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米倉をリノベーションした地元密着のアートギャラリー

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古くから農村として栄えてきた、台湾一の米どころ池上。この地に2007年オープンしたのが、アートギャラリー「池上穀倉藝術館(池上穀倉芸術館)」です。米の産地と芸術は、一見何の関わりもなさそうですが、多くの農民たちは、農閑期になると書道や絵画、読書などの芸術活動に勤しんできました。つまり彼らにとって芸術は暮らしの一部そのもの。そんな池上の文化とも言える芸術を後押しすべく、台湾好基金会が中心となってスタートしたのが、「池上穀倉芸術館」という訳です。
展示は池上に長期滞在して芸術活動を行うアーティストたちの作品を中心に並びます。これまで雲門舞集を撮り続けているフォトグラファーの劉振祥氏の写真展や人気作家の蔡康永氏&侯文詠氏のコレクション展などが開かれてきました。現在は文学家であり教育家、さらには書道家でもある臺静農氏の書道展が2020年11月まで開催中です。
また、その建物にも注目しておきたいところ。なんだか日本統治時代の建造物のようにも見える佇まいですが、実際は第二次世界大戦後の1958年に建築された米倉(米蔵)。元々は一般的な切妻屋根でしたが、採光と換気のよい越屋根に改築しました。2019年には遠東建築賞-リノベーション特別賞も受賞したほど、美しさが光る落ち着いた空間です。
そして、前身は精米工場「多力米故事館」の米倉庫だったというこちら。プロジェクトに賛同したオーナーの梁正賢さんの寄贈により現在の姿が実現したのだそうです。「多力米故事館」は「池上穀倉芸術館」の目と鼻の先。併設の「池上好店」では地元産の米を使った定食も味わえますので、併せて訪ねてみてはいかがですか?

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2020-08-25

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