春を感じようと、ツツジ、桜などが満開になる陽明山国立公園の散歩コースを歩いてみました!
こんにちは、台北ナビです。まだ寒さがぶりかえす日もあるものの、ポカポカと暖かな日差しが春を感じる台湾では、2月から梅園が白い花で満ちる季節になり、梅の里・中部の南投県などでは梅祭りが開かれます。台北も負けてはいません。中山北路の市立美術館前の公園や、士林官邸のほか、台北の裏庭との誉れ高い陽明山国立公園でもツツジ、キンモクセイ、梅、桜がいっせいに開花するのが2月以降、ということもあり、週末の公園内は春の息吹を感じようとやってきた人たちでいっぱいになります。台湾の人たちはそこで家族や仲間たちとお茶したり、ゲームをしたりとそれぞれにピクニックを楽しんでいます。さて、陽明山とひとことでいっても、いろんなエリアで分かれていますし、施設もさまざま。その中から台北ナビがおすすめのスポットをピックアップしてお届けします。
陽明公園
花時計がトレードマークの公園。陽明山のバスターミナルの近くが前山公園。そこから15分ほど歩いた先にあります。陽明山の名前のもとになった文人・王陽明の像が立っていて、その周辺が遊歩道になっています。
MRTから直行のバス。
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この標識を頼りにしましょう
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お庭のあるカフェが自慢-草山行館
ここは昨年オープンしたばかりの展示室。日本時代の建築物であることは、廊下や庭を歩いているとよく分かります。故・蒋介石の別荘だったというだけに、保存状態がとてもよいのがオドロキです。採光を十分にとってあるのでとても明るくて開放的。中にあるカフェでは、正面の山々を眺めながらのんびりできるのです。
住所:湖底路89号(第一駐車場の隣)
TEL:(02)2862-1911
入場料:30元
ちょっとミステリアスなお屋敷
蒋介石の別荘 陽明書屋故蒋介石総統が避暑地として利用した元別荘。外は要塞、中は宮殿。写真などで蒋介石氏の人柄や生活の一部を垣間見られる一方、 昨年亡くなった宋美齢女史の部屋や寝室などがそのまま残されているなど、貴重な展示もあるのです。完全に開放されておらず、団体予約以外は1日に2回しか入場できません。来場の際はお気をつけください。
住所:中興路12号
TEL:(02)2861‐1444
入場時間:個人/9:00と13:30の2回 (月曜閉館)
入場料:50元
海芋の咲き乱れるお花畑も
「陽明山のお花畑」のイメージがすっかり定着したこの竹子湖エリアでは、バラ、カーネーション、ヒマワリなど、観賞用の花を売るフラワーガーデンが並ぶ通りが週末はいつもにぎわっています。最も人が訪れるのが、3~4月に咲きみだれる「海芋」。水芭蕉のように沼地に生える植物で、大きな口を開けたような真っ白い花弁が美しいのです。
白濁の温泉も待ってます!
陽明山へ温泉を目当てに行かれる方も多いと思いますので温泉情報をひとつ。白濁の硫黄泉でいかにも温泉らしい風情がある陽明山温泉ですが、源泉がいろんな場所にあるので、あちこちに点在しています。便利で探しやすいのは前山公園の中にある公共浴場。無料で気軽に入れるので、地元の人たちに混じっての入浴も悪くないですが、衛生管理は見たところいまひとつ。その点、浴室など清潔にしているのがバスターミナルの近くにある国際旅店へ。大衆浴場は狭いのですが、畳のある部屋には風呂場もついていてとても個性的な宿です。もっと豪華な気分を求めるなら、昨年オープンしたばかりの陽明山リッツホテルへ。レストラン、カフェなども充実。このエリアで最も存在感のある温泉リゾートホテルです。
陽明山中国麗緻大飯店:陽明山格致路237号 (02)2861-6661
国際大旅館:湖山路 1段7号 (02)2861-7100
カフェ?それとも山菜レストラン?
やはり台湾ですから、陽明山グルメをを外すわけにはいきませんよね。このエリアで取れるキャベツ、芋の葉など高原野菜を炒めた料理を出すレストランが付近には点在しています。特に集中しているのが菁山のあたり。菁山エリアでは温泉設備も整っていて、食事をすれば入浴料金が無料になるレストランもあったりします。それから、菁山といえば、ひっそりとした山道沿いに個性的なカフェも多いエリア。車で来るチャンスがあれば、探索してみるのも楽しいですよ。
烏来も花盛りで春を迎えます!
お花見が楽しめるのは陽明山だけではありません。やはり温泉郷のある烏来もまた、山桜が開花の時を迎えます。烏来は渓流のある街中から白糸の滝がある展望台までがドライブルートになっていますが、その山道の中腹の並木道がピンクの花びらに包まれ、とっても美しい景観を見せてくれます。さて、その烏来はここ数年で温泉施設が一気に充実してきました。特に高級な温泉リゾートに注目が集まっています。そのひとつが「春秋烏来」。川辺に面した露天風呂や、個性的なSPAがおすすめです。
以上、台北ナビでした。