士林官邸

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以前は総統官邸として使われた歴史あふれる公園。美しい花々にふれて静かなひと時をすごしてみませんか?

こんにちは、台北ナビです。台北は街中がエネルギッシュなので、ちょっとまったりしたいなぁと思う時もちらほら。そんな時、緑に囲まれた木陰でのんびりとお茶ができる、ヒストリカルなおすすめスポットがここ、台北市北部士林区にある士林官邸。ここは、中国大陸内戦敗北後、台湾へ亡命して国民党総裁になった故蒋介石元総統と宋美齢夫人が、蒋介石の亡くなるまでの26年間住居にしていた場所です。台湾の歴史上の人物がすごした優雅な生活が垣間見られます。2011年1月から故蒋介石元総統と宋美齢夫人の住居跡の1階部分が開放され、より注目を浴びるようになりました。アクセスもとっても簡単!MRT淡水線「士林」駅2番出口を下車後、左手へまっすぐ進めば士林官邸に到着します。
2番出口左のこの道をまっすぐ!

2番出口左のこの道をまっすぐ!

季節ごとの花々、昆虫で一杯!



決して大きいとはいえない台北の町ですが、公園が多いことに気付く方も多いはず!市民が緑を楽しんだり、交流を深めたり、散歩をのんびりと楽しむために、一等地に大きな公園をあちこちに残しているのは、すばらしい事ですよね。

この公園も一歩入ったら目に飛び込んでくるのは広々とした緑の芝生広場。蒋介石の宋美齡夫人はバラが好きだったらしく、広いバラ園が今も残されています。この日は、あまり花は咲いていませんでしたが、バラの見ごろは2月頃だとか。ほかにも11月には菊展が開かれていたりと、季節ごとの花が見て回れます。静かなひと時を過ごすにはもってこいの公園です。花の写真をカメラに収めようとする方がたくさん!


ここにあるのは花だけではありません。「生態園」まであるのです。大きな池の周りにたくさんの緑があり、昆虫、蝶々、カエルなど様々な生態が見えるはずだったのですが、ナビが訪れた時には何も見つけられませんでした。(涙)
カメさんしんどそう

カメさんしんどそう

「結婚写真」のメッカとしても知られている緑の広場





公園の中には中華と西洋をミックスした中西式庭園や蒋介石前総統と宋美齡夫人専用のチャペル(Victory Chapel・中は見られませんでした)など、各国のVIPも訪れた時代の盛況がうかがえます。
広い芝生の中では子ども達がバトミントンをして遊んでいたり、お年寄りが楽しそうにおしゃべりしていたりとそれぞれに自然を楽しんでいました。


ここは「結婚写真」にもよく使われるスポットになっているらしく、バラ園、噴水のある庭、古風な建物などを背景にタキシード姿の男性とドレスを着た女性が、ポーズをとってプロに写真を撮ってもらっている姿も見かけます。



ナビが訪れた時はなぜかポインセチアとデニムのコラボレーションが、見られました。説明書きなど特になく、各々芸術を感じて!と言わんばかりの異彩を放っていました。

屋外テラスでのんびりとお茶も楽しめます。





バラ園を曲がった所に屋外テラスのある喫茶店「Youth cafe」があります。入口には蒋介石夫妻の写真がかざられ、室内には蒋介石の写真や記念品などが販売されています。アイスコーヒーは大きなグラスで出され飲みきれないくらい!また、ファーストレディのランチや午後のアフタヌーンティーのメニューなどもあり、暑い日にはクーラーのよく効いた室内で涼むのがおすすめです。
店内

店内

Youth cafe

■夫人官邸早午餐(First lady’s break first and Lunch)
8:30-11:00 130元~350元 コーヒー付 。
■下午茶とランチセット 8:30~14:00迄 250元

故蒋介石元総統と宋美齢夫人が過ごした士林官邸正館

2011年1月2日から解放された士林官邸正館。こちらに入るには福林路の入口左にある予約券を取る必要があります。古跡を守るため一度に多くの人がたくさん入場することはできないのだとか・・・。10分毎に20人まで見学可能です。こちらを参観されたい場合はまず予約を取ってから時間になるまでゆっくり時間を過ごしてくださいねっ!(2011年6月まで参観無料。その後入場料100元)
福林路の入口右側にあります

福林路の入口右側にあります

予約券配布場所の横には宋美齢夫人の専用キャデラック!

予約券配布場所の横には宋美齢夫人の専用キャデラック!

ロッカーもあります

ロッカーもあります

大人気!

大人気!

