてないみたいなので,情報提供の意味も含めて詳しめに書きます。
台北ナビでこの博物館のページを見つけられないまま,2008年の「地球の歩き方,台湾」のかつて石炭を運んでいたトロッコ列車に乗れるとの記事に魅かれて現地へ行きました。8月の平日のことです。
入口にはお客さんらしき姿はなく,料金所にいたおばさんにお金を払うと,電話番号の書かれた標識を指さされて「ここに電話して」とゼスチャーで教えられました。携帯なんて持ってない私は,電話しないと中に入れてもらえないのかとあせり,一生懸命身振り手振りで携帯電話のないことをなんとか伝えると,近くで作業をしていた別のおばさんに相談したうえで中に入れてくれました。
ちなみに,ナビの記事によれば,土日は係員が常駐しているので,私みたいなことにはならないみたいです。
が,入っても乗り場らしきものはどこにもなく,「がんばって上の乗り場まで歩いて」と中国語で書かれた(たぶん)看板に従って,途中朽ちた建物や線路,石炭を運んだベルトコンベアーを見ながら何百メートルも山道を登らなくてはなりませんでした。
そして,直射日光の照りつける中不安になりながら約5,6百メートルの坂道を登ってきてホーム手前に「迎えが来ないときは,ここに電話して」(たぶん)と書かれた入口と同じことを書いてあると思われる看板が見え,このまま取り残されるとがく然としましたが,数分ホームで待っていたら麦わら帽子をかぶったおばさんが私たち2人だけのためにトロッコ列車で迎えに来てくれました。きっと料金所のおばさんたちが電話で呼んでくれたんだと思います。
そこからは,念願のトロッコ列車(当然貸切)に揺られながら,博物館まで約1キロ強の旅を満喫しました。
博物館では,日常会話レベルの日本語ができる館長さんが,私たちに博物館の説明をしたDVDやらを見せてくれたり(中国語で説明はまったくわかりませんが,映像はそれなりに楽しめるものでした。),館内のことをさらっとですが,説明してくれたり,ナビのホームページ(HP)の記事を印刷したものを見せてくれました。
そして,ナビの記事で中国語も話せず,携帯電話もない自分が平日に事前連絡もせずにここへ行ってしまったことが無謀であったことに気づきました。またナビには,コーヒーや食事のことも書いてありましたが,これも平日はやってないみたいです。もし,これらを平日味わいたいのであれば,事前予約が必要でしょう。
ガイドが説明をしながら館内を周るのが,この博物館の見学スタイルのようですが,私たちは中国語がダメなので,館内の写真や展示物を見て,かつて炭鉱場の雰囲気を楽しむことしかできませんでしたが,それでも十分楽しいです。私たち以外のグループ数組は,中国語で1時間程度楽しそうにガイドしてもらってましたので,中国語がわかる方には本当にお勧めの場所です。
最後は,このグループといっしょにまたトロッコ列車で下の停留所まで降りました。
トロッコ列車で往復できて,200元というのは,ガイドのサービスが受けられなくても格安と思います。皆さん,ぜひ行ってみてくださいね。でも平日行く方で中国語がダメな方は,あらかじめメールして入口への迎えをお願いしておくことをお勧めします。
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