玄関

玄関



さて、入っていきましょう!玄関から少し歩き、右手にあるお部屋が「穿堂」。ここは訪問客が来られた時に待っていただく場所。普通の家なら玄関で待ってもらうところ、特別にこういう場所があるのがさすが!ここには宋美齢夫人が描いた絵が飾られています(複製)。どの絵にもお花や竹が描かれ、自然を愛した宋美齢夫人の姿が偲ばれます。
玄関に飾られている置物

玄関に飾られている置物

豪華なイス

豪華なイス

宋美齢夫人が描いた絵 宋美齢夫人が描いた絵 宋美齢夫人が描いた絵

宋美齢夫人が描いた絵


奥に進むと「小客廳」がありました。直訳すると「小さい応接間」ということですが、一般ピープルのナビからしたら大きいなぁと感じてしまいます。お客さんが少ない時はこちらに通されたそうです。また、家族が集まる場所でもあったそうで、暖炉の上の壁には蒋介石元総統のお母様の絵が飾られています。蒋介石元総統はお母様をとても大事にしていたのだとか。蒋介石元総統に限らず、台湾の方は皆さんお母さんを大切にしていますよね!
お母様の写真

お母様の写真

フカフカそうなイス

フカフカそうなイス



「小客廳」の横には「餐廳」があります。こちらでご飯を食べたり、時には国内外の来賓を迎えレセプションも行われたそうです。こんなに大きなダイニングルーム。レセプションパーティも開いちゃうわけです。また、映画好きの蒋ご夫妻。仕事柄、街に出て映画を見ることは難しかったため、こちらと「小客廳」を合わせて、映画を放映していたとか。なんてVIP!
このテーブルを使ってご飯を食べていたことも

このテーブルを使ってご飯を食べていたことも

廊下にも気を配っています 廊下にも気を配っています 廊下にも気を配っています

廊下にも気を配っています



さて、1階奥の部屋にやってきました。ここは何ですか~という広さ。「大客廳」という名が付けられているのですが、さきほどの「小客廳」を小さいと言ってしまうのがうなずけるほどの大きさ。煌びやかなものは多くないのですが、置かれているものは見れば見るほど凝っていって、いいものであることがわかります。このお部屋の4隅に大きな丸の窓がありますが、ここに描かれている絵も宋美齢夫人が描かれたもの。ご夫妻は決まって入って左の真ん中のイスに座られたとか。そこから庭が一望できそうです。ナビはその向かいにあるイスがいいなぁと思いました。日差しを浴びて、フカフカのソファですやすや・・・。
(もちろん妄想です)
窓の絵もステキ

窓の絵もステキ

ナビお気に入り

ナビお気に入り






出口から庭に出ましょう。「花園」と名付けられた庭ですが、ナビが訪れた時には残念ながらお花はあまり見られませんでした。お庭には大きな鳥小屋があり、かつて文鳥や高麗鶯などを飼っていたとか。またお庭の真ん中には池があり、蒋介石元総統が静かにお魚にエサをあげたり、イスに座りながらゆっくりされたそうです。
鳥小屋

鳥小屋

残念ながら現在参観可能なのは1階の一部とお庭のみ。2階の開放はまだのようです。また、ナビが訪れた時はメディア向け開放だったため写真撮影が可能でしたが、本来は撮影禁止となっています。お気をつけください。

開館時間: 9:30~16:30
休館日 :月曜日、旧正月(大晦日~三日)、祝日、9月中の2週間(突然休館する場合もございます)
注意:古跡を守るため以下の事に注意してください。
・官邸正館内にはトイレがございません。参観前に公園内でトイレを済ませておいてください
・参観中は係の方の指示に従ってください。
・官邸正館内の物には触れないでください。
・飲食・ガム・檳榔・喫煙は固く禁じられています。
・官邸正館内は撮影禁止となっています。
・携帯電話・他電子機器の使用も禁止されています。

蒋介石元総統は中国大陸の方にも影響を与えた人物!ナビが訪れた時も中国大陸の方がたくさんいらしてました。歴史的にも貴重な場所ですが、ナビは緑いっぱいのこちらをブラブラするのが気に入りました。ゆっくりとした時間を過ごせることまちがいなしです!

2011年「士林官邸」菊展へ行ってきました!

この菊は

この菊は

なんと!

なんと!

1250本も咲いています!

1250本も咲いています!

この菊は

この菊は

317本!

317本!

こんなきれいな色もあります

こんなきれいな色もあります

2012年2月から、総統官邸の2FもOPEN!となりました! 2012年2月から、総統官邸の2FもOPEN!となりました! 2012年2月から、総統官邸の2FもOPEN!となりました!
2012年2月から、総統官邸の2FもOPEN!となりました! 2012年2月から、総統官邸の2FもOPEN!となりました! 2012年2月から、総統官邸の2FもOPEN!となりました!

2012年2月から、総統官邸の2FもOPEN!となりました!

この時期は見事な菊ばかり

この時期は見事な菊ばかり

官邸公園内には

官邸公園内には

礼拝堂もあるのです

礼拝堂もあるのです

入口入ってすぐ左の方に「慈雲亭」への登り口があります

入口入ってすぐ左の方に「慈雲亭」への登り口があります

ここを登って行くと、絶景が広がります

ここを登って行くと、絶景が広がります

時間がある方はぜひ!

時間がある方はぜひ!

バラの花もきれいに咲いていました バラの花もきれいに咲いていました バラの花もきれいに咲いていました

バラの花もきれいに咲いていました

以上ナビでした。


記事登録日:2006-06-28

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-06-28

スポット更新日:2014-03-18

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